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「現代車労組・正規職の世襲案は残酷だ」

蔚山市民連帯「正規職労組中心の労働運動は反省しろ」

蔚山労働ニュース編集局 2011.04.20 15:10

蔚山市民連帯は4月20日に声明を出して、現代車労組がこの日の臨時代議員大会 に上程した長期勤続者の子女の優先採用要求案は、平等と連帯を重視する労働 運動の精神を傷つけるとし、代議員大会での否決と労組の謝罪を要求した。

▲現代車支部臨時代議員大会[出処:金属民闘委]

蔚山市民連帯は「非正規職の拡大、青年失業などで雇用不安が常時化した韓国 社会の問題を自分たちだけ既得権を守るような退行的な方式で解こうとするの は、正当でもなく、支持もされない」とし「現代車労組が韓国の労働運動で持 つ影響力と象徴性を考えると、こうした要求議論されること自体、韓国の労働 運動の退行と孤立につながるという点で残酷なこと」と評価した。

続いて「社内下請労働者を直接雇用しろという最高裁判決にもかかわらず、現 代車はまだ非正規職問題を解決せず、むしろ非正規職の懲戒と労組脱退圧迫が さらに深刻になっている状況で、同じラインで同じ労働をしても、賃金と雇用 の安定性でさまざまに差別される同僚を無視して、自分たちだけの雇用安定を 取っていくだけでなく越えて、正規職世襲という状況にまで駆け上がるのは、 韓国の正規職労働運動が直面する危機を見せるもの」と批判した。

蔚山市民連帯は「現代車労組は今回の案件を否決して、非正規職労働者とこれ まで労働運動に連帯し、支持してきた労働者と市民に謝罪しろ」と要求した。

また「非正規職が全労働人口の60%になり、青年失業、賃金減少など雇用不安を 正規職労組だけの利己主義的な態度では解消できず、弘益大環境美化労働者の 例のように、社会的な支持と連帯で解決するしかない」とし、「現代車労組の 反省だけでなく、雇用不安を加重させ放棄している使用者側と政府の変化が必 要だ」と強調した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-21 06:16:24 / Last modified on 2011-04-21 06:16:24 Copyright: Default

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