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最低賃金委から民主労総が退場...法定タイムリミットを過ぎて30日追加会議

公益委員、125ウォン(2.9%)から最高470ウォン(10.9%)引上げ案提出

ユン・ジヨン記者 2011.06.30 10:48

2012年の最低賃金を決定を前にして、最低賃金委員会は法定時限の29日深夜12時 まで会議を進めたが、妥結できなかった。

最低賃金委員会は6月29日午後4時、9次全員会議を開いて詰めの交渉に突入した。 だが7次全員会議が修正案として提出した経営界30ウォン(0.7%)引上げ案と労働界 の1000ウォン(23.1%)引上げ案から、労使はこれ以上進展した案を出せず、交渉の 終盤の苦しみを味わった。

そのため、29日の全員会議で公益委員は、法定時限前の午後10時30分頃、時給 換算から最低125ウォン高い4445ウォン(2.9%)から最高470高い4790ウォン (10.9%)の区間調停案を提出した。だが民主労総所属の労働界委員4人は最低生計費 の基準も反映していない公益委員の案は認められないとし、退場を強行した。

退場後、民主労総は声明書を発表して「公益委員案は、最低賃金の決定時限の わずか1時間30分前に初めて出された案で、これまで公益委員がいかに無責任に 最低賃金議論を傍観してきたのかを見せる」とし「民主労総委員は、こんな形 で拙速に進められ、強引な使用者の言いなりになる最賃委会議は続けられない という立場を明らかにして退場した」と説明した。

また民主労総は、公益委員案の最低基準時給4445ウォンは、最低賃金法第4条に 規定された最低賃金の決定基準4項目のどれも反映しなかったとし、「無責任に 使用者の顔色を見るだけの公益委員は、自ら公益を放棄するもので辞任するのが 当然だ」と批判した。

一方、民主労総所属の労働界委員が退場したことで、使用者委員、公益委員、 韓国労総所属の勤労者委員を中心に会議を再開したが、意見を狭められなかっ た。そのため最低賃金委員会は6月30日の午後4時に、追加交渉を行う予定だ。

4時に予定されている最低賃金委員会全員会議に合わせ、労働界と市民社会団体、 野党などは最低賃金値上げを要求する記者会見と集会に突入する。民主労総は 午後4時、最低賃金委員会前で『最低賃金委員会糾弾緊急デモ』を行つて、最低 賃金委員会と野4党は全員会議1時間前の午後3時、最低賃金委員会前で記者会見 を行い、最低賃金現実化を要求する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-02 23:10:39 / Last modified on 2011-07-02 23:10:40 Copyright: Default

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