韓国:警察消火器乱射、まっ白な光化門 | |||||||
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警察消火器乱射、まっ白な光化門[8日01:30]キャンドル参加者は、はしごとロープを動員して激しく対峙
特別取材チーム/ 2008年06月07日16時58分
現在、光化門の世宗路交差点は警官が撒いた消火器の粉で濃い霧が立ち込めて いるようにかすんでいる。 夜12時40分頃から世宗路交差点に集まった市民は、デモ行進を阻止する戦闘警 察バスの鉄格子の窓を壊すなど、大統領府にデモ行進する意志を強く表現した。 戦闘警察のバス中にいた戦闘警察は、壊れた窓から参加者たちに消火器を噴射 した。 どこかでいくつかのはしごも登場した。参加者がはしご十本ほどを戦闘警察バ スにかけ、車の壁を乗り越えようと試みたが、戦闘警察にはしごを奪われるな ど、激しい対峙が続いた。この渦中で戦闘警察は消火器を噴射し続けているが 参加者たちはこれにかかわらずに引続き車壁の前を守っている。 はしごで戦闘警察バスに上がろうとしていた市民たちの頭上に戦闘警察が盾で 打ち付け、ある市民が盾で頭を殴られた。戦闘警察バスの上にのぼることに成 功した数人の市民は、バスの上の戦闘警察に取り囲まれて姿を隠した。現場は 非常に混雑しており、連行者と負傷者はまだ把握されていない。 戦闘警察が噴射したばく大な量の消火器の粉をふき飛ばそうと、旗が前に出て きている。市民たちは「旗、前へ!」を叫んでおり、旗を掲げて前に出てきた 人々は旗竿を力強く振って消火器の粉を少しでもふき飛ばそうとしている。 戦闘警察バスにロープを縛った一部の市民は車両を引き寄せており、警察は消 火器を乱射し続けると同時に「不法集会を直ちに中断して下さい」という警告 放送をしている。市民はこれに「お前たちが不法だ」という叫び声で対抗して いる。 「戦闘警察が何の罪か」あちこちで対峙 独立門方向に行進し、社稷トンネル前で警察の車壁に遮られた一部の行列は、 現在ほとんどが光化門の世宗路交差点に戻っている。 参加者たちは社稷トンネル前の高架道路で戦闘警察バスによってデモ行進方向 が遮られると、「ウッシャ、ウッシャ」と大声を出して戦闘警察バスを押した。 横にいた戦闘警察バスには誰かに黒いスプレーで「オ・チョンスは退け」とい う文字が書かれた。ここでは統一問題研究所のペク・キワン所長が出てきて、 戦闘警察バスを押す人々を励ました。夜11時40分頃、ここにいたほとんどのデ モ行進隊伍は足の向きを変えて光化門にきたが、まだ数百人の市民が立ち去ら ずにいる。 デモ行進の途中、鍾閣駅から曹渓寺方向に曲がり、安国洞三叉路で戦闘警察の バスの壁に遮られたもうひとつの行列は、現在まで車両の前で対峙している。 市民たちは戦闘警察バス一台の鉄格子の窓を壊してバスの中にいた警官に道を 防ぐなと抗議している。車両の中にいる戦闘警察は、壊れた窓を必死に盾で防 いでいる。安国洞に集まった300人ほどの市民は「戦闘警察に何の罪がある」、 「車をどかせ」というシュプレヒコールをあげている。 一方、最大の参加者が集まっている光化門の世宗路交差点でも夜12時20分現在、 市民たちが戦闘警察車を押すなど、休むことなく対峙している。夜11時30分頃 には男性二人が戦闘警察バスに上がり、バスの上の戦闘警察と体当たりをする など、危険な状況があった。 李舜臣将軍銅像前の市民たちは、あなたのための行進曲、広野、朝つゆなどの 歌を歌ったり「暴力警察は退け」、「平和デモを保証しろ」などのスローガン を叫び続けた。車の壁に密着して対峙している市民たちは、戦闘警察バスの窓 の鉄格子を壊そうとしている。 