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『才能』が通報、『ネイト』が削除

才能教育の批判文、掲示板から削除

キム・ドヨン記者 2010.10.21 19:16

金氏は10月14日『ネイト板』に「金を稼ぐ才能は立派な教育会社、才能教育」 という題名の文を一つ書き込んだ。

座り込みをしていた労組組合員の家に才能教育が差し押さえをした事実を暴露 する文だった。たった数日で33,473人が読み、102本のコメントがつき、128人 に推薦された。

だが18日に入ってみると「板が存在しません」という案内が表示された。

ネイト側に問い合わたところ、担当者に確認して連絡すると言った。そして、 数時間後にネイトから電話の代わりにメールが一通きた。

「○○○様が登録された掲示物が、掲示板サービス運営ポリシーに違反したた め削除され、○○○様は警告措置を受けました。」

削除理由は「文書受付」だった。

金氏は才能教育が通報したと、100%確信した。

▲金氏が削除された掲示物についてネイト側に問い合わせた後に受け取ったメール

「再掲示したければ才能と合意しろ」

金氏はひとまずネイト顧客センター側に電話して、掲示物を何も言わずに削除 したことに抗議した。

ネイト顧客センターの職員は「相手方からの文書を受け付けたので削除した」 とし「当事者間でよく話し、当事者から『これは権利侵害ではないから再掲示 してもいい』という確認を受けてくれば、掲示物を復元する」と証明資料の提 出を要求した。

「当事者間で円満に解決すれば、当初から掲示板にくやしいと訴えもしなかっ たし、相手が権利侵害申告をして掲示物を削除することもなかった」と興奮し て話したが効果がなかった。このように答えただけだ。

「それは私たちの会社の方針です。」

金氏の心証のとおり、ネイトに文書を出したのは才能教育だった。

才能教育オンライン広報の担当者は、金氏が書き込んだ掲示物が「事実と異な り、自社のイメージを深く傷つけるので、正式な手続きでネイトに権利侵害の 申告をした」と申告の背景を説明した。

「文章は一方的に書かれている。労組を弾圧するために会社が仮差押さえをし たというが、法院が接近仮処分申請をしたのに彼らがそれを破ったから、罰金 になった。不法な行動をしたわけでもないのに、自分たちの問題には言及せず、 一方的に才能教育を悪意的に誹謗した。そして文の内容が事実かどうかにかか わらず、公衆に名前、会社の名前を出して誹謗しており、深刻な名誉毀損だ。」

大企業の前では色を失う表現の自由

情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律(情報通信網法)第44条の2に よれば、誰かが書き込んだ掲示物が権利を侵害したと主張して要求したときは、 事業者は遅滞なく削除、臨時措置をしなければならない。

チャン・ヨギョン進歩ネットワーク活動家は、今回の事件が「企業が臨時措置 (情報通信網法)を悪用して労働者と消費者の批判を抑圧するもの」と話した。

これは名誉毀損の主張に対する訴訟責任を避けたいポータル業者側の利害もからむ。

あるポータル業者の職員は「情報通信網法に基づいて『虚偽事実流布ほう助』 が適用された判例がいくつもある。普通は名誉毀損だが、掲示物の内容が虚偽 かどうかの事実関係を把握できないポータル立場としては、1%の可能性だけで もできるだけ保守的に処理する傾向がある」と伝えた。

一方、参与連帯公益法センターでは、8月30日にインターネットに書き込んだ掲 示物で、一方の権利侵害の主張があったりまたは紛争の素地があるという理由 で一定期間遮断(臨時措置)することは、憲法の表現の自由を侵害するとし、憲 法訴訟を提起している。

金氏はネイト板に同じ内容の文をさらに1、2回書き込んだが間違いなく削除さ れた。だが文章はブログやツイッターなど、他の経路で流通している。

そのためネイト板にもう一本の文を書き込んだ。今度は勝手に文章を削除した ネイトへの怒りも入れた。

「大企業ネイトの理解できない顧客応対」というタイトルの文で、彼は次のよ うな心配についてコメントした。

「この文もネイト顧客センターの権利を侵害したと削除するのではないかと心 配です。」

以下のURLで金氏が最初に書き込んだ文「金を稼ぐ才能は立派な教育会社、才能 教育」の原文を読める。

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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