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二日早い移住労働者の117周年メーデー

移住労組と6つの移住労働者共同体主催で開催

ビョン・ジョンピル記者 bipana@jinbo.net / 2007年04月30日13時33分

昨日ソウル駅では二日早い117周年移住労働者メーデー大会が開かれた。 5月1日はほとんどの移住労働者がメーデーとは無関係に工場で働かなければな らないためだ。結局今日の「メーデーを迎える移住労働者大会」は、移住労働 者は労働者でも労働者と認められていないも同然の労働者でしかない現実をあ りのままに見せた。

しかし集会に参加した移住労働者の顔は明るかった。集会に集まった移住労働 者たちは、麗水外国人保護所火災事件をばっさり切り捨てて、移住労働者がもっ と団結しなければならないことを再度確認させた。「117周年メーデーを迎え、 摘発追放中断、未登録移住労働者全面合法化、移住労働者労働権確保のための 移住労働者大会」という長い名前が語るように、移住労働者が戦い抜かなけれ ばならない現実は険しい。

北部支部のイショル支部長は、最近取り締まられた人々の数が90人に達し、朝 6時にも摘発班が押しかけているという現実を伝えた。現在、政府は5月に未登録 移住労働者の合法化方案を提示するというが、今まで政府から出てきた話を総 合すれば、決して受け入れられないためだ。移住労働者たちは選別合法化では なく、すべての移住労働者の全面的な合法化を要求している。

カジマン移住労組委員長は「移住労働者の労働権だけをきちんと保障するだけ で移住労働者問題はすべて解決される」とし「働く労働者がなぜ摘発の対象に なるのか」と怒った。「永住権を与える、ビザも与えるというが、受けられる 移住労働者はいない。政府が言うような方法では、絶対に合法化は実現されな い」と断言した。カジマン移住労組委員長は「6つの共同体などさまざまな国 の移住労働者が団結しなければ問題を解決できない」と団結を訴えた。

移住労組をはじめ、6つの共同体が共同で主催した今回の大会には、各国家別 の共同体の参加が高かった。バングラデシュ縫製工場労働組合活動家で、現在 は聖公会大NGO大学院で勉強をしているマフラーアプタルは「組織がしっかり していれば、社長と政府の悪法と政策を変えられる」とし、団結して戦うことが 最も重要だとまた一回強調した。

ビルマ民主化のために闘争するビルマ行動は色とりどりに顔に頬紅をさし、 「子供踊り」という民俗舞踊を見せて集会参加者に笑いをプレゼントした。そ してそれを踊った活動家が50才だという事実を明らかにして、また集会参加者 は拍手大笑いをすることもした。ビルマ行動は続いてフリービルマ(Free Burma)の歌を歌い、闘争の熱気を高めた。

ネパール共同体代表のボム・ラウディドーは、「今日がメーデーではないが、 こうして集まり、私たちは闘争している」とし「一緒にいることがうれしいが、 ここにいる人々は労働者と認められずにいる」とし、移住労働者の現実をひに くった。

参加者たちは決議文で、移住労働者は「この差別と搾取の国で事業場移動の禁 止、1年ごとの再契約、入出国禁止、家族招請禁止、長時間夜間労働を強要さ れ、奴隷のように暮している」とし「これが雇用許可制の現実」と言う。決議 文では「未登録移住労働者を量産し続けている雇用許可制の問題を解決しなけ ればならない」とし、「移住労働者の人権と労働権を確保する闘争を引続き展 開していく」と宣言した。

400人ほどの集会隊伍はソウル駅を出発し、明洞で整理集会を開いた。同日、 昌原でも移住労働者大会が進められた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:36:38 / Last modified on 2007-05-29 05:36:39 Copyright: Default

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