前では間けつ的に戦闘警察バスを揺らしているが、後方の市民らはアマチュア ロックバンドが現れて祭りの雰囲気だ。音楽の専門家ではない大学生だという このバンドは、ドラムまで動員して周辺を公演会場のようにした。夜12時30分 現在、参加者たちは三三五五集まって「ポポポ」の替え歌を歌ったり手をとっ てくるくる回りながらアリランなどを歌っている。 「今日は必ず大統領府に行く」社稷トンネルに向かう ▲西大門ロータリーに向かって、行進する市民 ソウル市庁広場でのキャンドル文化祭を終え、デモ行進を始めた市民は午後9時 20分頃、光化門の世宗路交差点に到着した。デモ行進が始まると人波がさらに 増え、15万人に迫る市民が参加している。李舜臣将軍の銅像の前はいつものよ うに警察の戦闘警察バスで水も漏らさないほど遮られている。 あらかじめ世宗路交差点で行列を待っていた2千人ほどの市民は、世宗路交差点 の車の壁の前でシュプレヒコールをあげたり、小さなアンプと拡声器を持ち出 して警察を糾弾している。また500人ほどの市民が近くの朝鮮日報社前に集まり、 「朝鮮日報はゴミだ」、「朝鮮日報は門を閉めろ」と叫んで怒りを表わした。 世宗路交差点前の車の壁は、今日も市民の芸術行為(?)で色とりどりだ。市民た ちは戦闘警察のバスの窓に、持ち出したピケやキャンドルをさしたり、色とり どりのスプレーで「李明博アウト」、「李明博弾劾」などのスローガンを書い た。ユーモラスな内容の横断幕と落書き、不法駐車ステッカーなどが共に組み 合わさっている。夜10時現在、世宗路交差点に車両自由発言台が用意されて、 自由発言の希望者が集まっている。 ▲独立門を通って進んだ行列は、社稷トンネル付近で警察の車の壁に遮られた。 一方、大学生を筆頭におよそ1万人の市民がデモ行進の途中、西大門側に方向を 定めた。彼らは予想と違ってミグン洞の警察庁舎前には行かず、西大門ロータ リーから独立門方向に曲がり、夜10時現在、社稷トンネル前の高架で警察とぶ つかっている。 高架道路の両側は戦闘警察のバスで進入できない状態で、高架道路の上では警 官が見下ろしながら採証写真を撮影している。車の壁の前に集まった市民たち は「大統領府に行こう」と言って大統領府方向に向かいシュプレヒコールをあ げている。世宗路交差点でこの知らせを聞いた市民のうち数千人が夜10時30分 現在、社稷トンネル方向にデモ行進を始めた。 これとは別に一部の行列は曹渓寺を通り、安国駅三叉路に到着している。 「再協議はできない?」10万キャンドル怒り ▲市庁広場と世宗路をぎっしり埋めたキャンドル 米国産牛肉全面開放に反対する72時間リレー国民行動三日目、夕方のキャンドル 文化祭は、ソウル市庁芝広場で順調に進められた。市庁広場を中心に光化門の 教保文庫、徳寿宮大漢門、清渓広場まで立ち並んだ市民は、主催側推測で10万人に 達する。 キャンドル文化祭の舞台には「できるまで集まれ! 行こう、6.10へ!」と書かれ たプラカードがつけられている。市民たちはあなたのための行進曲と憲法第1条、 朝つゆなどを合唱して「李明博は退け」、「再協議を始めろ」、「国民が勝 つ」、「行こう!6.10へ」等のスローガンをかわるがわる叫んだ。 今日のキャンドル文化祭では、昨日李明博大統領が仏教界4大宗教団体総務院長 と会った席で「再協議はできない」と釘を刺したことへの怒りが溢れた。キャ ンドル文化祭の司会者は「何ものにも代えられない国益である国民の健康権を 放棄しながら、今になって『再協議といえば他の国益が損傷する』という李明 博大統領、ハングルを知らないだけだと思っていたら、論理的にも問題が多い」 と糾弾した。 京畿道ソンナムからきたという50代の男性は「国民の生命を犬豚の生命と見る 交渉をそのまま押し進めるというのから、こんな傍若無人がどこにあるか」と し「李明博大統領の目の高さは、本来1パーセントの土地金持ちだけに合ってい る」と話した。また李明博大統領が「そんなに多くのロウソクはどこから出た かむと発言したことについて「ロウソクがどこから出るかって、ロウソク工場 だろうが」として「自分が作った清渓川とソウル広場で市民が集会をするのは 自分が作った遊び場で自分が倒れ、自分が掘った井戸に自分が落ちるようなも の」と嘲弄した。 昨日、韓昇洙国務総理と大学生との面談の席で総理を困らせ、インターネット 検索語1位の「高大女」を作った高麗大学校の在学生、キム・ジユン氏も、李明 博大統領の「再協議不可」発言に「国民が死のうが死ぬまいが、携帯電話と自 動車をもっと売ろうという発想、本当にビジネスフレンドリーだ」とし、「30 か月未満の赤身の肉だけを輸入する時も、5回も骨片が発見された事実を忘れる な」と指摘した。キム・ジユン氏は「6月10日、百万の叫びで脳に穴が空いた政 府を完全に引き下ろし、第2の6月抗争を作ろう」と訴えた。 発言台に上がった人権団体連席会議活動家のパク・チン氏は「昨夜も女性たち の髪をつかんで暴行したり、警官の間から盾で殴るなどの警察暴力が発生した」 とし「釜山APEC会議で、平沢米軍基地拡張阻止闘争で、多くの市民を法律違反 者にして暴行したオ・チョンス警察庁長官がこれをあおった」と話した。また 「オ・チョンス庁長が京畿警察庁長だった時、華城連続殺人のような凶悪犯罪 は減らせない無能な政治警察」とし「ぜひオ・チョンスを引き下ろさなければ ならない」と話した。 パク・チン活動家は「集会デモの自由は皆さんの基本権であり自由だが、不幸 にも国会ではマスクをかぶった人の集会の出席を禁止するなどの悪法がずらり と係留中だ」と伝え、「ぜひ集示法を改正しなければならない。今日、暴力や 人権蹂躙にあえば、必ず人権侵害監視団に申告することを望む」と頼んだ。 キャンドル文化祭で自由発言を申請する参加者があまりにも多く、今日は遠く からきた参加者に恩恵が与えられた。全羅南道の莞島からきたある40代の男性 は「再交渉をしないなどバカな話し」と一蹴し「まだ市民の声が聞こえないの ですか? 李明博氏は私たちをもっと楽に暮せるようにして下さい」と叫んだ。 この市民は「大統領は今、詐欺を止めて自らその地位を投げ出せ」とし「私た ちの要求が貫徹されるまで、十万、百万、そして四千万が集まるまで、キャンドル をつけよう」と話し、拍手を受けた。 済州島から来た40代の女性農民も舞台に上がってきた。この市民は「済州島で も済州市庁前でキャンドル集会をするたびに、インターネットに出てきた皆さ んの姿を画面で見る」とし「とても涙ぐましくて力が出る。皆さんにも済州島 の便りを伝えたい。今日初めて西帰浦でもキャンドル集会が開かれる」と話し、 参加者の歓呼を受けた。また「飛行機代20万ウォンは惜しかったが、李明博が 再協議できないという言葉に堪忍袋が切れて上がってきた」とし、「われわれ 農民は農作業をした罪しかない、李明博、オ・チョンス韓米FTA、みんな箕に 入れてごみをふき飛ばしてしまおう」とし、準備してきた箕を振った。 午後8時20分現在、一時間ほどのキャンドル文化祭を終えた参加者は席を立って、 デモ行進を準備している。 72時間国民行動3日目も大規模人波 ▲キャンドル文化祭を待つ家族単位の参加者 狂牛病国民対策会議主催の汎国民大会に参加した後、ソウルの大学路から市庁 広場までデモ行進をしている行列は、午後6時現在鍾閣駅を通り、ほとんど市庁 に到着した。 大韓民国特殊任務遂行者会の撤収でソウル市庁広場を返してもらった市民たち は、現在芝広場を足の踏み場もないほど埋めつくし、夕方のキャンドル文化祭 の開始を待っている。