韓国:「グラムシの陣地戦論」を引用してサムスンを称える李文烈 | |||||||
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「グラムシの陣地戦論」を引用してサムスンを称える李文烈[ファクトを満たすメディア批評]短いが再確認すべき先週のニュース
イ・ジョンホ蔚山ジャーナル編集局長(leejh67@hanmail.net) 2014.10.20 11:07
米軍がバグダッドを侵攻したイラク戦争の時、 米国人たちはCNNが報道する戦争遊びを視聴した。 米国の言論はまるで電子娯楽のように、 ミサイルの閃光がバグダッド市内を爆撃する戦争実況を生中継した。 ▲京郷新聞10月16日付8面 英国の新聞ガーディアンは、戦争から数か月後におかしな兆候を感じた。 オンラインの読者が大幅に増えた。 オンラインでガーディアンに接続した読者の40%が米国人だった。 自分の国、米国の多くのメディアがブッシュの戦争遊びを先を争って騒々しく報道しているが、 多くの米国人は最低の真実を求めてガーディアンやBBCに押し寄せた。 狂ったFOXニュースのアンカーはCNNを左派言論だと非難する中で、 世界最高を誇る米国の言論の自由は「資本の言論の自由」に化けて久しい。 どの米国の言論も、フセインが生化学武器を保有しているかどうかには関心がなかった。 米国の言論は「精密砲撃」というニュースアンカーの派手な話術の裏で、 病院とアパートまでが破壊されているのを知ることもできなかった。 ガーディアンとBBCを通じてのみ、こうした事実がなんとか断片的に報道されただけだ。 最低のバランス感覚を持つ米国人が、世界的な問題のたびに自国のニュースを無視して英国の言論に押し寄せる理由がここにある。 今度は中国政府が香港民主化デモを報道したBBC放送のホームページ接続を遮断した。 中国当局は中国人や香港の市民がBBCニュースに接続すると、 画面を黒く遮断する方法を使っている。〈京郷新聞10月16日付8面〉 ▲朝鮮日報10月16日付B2面 小説家の李文烈が10月15日、 サムスン電子ソウル瑞草社屋で開かれた水曜社長団会議でアントニオ・グラムシの陣地戦論を引用し 「サムスンのような大企業が(資本主義体制を守る)陣地のような役割を果たさなければならない」と話した。〈朝鮮日報10月16日付B2面〉 資本主義を転覆する方法論を提示したグラムシの理論をひっくり返した李文烈の発言は、 サムスンに対する最大の美辞麗句というしかない。 ところが李文烈があえてこのように叫び、強調しなくても、 サムスンはすでに体制を守護するためにさまざまな役割を積極的に遂行している。 現代重工が10月12日の日曜、突然役員260人ほどから辞表を受けた後、 四日後に81人を切る大々的な人事を断行した。〈朝鮮日報10月17日付B1面〉 新しく任命された人の中には大株主の長男もこっそりと割り込んだ。 歴史に例のない赤字のためだというが、赤字はすでに数年前から予告されていた。 ▲朝鮮日報10月17日付B1面/朝鮮日報10月18日付14面 船舶建造技術が向上し、船齢が延びたうえ、 2008年の米国発金融危機が全世界を強打したことで、多くの船会社が注文量を大幅に減らし、造船業不況はすでに2009年から始まっていた。 予告された不況を5年間、何をしていたのか、罪のないサラリーマンだけを切って、 それで自分の息子を昇進させるのか。 現代重工は役員81人を切った翌日、アジア競技大会アーチェリー国家代表選手団に報奨金8億8千ウォンを支給した。 金が腐って回るようだ。〈朝鮮日報10月18日付14面〉 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-10-21 00:33:16 / Last modified on 2014-10-21 00:33:18 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |