韓国:死んだ移住労働者を返せ | |||||||
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「ジメチルホルムアミドで死んだ移住労働者を返せ」釜慶共対委、 有害物質による中毒死を起こした会社の前で抗議集会 チョンヨヌ記者 adsjyw@jinbo.net / 2006年09月06日14時55分 「DMFで死んだ移住労働者を返せ」 「強制追放反対および未登録移住労働者全面合法化のための釜山慶南共同対策 委員会(釜慶共対委)」は、4月29日に釜山のノクサン工団にある皮革工場で、 ジメチルホルムアミド中毒で死んだ移住労働者金某氏の死について、6日午前 11時に死んだ移住労働者が働いていた(株)ペクサン前で抗議集会を開いた。 この日の抗議集会には、釜慶共対委に所属する釜山外国人労働者人権の会と、 韓国労働安全保健研究所、釜山地下鉄キップ売場解雇労働者現場委員会など、 10数人の活動家が参加した。 釜慶共対委、ジメチルホルムアミド中毒死亡事件再発防止要求 釜慶共対委はこの日(株)ペクサン前の抗議集会で、ジメチルホルムアミド中毒 死事件の責任者処罰と共に、今後の再発防止と有害物質取り扱い事業場におけ る労働者の健康権を保障することなどを要求した。これに先立ち、釜慶共対委 は釜山地方労働庁北部支庁前でも抗議集会を開き、北部支庁の安易な事後措置 と情報公開の拒否に問題を提起した。 労働部によれば、ジメチルホルムアミド(DMF)は致命的な毒性を持つ物質とし て知られるが、吸引時は体質によっては1ケ月以内に劇症肝炎で死亡する可能 性がある。そのため産業安全保健法では、配置前および配置後の1か月以内に 特殊健康診断を実施するようにして管理している。 死亡した移住労働者、肝機能悪化でDMF取り扱い不可にもかかわらず工程作業を継続 死亡した移住労働者金某氏は、2月の特殊健康診断で顕著な肝機能の悪化でジ メチルホルムアミドの取り扱いができなかったのに、勤務が可能と判定し、ジ メチルホルムアミド工程作業を続け、約80日後に死亡した。 労働部は7月13日、釜山P病院が産業研修生金某氏の特殊健康診断結果を誤って 判定したことで、劇症肝炎で死亡した責任を問い、特殊健康診断機関の指定を 取り消して15日から特殊健康診断業務ができないようにした。 釜慶共対委は(株)ペクサン前抗議集会で「移住労働者死亡事件以後、8月11日 に釜山地方労働庁北部支庁との抗議面談で、労働部の有害物質事業場管理監督 のいい加減さは、すでに限度を超えていることを確認した」と明らかにした。 釜慶共対委は経過報告で「(株)ペクサンではジメチルホルムアミド工程作業の 配置前健康診断を配置後に実施した。だが、北部支庁では(株)ペクサンが法に 違反している事実について、当該労働者が死亡した後でこれを認め、是正命令 をした」と強調して「ジメチルホルムアミド中毒死亡事件の事後措置として、 北部支庁から是正命令があったジメチルホルムアミドの使用中断、野外作業の 実施もまた全く守られていなかったということが、8月11日抗議面談の結果、 確認された」と明らかにした。 「北部支庁、事業場の営利を侵害する理由があるとして、関連資料非公開原則固守」 また釜慶共対委は「北部支庁では、釜慶共対委のジメチルホルムアミド取り扱 い事業場作業環境測定資料と特殊健康診断資料の情報公開要求に対して、関連 事業場の営利を侵害する理由があるとし、非公開原則を固守している」とし、 「労災死事件は企業による殺人行為にほかならないのに、関連事業場の営利を 理由に労働者の生命と直結する情報を源泉遮断している」と批判した。 この日、韓国労働安全保健研究所のイスクキョン執行委員は発言で「死亡事件 があったのに、まともな措置が取られていない。この会社には死亡した金某氏 以外に産業研修生が5人以上いる。彼らも死ぬためにここにきたのではない」 とし「労働者の健康は最も基本的な問題であり、積極的に事業主を処罰して、 ジメチルホルムアミドの使用中止を要求する」と伝えた。 一方、釜慶共対委はこの日、労働部の是正命令がきちんと守られているのかに ついての会社内の現場巡回と会社代表との面談、移住労働者との面談を使用側 に要求したが、使用側はこれを拒否した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-09-09 19:55:05 / Last modified on 2006-09-09 19:55:06 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |