警察車の壁で封鎖されたFTA無効化大会、鍾路の路上で開催

光化門が封鎖され、鍾路1街の路上で韓米FTA無効化を要求

▲3日の汎国民大会で民主党の孫鶴圭代表、民主労働党の李正姫代表、国民参与党の柳時敏代表、ノ・フェチャン、シム・サンジョン統合連帯共同代表、進歩新党の洪世和代表など野党代表は、普信閣側への移動を阻止する警察を突破して普信閣前までデモ行進を行い、汎国民大会の空間を確保した。

▲鍾路1街交差点で連行される労働者

12月3日、韓米FTA批准無効化のための大規模汎国民大会が、3日夜に1万人を集 めてソウル市光化門-鍾路1街の道上で開かれた。この日の韓米FTA無効化集会は、 午後3時にソウル駅広場で民衆運動陣営の常設連帯体である『民衆の力』が韓米 FTA批准無効全国民衆大会を開き、午後4時に光化門広場で予定されていた韓米 FTA批准無効汎国民キャンドル大会へと、デモ行進をして続ける計画だった。 その後、午後7時には野五党が光化門広場で韓米FTA批准無効政党演説会を開く ことになっていた。

民衆大会を終えた2500人ほどの参加者は、汎国民大会に参加するために光化門 へとデモ行進をしたが、警察は光化門広場の一帯を車壁で取り囲み、源泉封鎖した。

▲鍾路1街交差点から光化門方向への路上で汎国民大会を開いた。

警察の源泉封鎖により光化門広場に入れなかった民衆大会の参加者は、教保文庫 付近の鍾路1街道路にあふれ出た。この過程で警察は一部の参加者を連行した。 また、個別に汎国民大会に参加するために光化門に来た参加者は、世宗文化会館 などに集まり、警察に集会を認めるよう要求し、教保文庫付近の路上を埋めた隊列 に合流した。

民主党の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表、民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代 表、国民参与党の柳時敏(ユ・シミン)代表、統合連帯のノ・フェチャンとシム・ サンジョン共同代表、進歩新党の洪世和(ホン・セファ)代表など、野党の代表も この隊列に合流し、普信閣側への移動を防ぐ警察を突破し、普信閣の前までデモ 行進を行い、汎国民大会の空間を確保した。

野五党と韓米FTA阻止汎国本は、午後5時に小型の音響システムだけで鍾路1街の 路上で汎国民大会を開いた。この過程で鍾路1街の交差点側に車両を通すため、 警察が参加者を内側に押したことで、一部の参加者と軽い体当たりになり、 1人がまた連行された。連行者数は10数人だという。

この日の大会に出てきた民主党の孫鶴圭代表は、「李明博政権とハンナラ党が 国会でかっぱらい処理すれば、一日か二日で収まるだろう、大統領が署名すれ ば一日か二日は騒いでも、そのうちやめるだろう、そう思ったとすれば、とん でもない思い違いだ」とし「李明博政権が国民にひざまずき『悪かった、韓米 FTAは無効にする』という時まで、国民の無効化の声は決して収まらない。無効 化まで力強く進もう。私たちのデモ行進は止まらない」と明らかにした。

民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表も「今はナ・ギョンウォン候補に投票 した保守的な判事だと自任する人たちさえ、韓国の大法院でまた再協議を検討 すべきだと言っている」とし「何かいい方法はないかと聞く人も多いが、今は いい方法を探す時ではなく、国民の99%が反対するのだから無条件に国民の前に ひざまずけと、皆が一緒に動くべき時」と強調した。李正姫代表は「12月10日 には100万のキャンドルと共に会おう」とし「来週の土曜には、新しい統合進歩 政党の名で皆さんに会う」と明らかにした。

午後7時に鍾路1街交差点付近で汎国民大会を終えた参加者は、明洞と市庁広場 を通り、清渓川付近までデモ行進をして政党演説会を続け、夜9時30分頃に解散 した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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