韓国:文大統領は平和を語るが移住労働者には戦争 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
文大統領は平和を語るが移住労働者には戦争…移住労働者の生命も貴重移住・労働・社会団体が警察庁前で記者会見…殺人摘発の真相究明と責任者処罰を
チョン・ウニ記者 2018.11.07 13:17
警察の無理な摘発により転落して亡くなったミャンマー出身の労働者、 タンジョテイの死に政府には責任がないと発表され、 移住共同行動など労働・社会団体らが反発している。 未登録移住労働者のタンジョテイ氏は8月22日、金浦のある建設現場で仁川入管・外国人庁が行った摘発の過程で8メートル下の地下に転落した。 この時、現場を目撃していた同僚によれば、 摘発班が窓から逃げようとするタンジョテイ氏の足をつかみ、重心を失って落ちた。 摘発班はそれでも緊急救助措置は取らずに追加で摘発をした。 その後、脳死状態に陥ったタンジョテイ氏は4人に臓器を寄贈して死亡し、 死亡の原因は「自殺」と記録された。 その後、移住・労働運動団体はこうしたタンジョテイ氏の死には法務部や政府の責任が大きいのに、何の責任も取らない現実を告発し、 関連対策委(殺人摘発糾弾およびミャンマー労働者タンジョテイ氏死亡事件対策委員会)を結成し、 真相究明と責任者の処罰を要求してきた。 しかし10月31日、警察はタンジョテイ氏が逃走する過程で足を踏みはずして転落したと明らかにし、事件を終結した。 しかし対策委はこうした警察庁の立場は 全く信頼できないという立場だ。 まず仁川入管は摘発過程を撮影した映像、摘発計画書と報告書など、 タンジョテイ氏の死亡経緯に関する資料は一切公開していない。 また、この10年間で10人にのぼる死亡事故が起きる程、 摘発自体が極度に危険で、これを改善しなければならないという声が提起されてきた。 だが政府はまた摘発を強行し、事件を起こしておきながら診断や後続対策を出さなかった。 今回の警察の捜査結果は政府に無嫌疑の名分を与え、 危険な摘発を続けてもいいと事実上認めたわけだ。 対策委の記者会見は、このような苦しさと怒りの中で開かれた。 参加者は警察庁が徹底的に真相調査をして事故原因を究明しなければならず、 死を呼ぶ摘発と未登録移住労働者を量産する政府の雇用許可制を根本的に見直せと声を高めた。 民主労総のポン・ヘヨン副委員長は 「25歳の労働者が異国で自殺したという。誰の責任なのか。 摘発と追放政策による死亡だ。 政府は移住労働者のくやしい死に前で、むしろ無責任に摘発を強化するという立場を出している。 われわれは嘆かざるをえない。 民主労総はタンジョテイ氏のくやしい死が明らかになり、 死を呼ぶ摘発がなくなり、移住労働者の権利が保障されるまで連帯する」と明らかにした。 移住労働者労働組合のウダヤ・ライ委員長は 「未登録問題は政府の誤った雇用許可制のためだ。 政府が移住労働者の労働は必要だとしつつ、安全に働く権利は保障せず、 あらゆる差別と危険の中で移住労働者は働いている。 それでも雇用許可制により、多くの労働者が未登録移住労働者になるが、 法務部はまた極度に危険な摘発を行い、移住労働者の死を呼んでいる。 それでも韓国の警察はまたこの死の責任を移住労働者に転嫁するだけだ。 移住労働者も韓国経済に寄与している。 移住労働者の生命も貴重だ。 しかし差別されて死んでいく移住労働者の生命には誰も関心を持たない。 われわれはこの死の真相を究明することを強く要求する。 すべての移住労働者を合法化しろ。 強制追放をやめろ。 その日まで最後まで闘争する」と話した。 外労協のキム・ミソン運営委員長は 「文在寅政府は平和を語るが 未登録移住労働者には戦争をしている。 10月から始まった摘発が来年3月まで続く。 その間、タンジョテイ氏のように誰かがまた追われて落ちて死ぬかもしれない。 偶然に発生した事件、事故ではない。 死に至らせたすべての過程を明明白白に明らかにしなければならない」と強調した。 社会進歩連帯のチョン・ヨンソプ運営委員長は 「警察の人種差別的な態度も糾弾せざるをえない。 警察は最近100日間、外国人犯罪集中摘発期間と決め、 886人を検挙したと誇らしく明らかにした。 しかしこれは国籍・人種の差別だ。 ソウルや全羅道、または男性だけについて、 彼らを対象として犯罪を集中摘発するということと変わらない。 警察は取り締まり中にも東南、西南アジアの出身者などだけを対象にする。 人種差別的なプロファイリングだ。 墜落した別のタンジョテイ氏事件を調査する時も、 摘発班の陳述だけを聞いて現場にいた移住労働者の声を聞いたのかも分からない。 徹底した真相究明と処罰を要求する」と明らかにした。 対策委は記者会見の後、警察庁に抗議書簡を渡した。 警察庁の外ではタンジョテイ氏のくやしい死を明らかにするためのパフォーマンスが行われた。 人々は「殺人的な強制摘発、強制追放中断しろ」 「真相究明を要求する」 「あなたの冥福を祈ります」等の文句を記録した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-11-11 21:10:37 / Last modified on 2018-11-11 21:10:37 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |