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江南区露店摘発公務員「面倒を見てやる」...露天商セクハラ、恐喝

酒の席でのセクハラ、露天商団体の選挙介入に入札不正疑惑まで

ソン・ジフン修習記者 2012.03.13 16:58

江南区庁公務員が「面倒を見てやる」として女性露天商に接近し、セクハラと 恐喝をしたという主張が提起された。

江南一帯で露天商をして生計を続けてきたA氏は昨年7月、商売をしてきた所から 強制的に撤去され、露店ボックスも奪われて生きる道がなくなった。A氏がB氏に 会ったのははその時だった。江南区庁の街路整備課の公務員であるB氏は「私が 面倒を見てやるからどこででも自由に商売をしなさい」としてA氏に接近した。 B氏は露天商摘発と許可の権限を持つ公務員だ。

A氏の言葉によれば、A氏はB氏に会うたびに羞恥心を感じた。B氏は酒の席で 「2次に行って、モーテルに行こう」という発言をしたり、羞恥を感じる身体接触 を続けた。彼は「女一人で露店といえば、本来そんなものだろう」というセクハラ 発言もはばからず、A氏を酒の席に呼び出して酒代を計算させたりもしたという。

B氏はA氏を利用し、露天商団体委員長選挙にも介入を試みたという。昨年10月、 強制撤去に抗議するために江南区庁を訪問した露天商団体会員のうち、A氏だけ を別に呼び出したB氏は、特定の候補が当選すれば「江南一帯の露天商すべてを 撤去する」とA氏を脅迫し、団体会員の財産情報を渡せと指示したという。

そのため被害者A氏はB氏を告訴することにして、3月13日午前11時、江南区庁前 で労働露店連帯、全国露天商総連合などの露天商団体会員が記者会見を行った。

記者会見の参加者は、「撤去されたことで苦しむ露天商の席を保障すると言って 愚弄したのは詐欺であり、自身の地位を利用して女性露天商をセクハラし、強制 醜行したのは重犯罪」とB氏の行為を糾弾した。続いて「これは単に法的な責任の 問題だけでなく、公務員としての道徳的責任をの問題であり、これの責任は 明らかに江南区庁長にある」とし、江南区庁長の責任ある対処を要求した。

▲江南区庁の「先進市民意識定着運動」関連文書. 11の規格露店の無断運営事実が明示されている。

露天商団体は一日前の12日にも江南区庁の前で『核安保首脳会議』を口実にし た露店強制撤去を糾弾する記者会見を行った。この席でも公務員の不正疑惑が 提起された。区庁が認める規格露店ボックス事業者の選定とボックス製造納品 業者の入札過程に露天商が疑問を抱いたのだ。

公務員が規格露店ボックス11ケを露天商に売り、営業させ、無断営業が摘発さ れて強制的に撤去されたという主張だ。追加金(チップ)を受けてボックス事業 者を選定したり、実効性がないボックスをリコール、修理する代価としてまた 数百万ウォンの金品を恐喝したという主張もある。

これに対して露天商は責任者である江南区庁長との面談を要求しているが、 江南区庁長は無返答だ。

江南地域の露天商は強制撤去とセクハラ、公務員不正などの問題が解決するまで 抗議と闘争を続ける計画だ。B氏をセクハラ容疑で告訴したA氏は江南区庁前で 1人デモを続けると明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-15 17:26:31 / Last modified on 2012-03-15 17:26:35 Copyright: Default

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