韓国:KBS記者協会、大統領選挙目前に製作拒否宣言 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
KBS記者協会、大統領選挙目前に製作拒否宣言候補検証番組に親与党の理事が「朴槿恵に不利」と追及
ソン・ジフン記者 2012.12.07 15:44
KBSの記者が大統領選挙放送の製作を拒否している。KBS理事陣の『朴槿恵(パク・ クネ)庇護』がひどすぎるという判断からだ。大統領選挙を10日ほど残した時点 で、記者が大統領選挙放送の製作を拒否するのは初めて。 KBS記者協会は12月6日夜に緊急総会を開き、『大統領選挙公正放送守護のための 製作拒否議決賛否投票』を行った。投票の結果、投票参加者183人のうち、 174人、95.1%という圧倒的な賛成で製作拒否を決意した。 これによりKBS記者協会は非常対策委体制に突入し、製作拒否の時期と方法などを 非常対策委に一任する。製作拒否突入の時期と方式は、7日の夜に開かれる 非常対策委の初の会議で決定する予定だ。 ▲〈時事企画チャン-『大統領候補を語る』編〉 [出処:KBS画面キャプチャー] 今回の事態は、4日に放送された〈時事企画チャン-『大統領候補を語る』編〉 をKBS理事会の与党推薦理事が「偏向的」と問題視したことで始まった。放送 翌日の5日に開かれた理事会で、与党推薦理事はキル・ファニョンKBS社長に 「朴槿恵(パク・クネ)候補に不利な内容があり偏向的」と指摘し、大統領選 候補検証団長に責任を取るよう要求した。 理事会の指摘に対しキル・ファニョン社長も「検証団が作った番組に不公正性 の余地があり、ゲートキーピングの過程に問題があった」と答えた。キル社長 はまた「事前審議を強化して、こうした事がないように再発防止に努める」と 付け加えた。理事会以後、キム・ジンソク大統領選候補真実検証団長は職務を 辞任する意志を表明して休暇に出かけた。 大統領選候補真実検証団は8月、言論労組KBS本部がストライキで復帰した時に 労使の合意で作られた機構だ。大選報道での公正性を担保する目的で発足した。 〈時事企画チャン-『大統領候補を語る』編〉も、大統領選候補真実検証団が 製作した番組だ。この番組は異例にも放送の前に審議室の審査まで経た。 3部作として企画されたこの番組で問題になった1部放送では、全国の成人男女 2900人を対象に、まず検証項目を世論調査した後、朴槿恵セヌリ党大統領候補 に関する正修奨学会など、5つの財団と5.16などの歴史観を集中的に検証した。 文在寅統合民主党大統領候補に対しては、FTA、済州海軍基地、釜山貯蓄銀行 調査宥和の疑いを集中的に検証した。 理事会が番組製作と編成に圧力を加え、社長がこれを受け入れる事態に対して 記者協会だけでなく、言論労組KBS本部などのKBS構成員がいっせいに理事会と キル・ファニョン社長の謝罪と辞任を要求しはじめた。 ▲ハム・チョルKBS記者協会長、キム・ヒョンソク言論労組KBS本部長、ホン・ジンピョKBSPD協会長(左から) [出処:言論労組] 言論労組のキム・ヒョンソクKBS本部長は「一度延期した後に放送された番組で、 今回は団長に対して不公正性を云々して責任を追及し、辞任の圧力を加えた」 とし「セヌリ党が真実検証団を問題にしてきたし、彼らが推薦した理事が動い たのではないか」と指摘した。 ハム・チョルKBS記者協会長も「理事会の介入は、KBS大統領選挙報道を無力化 する企画が本格化したことを意味する」とし「これは大統領選挙が終るまで続 きそうだ。内部では与党に不利な報道はできない雰囲気が形成されるなど、これ 以上悪くならない状況に来ている」と明らかにした。 キム・ウィチョル報道局ラジオニュース製作部長も「キル社長は、会社の正常 なプロセスを完全に通って放送された番組に放送の不公正性を提起することに より、組織構成員全体の名誉を深刻に傷つけた」と主張した。キム・ウィチョル 製作部長は続いてキル・ファニョン社長に「最近の事態を呼んだ理事会での発言 を公開で謝罪しろ」、「二度と報道と番組に不当な干渉をしないと対内外的に 宣言しろ」と要求した。 公正言論共同行動も12月7日に声明を発表し、与党推薦の理事とキル・ファニョン 社長の不公正放送の発言は「真実と公正性および公営放送の基本責務などを すべて捨て、どんな手段でも朴槿恵候補の当選に寄与しようとする誤った忠誠心 またはそこから何かを得ようとする醜悪な欲の結果で、視聴者を欺瞞し愚弄する 処置」と批判し、キル・ファニョン社長と与党推薦理事の謝罪と辞任を要求した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-12-09 11:09:26 / Last modified on 2012-12-09 11:09:27 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |