韓米FTA反対7000人、都心のあちこちをデモ行進

［総合］警察がデモ行進を阻止するために放水銃を配置...19時、市庁広場でキャンドル集会

［総合19:00］

労働者、農民約7千人による『韓米FTA批准無効』、『ハンナラ党解体』の声が ソウル市庁広場を埋めた。

全国から上京した農民は、ソウル市庁広場で午後2時に李明博政権審判・農漁民 決意大会を開いた。11月22日、批准案がかっぱらい通過した翌日から農民たち は全国各地のハンナラ党本部事務所を訪問して政権糾弾集会を開いてきた。 無所属の1人を除く地方区議員が全員ハンナラ党である大邱慶北の農民は大邱の ハンナラ党本部事務所前で李明博大統領の遺影を模した写真を火あぶりにする イベントを行った。

農漁民決意大会の後、午後3時からは韓米FTA批准無効、政権退陣汎国民大会が 続いた。汎国民大会に参加した農民は『民主主義』の遺影を持ち、ハンナラ党 は死んだという意味で喪服を着た。慶北青松から参加したチョ・ヒョンス氏は 「農民たちは皆死ねと言うのか。ひどい。ひと勝負しよう」と煮えたぎる農民 の気持ちを表わした。農民たちはシュプレヒコールのたびに「李明博、ハンナラ党 退陣しろ」と力強く叫んだ。

民主党、民主労働党、進歩新党などの野党の政治家も参加した。民主党からは、 チョン・セギュン議員をはじめ、十数人の議員が参加した。

進歩新党のキム・ヘギョン非対委員長は、「6年前に韓米FTA反対を叫び、警察 に殴り殺された故チョン・ヨンチョル農民を送って6年が過ぎた。野党の議員は 総辞職を決意してハンナラ党解体のために戦おう」と強力な闘争を訴えた。

民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員は、韓米FTA協定文24条5項を強調 し「まだ終わっていない。韓米FTAの効力停止特別法を作って廃棄しよう」とし、 汎国民的な戦いを訴えた。

この席で民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は、「野党が予算案を受け入 れなくても、ハンナラ党と李明博政権に責任を問う闘いが必要だ」と強調した。

民主労総のキム・ヨンフン委員長も「全国労働者大会の時、民主労総は韓米 FTAを強行採決すれば、政権退陣闘争をすると警告した」とし「今日の拡大幹部 ストライキを始め、政権退陣の戦いで民主労総が先頭に立つ」と明らかにした。

民主労総は11月23日、緊急産別労組代表者会議を開き、23日の拡大幹部ストラ イキ突入と汎国民大会総力集中を決めた。

汎国民大会の参加者は、午後4時20分頃「労働者、農民、キャンドル市民、野党 が立ち上がった。汎国民的闘争で韓米FTAを阻止しよう」という決議文を朗読し、 デモ行進を始めた。参加者は市庁広場から南大門方向へとデモ行進を始めたが、 警察は市民のデモ行進を阻止し、放水銃を配置して強制解散を要求した。その 後、参加者は『批准無効、ミョンバク退陣』のシュプレヒコールをあげながら、 乙支路、鍾路、明洞方面へと街頭デモ行進を続けた。警察は各地に兵力と放水 銃を配置して彼らを阻止した。

参加者たちは、午後7時に予定されている韓米FTA批准無効キャンドル文化祭に 参加するために市庁広場へ向かった。批准無効と政権退陣を要求するキャンド ル集会は、22日には3千人、23日には5千人と参席者が増えた。気温が低くなり、 警察の放水銃の鎮圧にもかかわらず、参加者は増えており、今後も警察との 衝突が予想される。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。