民主労総-米国労総、韓米FTA共同声明

妥結したFTAの問題が浮上、文言を調整中

オバマ米国大統領が米議会で韓米FTAを批准するために、11月にソウルで開かれ るG20首脳会議の時に李明博大統領とFTA関連の議論をする予定だが、民主労総 と米国労総(AFL-CIO)が韓米FTA問題をめぐり共同声明の発表を進めている。9月 8日、民主労総によれば、民主労総と米国労総は声明書の全般的な内容構成は糸 口をつかみ、具体的な文言を調整中だという。

両国労総のFTA声明書には、既に妥結した韓米FTAを両国労総がなぜ反対するか を再確認する内容で構成されており、主な内容は労働者、消費者、国民より企 業の権利を優先視する以前の貿易協定の問題が韓米FTAにもそのままあるという ことを含める予定だ。

また再協議のデッドラインを合わせるために拙速に交渉が進められていると指 摘し、世界的な経済危機が爆発した中で金融の部分規制の必要性が提起されて いるのに、すでに妥結したFTAは金融規制を制限する恐れがあるという内容も入 れる予定だ。

民主労総と米国労総はどちらも、既に妥結した韓米FTAがそのまま通過すること に反対することには意見が一致しているが、最終的な文言を微調整している。

民主労総の関係者は「政府は牛肉と自動車の分野で追加協議をするというが、 われわれは労働者が提起したすべての問題点をめぐって再検討すべきだという ことだ」と明らかにした。

一方、韓国政府は韓米FTA協定文は、一文字も直すところはないと断言している。 また、キム・ジョンフン通商交渉本部長は9月8日午前、KBSラジオに出演して 「米国は9月13日まで米国議会が休会中で、9月にいくつかの主幹したら10月中 には11月2日の中間選挙を中間選挙を前にまた休会に入る」とし「現在米国の政 府が米議会してFTA協議をするのは容易ではない状態と思う」と話し、今すぐ米 議会を通過するのは難しいと予測した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。