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姜基甲、「FTA折衷案、ひとまず毒を飲んで胃を消毒」

「戦う姿さえ見せなければすべて解決するという発想」

キム・ヨンウク記者 2011.11.14 11:05

民主労働党の姜基甲(カン・ギカプ)議員が、民主党の一部の議員による韓米 FTAのISD(投資家国家訴訟制)再交渉の約束についての折衷案(妥協案)は、 「『毒を毒と思って飲んではいけない』と話すが、『ひとまず飲んでから、 浣腸をするなり、胃を消毒するなり、これを吐き出させよう』という話」と 反論した。

姜基甲は11月13日午前の平和放送ラジオ「開かれた世界、今日」とのインタ ビューで「再協議を約束するというのは、契約書には毒素条項が多いので印鑑 を押さず、押さない状態での協議が容易なのに、それを知りつつ印鑑を押して 後でまた交渉して再契約しようという論理」とし「これは国民に対する真正性 がなく欺瞞的」だと強調した。続いて「韓国は行政府が交渉権を持っているが、 米国は議会が交渉権すべてを持っている」とし「下院と上院を通過したこの案 をオバマ大統領がこれを再協議をするというような答えをするのも難しいと思 う」と付け加えた。

姜基甲議員はまた「交渉して廃棄をさせるという約束を受けてくるわけでもな く、交渉をしてみるという約束程度」とし「両国が韓米FTAを批准して、発効に 1年かかるのか、10年かかるのかもわからない交渉内容を果たして『毒を飲んで、 一度やってみよう』と言うのは『今さえ適当にやり過ごして、戦う姿さえ見せ なければ全てが解決する』というような発想」と批判した。

姜議員は民主党の妥協派の数は多すぎると説明した。姜基甲議員は「民主党の 議員45人程が協議案に署名したり同意したというのは、とても水増ししている」 とし「ISDさえ再協議すれば食べられるような食卓ではないかと考えている方々 もいて、本当にISDだけでなく、さまざまな毒素条項すべてを問題にしている方々 も多い」と明らかにした。

ハンナラ党のチョン・テグン議員が韓米FTA与野の合意処理を要求してハンスト に入ったことについては「国会で争ってははいけないというような忠実な気持 ちに充ちた考えも持っておられるのかもしれないが、韓米FTAは得よりは失の方 が多いことの認識が広がっているようで、本当にありがたい」とし「共に手を 取りあって、こうした部分について共感を広げたい」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-14 22:28:44 / Last modified on 2011-11-14 22:28:57 Copyright: Default

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