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怒った市民、「李明博出てこい、すぐに」

[1日01:10]放水銃を受けても、市民は「非暴力」連呼

特別取材チーム/ 2008年05月31日18時53分

三清洞道(サムチョンドン路)の入口で1時30分ほど、警察が先頭にいた大学生を 狙って放水銃を水平に発射、危険な状態になった。このようすを見ていた一部 の興奮した市民が水の瓶を投げて抗議した。

また、1時40分頃、戦闘警察バスに上ぼり警察に抗議したある男性に、警察がわ ずか1メートルもない距離からこの男子に放水銃を発射した。この男は放水銃を 受けるとすぐ強い衝撃で地面に落ちた。このようすを見ていた市民は興奮して 戦闘警察バスを押し、激しく抗議した。

一方、この日、現場にいた韓神大のナムグヒョン教授が顔に放水銃を受け、 メガネがこわれて怪我をし、ペク病院に緊急搬送されたという。

怒った市民、「李明博出てこい、すぐ」
[1日01:10]放水銃をうけても、市民は「非暴力」を連呼

孝子路入口で「李明博は退陣しろ」と叫んでデモをしている市民に向かい、警 察が何度か放水銃を発射した。警察が市民に放水銃を発射すると、市民は大き な太極旗とビニールで警察の放水銃を防いだ。

三清洞道(サムチョンドン路)入口でも警察は12時40分頃に放水銃を発射した。 市民たちはこれに対して「暴力警察退け」、「非暴力、非暴力」などのシュプ レヒコールをあげて抗議している。警察が放水銃まで撃って市民を解散させよ うとしているが、まだ景福宮周辺には市民4万5千人ほどがその場にいて街頭デモ を続けていると推測される。

警察兵力と直接対峙しながらデモを続ける人々は1万人程度だが、午前1時を過 ぎた現在も、景福宮一帯で市民がキャンドルを持って「李明博退陣」などのシュ プレヒコールをあげている。

一方、三清洞道(サムチョンドン路)の入口で戦闘警察バスの前に立っていた大 学生10数人は、警察の放水銃に抗議して「大統領府に行く」とバスのスキ間か ら通り抜けたが、全員連行された。彼らは警察に連行された後、直ちに道路を 封鎖していた車両に乗せられた。これに対して市民は戦闘警察バスの窓に設置 された保護窓を壊して彼らを救出した。

10万キャンドルに包囲された大統領府.. 放水銃噴射
[1日00:10]市民10万人、大統領府進入路のあちこちを占拠

景福宮左側(現代商船はす向かいの路地)の孝子路側で大統領府進出を試みた市 民に11時50分頃から警察が放水銃を噴射している。

しかし市民らは退かず、むしろ警察の盾で水の流れを防いで「独裁打倒」など のシュプレヒコールをあげ、デモを続けている。また市民たちは放水銃を受け ても、逆に警察に「洗濯費、洗濯費」等と叫ぶなど、溌剌とした雰囲気を続け ていて、大型太極旗を広げてかぶった。

現在、孝子洞に入る孝子路と三清トンネル方向の三清洞道(サムチョンドン路) 入口など、大統領府に向かう主な進入路を市民が占拠してデモを続けている。 光化門と景福宮一帯を取り囲んだ市民も含め、大統領府は市民約10万人に完全 に包囲された形だ。

三清洞道(サムチョンドン路)でも警察は散水車を待機させているが、12時現在 放水銃は噴射していない。三清洞道(サムチョンドン路)を埋めた市民は「どけ、 どけ」といったシュプレヒコールをあげている。一番前に立っている市民たち は、時々戦闘警察バスを手で押し、警察は数回消火器を発射することもした。

一方、女子学生3-4人がバスに上って「李明博退け」とシュプレヒコールをあげ ることもした。

1万本のキャンドル、大統領府前まで進出
[31日22:40]市民1万人、大統領府前の三清洞道で警察と対峙中

1万人の市民が大統領府直前まで進出して「李明博は出てこい」、「独裁者は退 け」等のシュプレヒコールをあげて警察と対峙している。社稷トンネルと安国 駅の両方向から大統領府に向かってデモ行進してきた市民は、警察の封鎖を突 破して大統領府に進入する景福宮横の三清洞道(サムチョンドン路)の入口に到 着した。

