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二大労総、最賃委前で野宿座り込み

21日に共同集会…労働界不参加の中、最賃委会議を強行

キム・サンミン(金属労働者) 2012.06.22 15:00

▲6月21日に最低賃金委員会が開かれたソウル本部税関前で「最低賃金委員会混乱糾弾二大労総決意大会」が開かれた。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

民主労総と韓国労総が6月21日、ソウル江南最低賃金委員会(以下 最賃委)前で 組合員4百余名が集まった中で共同決議大会を開いて委員会混乱運営を同じ言葉 で糾弾した。二大労総は決意大会後最賃委の前に座込場を設置、野宿座り込み に突入した。

二つの労総が最賃委の前で集会と座り込みを行う理由は、最賃委使用者委員と 公益委員だけで、二大労総の勤労者委員が参加せず、一方的に来年の最低賃金 を決めることになりかねないという判断からだ。この日も最賃委は、二つの 労総側勤労者委員が参加しない状態で会議を開いた。

両労総は4月「政府が最賃委委員構成に露骨に介入している」とし、会議不参加 を宣言した。雇用労働部が韓国労総勤労者委員の席一つを国民労総に与えて、 公益委員8人を労働界の意見を無視したままで一方的に委嘱したことが発端だった。 これに対して二大労総は最賃委公益委員の委嘱時、『労使団体の合意または 協議』を明示した国際労働機構(ILO)協約に政府が違反したとし、最近ILOに 提訴した。

▲6月21日ソウル本部税関の前で開かれた最低賃金委員会混乱糾弾二大労総決意大会で、労働者があなたのための行進曲を歌い、民衆儀礼をしている。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

二つの労総は5月にもパク・チュンソン誠信女子大教授の最低賃金委員長選出に 反対し、共同歩調を取った。パク教授は2010年「韓国の最低賃金の水準は経済 協力開発機構(OECD)会員国中6位」という研究結果を発表し、労働界から批判さ れた。だが最賃委は、二大労総の不参加にもかかわらず、使用者委員と公益委員 だけで集まり、パク教授を委員長に選出した。

最賃委は委員過半数の出席と過半数の賛成で案件を議決し、労使委員各3分の1 以上の参加を前提にしている。ただし労使委員が2回以上の会議出席要求をしても 出席しなければ、このような前提なく可能だ。労働界委員が全員参加しなくても、 全委員の過半数が出席し、過半数が賛成すれば良いと言うことだ。最賃委は、 労働界の参加の有無とは無関係に25日から28日まで毎日、全員会議を強行する 計画だという。

二大労総は来年の最低賃金は、時給5600ウォンにするよう要求している。反面 経営界は凍結を主張している。李明博政権になってから昨年までの平均の最低 賃金引上げ率は5%で、参与政府の時の10.6%、国民の政府の時の9%の半分水準に 過ぎない。(提携=金属労働者)

▲6月21日の最低賃金委員会混乱糾弾二大労総決意大会を終えた労働者が会議が開かれているソウル本部税関の前で労働者委員の参加なしに会議を強行した最低賃金委員会を糾弾するシュプレヒコールをあげている。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-06-23 00:32:07 / Last modified on 2012-06-23 00:32:08 Copyright: Default

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