3千人が大漢門前で「韓米FTA阻止」のキャンドル

野党は全く信じられない...主権者の国民が直接始めよう

『韓米FTA阻止』の声が力を増している。11月5日午後7時、大漢門の前は韓米 FTA阻止キャンドル文化祭に参加した約3000人の市民が持つキャンドルで埋めつ くされた。

当初、キャンドル文化祭はソウル市庁広場で開く予定だったが警察バスと警察 が封鎖したため、大漢門で開かれた。参加した市民は「警察の車はどけ、どけ」 と叫び、市庁広場を開くよう要求した。だが警察は大漢門からソウル市庁広場 への横断歩道も封鎖した防いだ。

▲警察は車壁を設置して市庁広場への進入路を封鎖した。

午後7時、約2000人の市民のキャンドルで文化祭が始まった。時間が経つにつれ 参席者が増え、大漢門前は3000人になった。増え続ける市民でステージトラック 裏の路地までキャンドルの行列が続いた。

11月4日の朝鮮日報記事に『怪談流布者』として指定されたイ・サンフン氏が、 自由発言をした。彼は、ボリビアの水道水の事例は怪談ではなく歴史的な事実 だと朝鮮日報を批判した。彼は「ボリビアはオランダと投資協定(BIT)を結んだ。 そのことに韓米FTAとの関係は、ISDでボリビア民衆が被害を受けた」とし、 「ボリビアは97年にIMF救済金融を受け、水道水事業を民営化した。米国ベクテ ルがこの水道事業に投資した。人々が水道水を使わずに雨水を集めると、ベク テルは政府に抗議した。そして雨水にまで税金をかけた。本当の怪談を探した いのなら、韓米FTAで探せ」と話した。

参加した市民は巧みな比喩で李明博政権と韓米FTA推進勢力を批判した。ソウル 芸大文芸創作科に通うチュ・ヨンサン氏はシン・ドンヨプ詩人の『うわべは行け』 を改作して、朗読した。

「ネズミ野郎は行け。国会議員も中身だけ残して売国奴は行け。朝鮮・中央・ 東亜は行け。MBも行け。漢拏から白頭まで、放水銃を撃たずに農村に行け」と いう朗唱に市民は歓呼を送った。

この日も学生は自由発言をした。梨花メディア高校に通うある学生は「昼間の 話はネズミが聞き、夜の言葉はネズミが聞くというが、ここに集まった話をき いているのか」とし「大統領は聞く耳を持って目を開け」と話した。

民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員、民主労働党の李正姫(イ・ジョン ヒ)代表、国民参与党の柳時敏(ユ・シミン)代表、創造韓国党のコ・ボンギュン 事務総長など野党の政治家も参加し「野党圏連帯で韓米FTAを防ぐ」と発言した。 彼らは総選挙と大統領選挙で野党圏連帯を政権を審判すると強調した。

自由発言をした市民は、韓米FTAを推進した民主党をはじめ野党には原罪がある と批判した。ハンナラ党のホン・ジュンピョ代表も参与政府の時にはISDを批判 しただけに、無条件に野党は信じられないと指摘した。また、国会議員と政治 家を信じず、主権を持つ国民が直接立ち上がろうと声を高めた。

整理解雇撤回闘争をしている韓進重工業組合員20人もキャンドル文化祭に参加 した。自由発言の舞台に上がったチェ・ヨンジュン韓進重工業組合員は「韓米 FTAを推進すれば雇用は減り、整理解雇は増えるだろう。韓進重工業の労働者も 韓米FTA阻止の戦いに積極的に動く」と話した。11月4日、中央労働委員会は 韓進重の不当解雇申請を棄却した。

韓米FTA阻止汎国本は11月6日午後7時にも大漢門でキャンドル文化祭を開くと明 らかにした。7日からは汝矣島国会前で午後7時から、韓米FTA阻止キャンドル文化祭 を続ける予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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