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韓米FTA汎国本、金振杓院内代表の辞任を要求

与野政合意文に汎国本が強く反発...民主党の議員総会で反対方式をめぐり議論

キム・ヨンウク記者 2011.10.31 17:13

10月31日朝、ハンナラ党と民主党院内代表が署名した『韓米FTAに関する与野政 合意文』をめぐり、韓米FTA阻止汎国民運動本部は実効性のない合意文だと強く 非難した。汎国本はこの合意文に署名した金振杓(キム・ジンピョ)院内代表の 即刻辞任を要求した。汎国本はまた、「金振杓院内代表がこの合意文に署名し たのは、4.27補欠選政策合意の破棄であり、野党圏連帯の破棄」とし「汎国本 は民主党も含み、この合意文に同意するすべての議員を選挙で審判する」と明 らかにした。

民主党はこの日の午前10時に開いた議員総会で、与野政合意文をめぐる討論を 繰り広げた。議員総会の全般的な雰囲気は、現在の合意案には反対の雰囲気で あった。しかし民主党は、ISD(投資家-国家訴訟制度)関連の内容を除いて、 FTA批准案を処理しようという案と、本会議ですべての議員が15分ずつ反対討論 をしようという案を出し、またハンナラ党と会うことにしたという。事実上、 与野政合意文の追認は拒否したが、野五党合意に戻るのではなく、また野党圏 内部での議論の余地を残したわけだ。野五党代表が合意した内容は、18代国会 批准阻止、19代国会で破棄を含む再議論だ。

これに対してイ・ヨンソプ報道担当者は「すべての議員が政府が10+2再再協議 の案を受け入れなければ、すべて反対しようという状況」としつつ「ただし、 反対の方法をめぐり体当たりでも批准を防ぐのは難しい状況で、本会議ですべ ての議員が15分ずつ2-3日にわたり自由発言をして、国民がFTAの問題を理解で きるようにしようというなど、効率的な反対方案を議論した」と説明した。イ・ ヨンソプ担当者は、ISDを抜いて批准しようという案についても、「ISDだけを 再協議しようというのは結局、再協議の局面になり、それでは他の内容も議論 することになる」と戦術的な接近を強調した。

だが汎国本は、まず米国と協議を終わらせて、批准の有無を国会で処理すべき だと強調した。

汎国本政策諮問団のイ・ヘヨン教授は「与野政合意文には、ISDに関するいかな る具体的な実効性のある内容もない」とし「発効すれば米国にはISDを議論する どんな義務もない。しなければそれまでだ」と非難した。また「開城工業団地 の問題も、期間だけを調整して、毒薬条項には言及もしていない。毒薬条項が ある限り実効性がない。民主党が党論にした10+2再再協議案では、1cmの進展も ない」と評価した。

イ・ヘヨン教授はまた、「政府がサービス投資共同委員会と中小企業作業班の 設置に合意する書簡を交換したというが、これはこぶを取れと言ったのに、こ ぶを付けてきたようなもの」とし「共同委員会は細かく内政干渉できる。そん なものを追加的譲歩と言って国民を糊塗している」と非難した。

全国農民会総連盟のイ・グァンソク議長も、「農村のミミズが見てもまず批准 をして3か月後にその部分を調整して再契約するというのとんでもない交渉だ。 まず3か月間調整して批准するべきだ」とし「先に印鑑をついてしまえば、有利 な人々は絶対に聞き入れるはずがない。ミミズでも分かる契約の方式だ。そん な合意をするような国会議員は、資格がない」と猛非難した。イ・グァンソク 議長は、「民主党が野党圏の勝利以後、やっと新しい道に行くのかと思ったら、 今回の合意文は、民衆には天から失望が降ってきたようなもの」とし「民主党 が提示した13種類の農業被害対策は、96年代にもうすべて話された内容だ。こ れを二番煎じ三番煎じをして、農民は本当に憤慨している」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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