今日昼の1時からはハックルベリー・フィンなどの弘大近 隣で活動するインディバンドが無料公演をして、キャンドル集会に参加してい る市民の興味をかきたてた。 週末をむかえ、子供と一緒に出てきた家族単位参加者が特に多い中、市民らは キャンドルを受けとり火を灯してチラシを読むなど、平和な雰囲気を続けてい る。市庁付近の徳寿宮大漢門前にも市民がぎっしり立ち並んでおり、ダウム・ アゴラの会員は旗を掲げて別に世宗路側にデモ行進をしている。 ▲キャンドル集会に参加したある家族がソウル市庁芝広場で記念撮影をしている。 また、市庁広場周辺には市民社会団体が設置した20余棟のテントとキャンドル 集会参加者が個別に張ったテント10余棟が立ち並んでいる。市民団体のテント では、キャンドル集会の参加者にキャンドルと印刷物を配ったり、市庁芝広場 周辺で展示イベントをしている。BSEの危険を知らせる展示物と朝鮮、中央、東 亜日報の報道姿勢などをパネルidq展示物があl、市民が足を止めてこれを興味 深げに読んでいる。 公共労組が進めている水、ガス、電気民営化反対署名運動には、市民が署名の ために列をつくって待つほど呼応が高い。人権団体も人権侵害監視団ブースで 集示法廃止署名を受けている。 現在、市庁前の芝広場をぎっしり埋めた人波は3万人程度で、ここにデモ行進を してくる市民が合流して前日に次ぐ大規模な人波が今日のキャンドル大行進に 参加するものと見られる。 「国民が勝ちます」市庁にデモ行進開始 今日の午後4時からソウルの大学路で開かれた国民無視告示強行李明博政権審判 汎国民大会に参加した3千人ほどの市民は午後5時現在、ソウル市庁広場方向へ とデモ行進を始めた。 大学路マロニエ公園周辺は、汎国民大会に参加するために集まった市民で人だ かりになっている。主催側は午後4時30分頃から市民を車道に案内し、すぐデモ 行進を始めることを提案した。デモ行進の参加者は「国民が勝ちます」と書か れた横断幕などを持ち、「李明博は退け」、「民主市民は参加しよう」などの シュプレヒコールをあげている。一番前には青少年が「李明博は青少年と戦う、 飛びかかれ2MB(李明博)むと書かれた横断幕を持った。 これに先立ち大学路で別に集会をした女性農民会の会員たちは穀物を選ぶ「箕」 をいくつか持ち出して「ミョン・パク退陣」、「交渉無効」のスローガンを1文 字ずつ付けて行進している。前かけ姿で乳母車を押して行進している主婦と、 黄色い鍋をたたきながらシュプレヒコールをあげている女性も眼に触れる。 参加者たちは87年の6月抗争を生き返らせるという意味で、あなたのための行進 曲を合唱し、「学生はストライキ休業でキャンドル文化祭に出る、出る」、 「国民はキャンドル文化祭を全国的に拡散する、拡散する」、「ネチズンは百 万キャンドルのためにすべて集結する、集結する」と叫んだ。 一方、警察は昨夜のキャンドル集会が暴力デモだったとし、今日のデモ行進を 許可しない方針だと主催側に伝えてきた。しかし主催側の狂牛病国民対策会議 は「警察がデモ行進を許可しなくても、われわれは行進を続ける」と明らかに し、デモ行進は予定通りに進行している。 鍾路にさしかかった午後5時現在、行列は市民らの即席参加で増え続けており、 市庁広場でも数千人の市民が72時間のリレー国民行動の3回目キャンドル文化祭 を待っている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-06-08 04:47:07 / Last modified on 2008-06-08 04:49:08 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |