韓国:政府、労働柔軟性のための非正規職保護対策を発表 | |||||||
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政府、労働柔軟性のための非正規職保護対策を発表非正規職量産には目を塞ぎ、見せかけの秋夕プレゼント
キム・ヨンウク記者 2011.09.09 23:53
政府とハンナラ党は9月9日午前、党政協議で「非正規職総合対策」を確定し、 発表したが、労働界と進歩陣営は秋夕を前にした体面のためだと非難した。 この日、党政が発表した対策は、△社会安全網および福祉の拡充、△差別是正 強化、△勤労条件保護、△正規職履行の機会拡大、△社内下請け勤労者保護、 △公共部門の非正規職対策、△共生協力の労使文化拡散を主な内容としている。 しかし今回の対策には、労働界が要求してきた実質的な非正規職対策はほとん ど含まれていない。労働界は社会問題になっている非正規職を量産するシステ ムを規制しろと強調してきた。そのために、参与政府の時期から期間制非正規職 の使用理由の制限を要求してきた。また、差別是正のためには同一労働・同一賃金 の保障や、労働組合が代理で差別是正ができるようにする方式を主な解決法として 提示してきたが、相変らず対策から抜けている。 ▲ハンナラ党ホームページ非正規対策広報バナー 非正規職を労働柔軟性と見る認識を変えろこのように政府が労働界の要求を無視した対策を発表したのは、まだ非正規職 を労働柔軟性の次元から見ているためだ。政府は今回の対策の基本方向として 「経済環境の変化に対応する企業の弾力的な人材運用と仕事・家庭の両立など 勤労者の必要もあり、非正規職活用は不可避だ」と明らかにした。したがって 非正規職が量産される産業構造はそのままにして、不合理な差別や脆弱階層に 対する社会安全網の脱落が問題だという認識だけで接近し、共生協力の文化の 拡散を強調した。非正規職の解決にこうした接近方式を取るため、非正規職の 差別改善と賃金、勤労条件改善などでも実効性ある対策を見つけるのが難しい という指摘が大きい。 政府は今回の対策で、まず社会安全網と福祉の拡充方案として、5人未満の零細 低所得勤労者の社会保険料(雇用保険、国民年金)を支援し、特殊形態勤労従事者 の労災保険適用を義務化すると明らかにした。また差別是正強化のために勤労 監督官の差別是正指導監督権限を強化し、差別是正申請期間を3か月から6か月に 拡大するという。昨年から物理的な衝突まで起こして社会問題になった社内下請 不法派遣問題は、政府がすでに発表した『社内下請け勤労者保護ガイドライン』 の遵守をさらに推奨すると発表した。 労働界は、社内下請け労働者の差別や特殊雇用労働者の問題は、元請の使用者性 保障や特殊雇用労働者性保障などの労働基本権を付与することが先決だと要求 してきたが、政府は非正規職問題を労働権問題と見ていない。 中秋控えて世論宥和用対策?特に、政府は中秋を控えて世論宥和用に非正規職総合対策というギフトセットを 出したのではないかと疑う見方も多い。 韓国労総は9日の論評で「秋夕を控えて電撃的に政府与党の非正規職総合対策が 発表されたが、大騒ぎする割に中身がない」とし「一言で政府の総合対策は、 非正規職差別の改善と賃金、勤労条件改善のために、注目できるような実効性 ある対策は見つけ難い」と批判した。 韓国非正規労働センターは、「なぜ中秋連休を控えて非正規職総合対策を発表 したのか納得できない」とし「名節が悲しい非正規職労働者を露骨に冷遇する 政策発表の時点が、現政権とハンナラ党の限界をありのままに示す」と非難した。 民主労働党のホン・ヒドク議員も「秋夕を控えて非正規職労働者への贈り物に しては、あまりにひどい」とし「総合的に見て『非正規職総合対策』はなく、 ただの『面目対策』でしかない」と評価した。 民主労総は「非正規職を減らす根本対策はなく『保護』だけに汲々とすると、 非正規職は減らず、さらに増える」とし「非正規職を画期的に減らす対策を講 じるべきで、こうした対策の真正性を示すには、現代自動車社内下請労働者の 問題のように、すでに懸案になっている問題をまず解決しようとする積極的な 姿勢を見せろ」と要求した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-09-10 10:22:15 / Last modified on 2011-09-10 10:22:16 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |