国防部、星州THAAD基地装備搬入中断…警察-市民対峙状況は終了

「われわれの闘争が装備搬入を防いだ。THAAD撤去まで闘争を続けよう」

4月12日午後2時、 国防部はTHAAD(高高度ミサイル防衛体系)基地工事装備の搬入を中断し、 警察と市民150人の対峙状況も終了した。

▲12日THAAD基地装備搬入進入路確保のためにチンバッ橋で市民と対峙した警察が撤収している。［出処:ニュースミン］

国防部と警察庁はこの日午前、THAAD基地から1.2km離れたチンバッ橋で座り込みをしていた THAAD反対市民の安全が憂慮されるとし、工事装備を進入させないようにした。 ただし、国防部とTHAAD反対団体は昨年11月にTHAAD基地に搬入した リフト車、掘削機などを持ち出すためのトレーラ12台だけを入れることに合意した。 座り込みをしていた住民たちも整理集会後に自主的に解散することにした。

THAAD源泉無効韶成里総合状況室のパク・チョルジュ状況室長は 「木金土15日までは工事装備搬入をせず、国防部と協議を続けていくことにした」とし 「われわれの闘争が装備搬入を防いだ。 これからTHAADが撤去されるまで闘争を続けよう」と話した。

国防部の関係者は「住民の安全が憂慮されるため、 国防部と警察庁が基地内の老朽装備だけを取り出すことにした」と話した。

イ・ソクチュ(64)韶成里里長は 「国防部も負担を感じたようだ。 住民代表の不法な工事現場の確認の要求は受け入れなかったが、 他の1人に対しては国防部も受け入れるといった。 われわれは不法軍事基地工事をしないのなら、 将兵の福祉施設工事などは受け入れるという立場だった。 不法軍事基地工事はだめだ」とし 「今後も基地工事をしてはならない」と話した。

▲12日THAAD基地装備搬入進入路を確保するためにチンバッ橋で市民と対峙していた警察が撤収し、THAAD反対市民が歓呼した。［出処:ニュースミン］

先立って国防部はこの日午前、THAAD基地工事装備を搬入する計画だった。 警察は工事装備を積んだ車両の進入路を確保するためにこの日の午前から警察4千人ほどを韶成里周辺に配置した。 住民は午前3時からチンバッ橋一帯に集まり、座り込みをした。 警察は午前10時35分頃に強制解散を試み、この過程で負傷者が続出した。 3人が病院に運ばれ、打撲傷を受けた市民も多数いた。

一方、国防部は来週にも また基地工事のための装備搬入を試みると発表された。［記事提携=ニュースミン］

▲12日午前、国防部によるTHAAD基地工事装備の搬入を防ごうとする住民と警察が対峙している。［出処:ニュースミン］

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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