韓国:G20「国際イベントの華麗さの中に独裁の残影を見る」 | |||||||
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イ・ジョンヒ、「国際イベントの華麗さの中に独裁の残影を見る」『G20支持決議案』民主労働党議員は反対、チョ・スンス議員は棄権
ユン・ジヨン記者 2010.10.25 19:08
10月25日、国会は本会議を開いて『G20支持決議案』を賛成218、棄権12、反対 7で通過させた。反対票を投じた7人は、民主労働党議員全員とチェ・ムンスン 議員など一部の野党議員で、チョ・スンス進歩新党議員は棄権を選択した。 この過程でイ・ジョンヒ民主労働党代表は『ソウルG20首脳会議の成功的開催を 支持する決議案採択の件』に反対の立場を発表して「民主労働党は今回の決議 案に反対する」と明らかにした。 G20体制の発足初期は、新しい国際経済秩序への希望があったが、今年6月のト ロント首脳会議を経て、G20が先進国の金融危機の費用を新興国と庶民に転嫁す る姿が目立ち、期待が失望に変わったという。 彼は「為替レート戦争は、金融危機の発源地である米国がドル発行を増やした ことで深刻になった。G20は為替レート戦争の根本原因であるドル乱発には言及 もしない」とし「実効性ある対策を出せないG20で、新しい国際経済秩序を構築 できるという希望は遠い」と明らかにした。 続いて国会がG20の成功的開催のためにすべきことは、根も葉もない超党派的な 協力ではなく、冷静な批判と検討だと強調した。李代表は「国会がすべきこと は、韓国経済と新興国の立場に立って、効果的に資本の移動を統制する方案を 探し、李明博政権が進める『金融先進化』が毒か薬かを冷静に見ること」と指 摘した。国会が決議案で採択すべきことは、『無条件の』超党派的協力ではな く上のような問題についての超党派的な議論と協議という主張だ。 一方、4月に政府とハンナラ党が通過させた『G20警護安全特別法』への批判も 続いた。G20首脳会議を控えて露天商と路上生活者、そして移住労働者に対する 摘発が強化され、彼らの生存が脅かされているという。李代表は「国際イベン トの華麗さの中で、追い出された貧しい方々の境遇の中で、国民は独裁の残影 を見る」とし「祭りの陰を見ることが国民が国会に期待する役割」と強調した。 圧倒的な賛成票で『G20採択の件』が通過し、李代表は何よりも国会の役割を憂 慮した。李代表は「国会は資本移動規制のような方案を積極的に模索し、国際 イベントの裏で国民の基本権が押されることがないのか両目を見開いて監視し なければならない」とし「こうした問題を隠して『各国の首脳が集まるから目 をとじよう』と国民に申し上げることはできない」という所信を明らかにした。 一方、チョ・スンス進歩新党代表の棄権票への関心も集まっている。これまで G20首脳会議に対して着実に批判的意見を堅持してきたチョ代表が、一部の野党 議員が選択した『反対』ではない『棄権』を選択したのが意外だという反応だ。 これについて進歩新党の関係者は「チョ・スンス代表はG20首脳会議には貧困、 気候問題などが議題として含まれているが、主な議題とは思われず、まさに国 民への影響を考慮すると、賛成できないという立場を持っている」と説明した。 続いて「ただし最近、安商守代表を訪問した時、アン代表が『与野を問わず助 けてほしい』という要請があった」とし「これにチョ代表も成功裏に行われる ように望む気持があると述べ、棄権票はこうした状況が反映されたのではない か」と明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-10-27 00:30:51 / Last modified on 2010-10-27 00:30:53 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |