鄭ホンウォン、セウォル号惨事で「マスコミに報道協力を要請」

国会セウォル号緊急懸案質問「色々な経路を通じて伝えた」…「放送を知らなさすぎる」指摘

鄭［火+共］原(チョン・ホンウォン)国務総理がセウォル号惨事に関し、 言論に「報道協力」を要請したと話した。

鄭総理は5月21日、国会本会議場で開かれた緊急懸案質問で 「色々な経路を通じ、マスコミは正確な報道をしてほしいといった」と明らかにした。

鄭総理は「私が(珍島の)現場に行った時、家族の1人がマスコミが誤報やひどい話をたくさんしていて、家族たちの精神的な被害が大きい。 用語を正確に「言論を統制してくれ」と言った」とし 「私は今『言論統制』などは話にならないが、正確な報道をしてくれと、協力を要請するといった」と発言の背景を説明した。

鄭総理はまた「(海に)入った潜水士の士気が重要で、 こうした(潜水士の志気の盛り上げに役に立つような)要請はできるのではないか」と付け加えた。

新政治民主連合の崔敏姫(チェ・ミニ)議員は 「私が話したいことは、要請といっても放送の一線では圧力として受け取られる」と指摘した。

▲鄭ホンウォン)国務総理。(c)CBSノーカットニュース

鄭総理はまた「そうした世論の要請、要望があるということについては話せると思う」 と退かなかった。

崔議員は「このようにKBS放送を掌握し続けるということか」と問い直すと、 鄭総理は「このように報道をしろと要求したのは問題だが、家族の現況があって、 現地の必要があるので、そうした部分は参酌してほしいという部分については 協力を要請できると思う」と反論した。

崔議員は鄭総理に対し 「放送を知らなすぎる」と指摘した。

崔議員はまた 「青瓦台が報道局長ではだめなので、直接社長に電話をしてメッセージを送った」とし 「さらに(青瓦台が)人事介入をした」と鄭総理に質問した。

鄭総理は「青瓦台の広報首席が話したということは、私が知る限り今、 この事態が重大なので、捜索に専念できるようにそちらの士気を高めてほしいという趣旨で要請したということ」とし 「そのように言論報道を通じて確認した」と話した。

崔議員はこれに対して 「鄭総理が青瓦台の報道統制の事実をこの場で確認した」と話した。

だが崔議員は、青瓦台のKBS人事介入の疑惑について質問したが、 鄭総理は李貞鉉青瓦台広報首席が「海上警察の批判報道自制」を要請した背景を説明したものと読まれ、 的外れな答えをしたと分析される。

午後の懸案質問で正義党の鄭(チョン)ジヌ議員は 「セウォル号惨事に関連して、マスコミに協力を要請したことについての具体的な経路を明らかにしろ」と鄭総理に再度質問した。

鄭総理は「色々な経路を通して、そのような(珍島で会った家族らの)意を伝えた」とし 「閣僚会議の冒頭発言などで伝えた」と釈明した。 鄭総理は「閣僚会議に報道機関が登場するか」という鄭議員の質問に 「冒頭発言を通じ、取材する報道機関に伝えた」と付け加えた。

〈関連映像:国会映像会議録システム〉 崔敏姫(チェ・ミニ)新政治連合議員質問(関連映像は17分15秒から) 鄭(チョン)ジヌ正義党議員質問(関連映像は17分45秒)

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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