民主労総・農民、MBに渡そうとした韓米FTA抗議書簡を破る

農民団体「韓米FTAを廃棄しなければ極端な決定も」

「韓米FTAを強行発効すれば、大統領は与えられた任期を全うできないばかりか、 民意を無視して手続的な混乱を繰り返したすべての責任を取るべきだ」

3月15日の韓米FTA発効を前に、民主労総は青瓦台近隣清雲洞事務所の前で 『韓米FTA発効中断要求および青瓦台抗議書簡伝達記者会見』を開き、このように 明らかにした。

同じ頃、すぐ近くで『韓国農民連帯』も同じような内容の記者会見を行った。 『韓国農民連帯』は「(韓米FTAは)史上最大の農業開放、史上最悪の農業抹殺交渉だ。 韓米FTA発効は農業農民農村の死刑宣告」とし「韓米FTAが発効すれば、韓国農業の 崩壊につながる」と明らかにした。

民主労総のキム・ヨンフン委員長は「反民衆的な韓米FTAを即刻破棄しなければ、 民主労総は全面ストライキを辞さない」と警告した。

全農のイ・グァンソク議長も「多くの庶民大衆が死んでいく韓米FTAに、国益という 言葉をつけるな」とし「労働者・農民の生存権を無視する政権は、きちんと長続き しない」と警告した。彼は続いて「FTAを廃棄すまで350万の農民は絶叫する気持ちで 闘争し、政権を審判する」と明らかにした。

▲抗議書簡を渡しに行く途中、警察に遮られた

記者会見のすぐ後、民主労総と韓国農民連帯は青瓦台に韓米FTA発効抗議書簡を 渡そうとしたが、警察の制止で遮られた。そのため参加者たちは「労働者と農民の 手紙も受け入れない大統領ががどこの国にいるのか」と鬱憤をぶちまけた。

［出処:破られた抗議書簡］

参加者は「手紙を受け取らないのなら、私たちもあえて渡さない」とし、 準備してきた抗議書簡を破り捨てた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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