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公営放送MBC死守闘争、シーズン2開始

イ・グネン本部長など連座座り込み開始

言論労組 2010.06.08 08:44

6月7日(月)午前8時頃、解雇されたMBCイ・グネン本部長とオ・ヘンウンPDが、 ソウル市汝矣島MBC 1階の「民主の場」で座り込みを始めた。「解雇で私たちを 屈服させることはできない」、「不当解雇撤回しろ」というスローガンを掲げ てイ・グネン本部長が連座を始め、懲戒された組合員たちが続々と合流した。

6月4日、使用者側の懲戒発表の直後、MBC本部執行部は社長室前で座り込みに入 り、今日のイ・グネン本部長と懲戒された組合員の連座座り込みで「公営放送 MBC死守闘争」シーズン2が本格的に稼動を始めた。

「懲戒の正当性は認められない」とイ・グネン本部長は断固として述べた。

青瓦台のMBC掌握の実体を暴露した「大家ジョイント」事件が迷宮入りし、真相 究明の方法としてキム・ウリョンの告訴を約束したキム・ジェチョル社長は、 今も色々な言い訳で履行せずにいる。「懲戒の背後には労働組合を無力化させ ようとする政治的な判断が作用したと見ている。今も、今後もそうするだろう。 キム・ジェチョル個人の判断だけでなく、権力と通じている情況証拠がある」。

イ・グネン本部長は、まともなMBC経営陣ならこんな形では決めないとし、MBC の歴史上最大規模の解雇2人を含む41人の懲戒も、政治権力のMBC掌握と同じ脈 絡で作動していると判断した。イ・グネン本部長は、オ・ヘンウンPDに対する 解雇を「私的な報復」とし「会社という公の組織の人事権・懲戒権が社長個人 の感情的な次元による私的報復手段になった」と憤慨した。

MBC本部は午前11時30分に汝矣島社屋でソウル代議員大会を開き、非組合員で懲 戒されたイ・チェフンPDと、MBC業務職支部のイ・サンヨプ支部長、キム・ボム ジェ事務局長に対し、組合員に準じる救済努力をすることを決意し、懲戒され た組合員を支援するために組合費0.5%値上げ案を案件に上程、議論した。今日 からすべての組合員が「不当解雇を撤回しろ」というリボンを着用してピケッ ティング、出退勤座り込みを再開することを決め、細部の闘争方案と日程は執 行部に一任した。

MBCのPD協会とMBC時事教養局のPDも声明を出した。

MBC PD協会は「不当な懲戒を直ちに撤回しろ」という声明で「今回の懲戒は、 私たちすべてに対する侮辱であり、暴力と判断し、最後まで連帯する」と明ら かにした。PD協会は「政権のMBC掌握の企図があらわれ、その不当さを指摘して 奮い立ってMBCを守らなければ、そのほうがむしろおかしい」とし、今回の懲戒 は「正当な行動に対する不当な懲戒」と規定した。

特に、「誰よりも自由な言路を持つべき報道機関が『自由』掲示板に書き込ん だ文の表現をめぐって懲戒を云々するのは恥ずかしいことだ」と指摘し「オ・ ヘンウンPDをはじめとするPDの自由な発言の何が『会社の秩序』を、どのよう に、どれほど『紊乱』するのか、具体的に明らかにせよ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-06-10 01:09:48 / Last modified on 2010-06-10 01:09:50 Copyright: Default

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