キャンドル文化祭開催以後、こうして大統領府近くに接近したのは今回が初め て。現在、集会参加者の位置から三清洞道まで5分で大統領府に到着する。警察 は戦闘警察バスで三清洞道の入口を封鎖しているが、集会参加者は「非暴力」 などのシュプレヒコールをあげてその場に立ってデモをしている。戦闘警察バ スのスキ間をふさぐ戦闘警察との体当たりもたまに見られる。

[31日22:20]警察封鎖を突破してサジク公園に集結

労働者を中心に独立門側に進んだデモ行進の隊列は、社稷トンネルを通り、大 統領府側に進出を試みた。しかし社稷トンネルを出ると慶北宮駅前の道路はす でに警察バスで完全に遮断されていた。そのため市民路地を迂回してサジク公 園前まで進出した。

一方、大学生を中心とするデモ行進の隊列は、光化門が戦闘警察バスで封鎖さ れているため、方向を変えて鍾閣駅交差点から曹渓寺を通り、安国駅へとデモ 行進を続けた。10時10分現在、彼らもサジク公園前に到着して警察と対峙して いる。

一部の市民は三三五五群れになり、警察の封鎖を突破して大統領府に進出を試 みている。

一方、この日、市民がデモをしている間、道が詰まって足止めをくった運転手 が警笛を鳴らして、呼応する姿を見せた。また、曹渓寺前には僧侶が路上に出 てきてキャンドルを持ってこの日のデモ隊を迎えた。

10時20分現在、市民は政府総合庁舎の近くで「非暴力、非暴力」、「平和デモ を保証しろ」などのシュプレヒコールをあげ、警察と対峙している。

大学生約80人連行の知らせ.. 「大統領府に行こう」
[31日21:20] 10万人「大統領府」を目的地にデモ行進開始

8時40分に市庁広場の市民がデモ行進を始めた。

これに先立ち8時25分頃、大統領府近隣の清雲洞町役場前で大学生約100人が奇 襲デモを行い、このうち約80人が警察に連行された。また8時40分頃、警察は残っ ていた20人の強制連行を始め、この知らせはすぐソウル市庁前の市民に伝えら れた。

そこで市民はこの日、「今日はぜひ大統領府に行こう」と二方向にデモ行進を 始めた。対策委もこの日の最終目的地を大統領府と知らせ、市民は「大統領府 でまた会おう」と言ってデモ行進を続けている。

ソウル駅方向のデモ行進隊列は、民主労総の労働者が先頭に立ち、彼らは西大 門警察庁を通って独立門側に行進している。

もうひとつのデモ行進隊列は大学生が先頭に立っていて、乙支路-〉清渓川路-〉 鐘閣交差点を通り、9時20分現在鍾路区庁の前を行進している。

ソウル市庁前は「10万キャンドルの海」... 今は「100万だ」
[31日20:10]市民はますます増え、10万人を越えるか

8時現在、市民が集まり続けていてソウル市庁前広場は足の踏み場がない。主催 者側は10万の市民がソウル市庁前広場に集まっていると推算した。現在、市庁前 広場だけでなく、徳寿宮とプラザホテル前の道路まで市民で埋めつくされた。

当初、警察は徳寿宮側の広場の端を戦闘警察のバスで車壁を築いたが、市民が 徳寿宮前の道路を埋め、戦闘警察のバスをどかすよう要求したため、戦闘警察 バスを移動させた。警察の統制も10万人にのぼる人波で無力化された。その代 わりに警察は市民が光化門側に出ることを阻止するため、ソウルファイナンス ビル前を警察の車で封鎖した。

米牛肉反対キャンドル文化祭開催以来、10万人という最大規模の人が集まった が、対策委は6月10日には全国的に100万人が参加するキャンドル文化祭開催を 予告している。

7時10分から始まったキャンドル文化祭は、市民の自由発言で満たされている。 キャンドル文化祭が続き、市民の自由発言内容もますます豊かになっている。 市民たちは風物公演をしたり、家族が律動公演を準備したりもしている。

世宗文化会館で働くあるバイオリニスト(公共労組組合員)が朝つゆを演奏した。 京畿道ソンナムからきたある市民は、「誰が反米感情を作ったのか」と集会参 加者に尋ねると、参加者は口を揃えて「李明博」と叫んだ。

自由発言をしたある夫婦は、「前はすべてのスローガンを『李明博退陣』にし よう」とし、『李明博退陣ソング』を歌った。一方、この日は全国各地でキャ ンドル文化祭が同時多発で進んでいる。主催側によれば、全国で光州1万人、 蔚山2千人、大邱2千人がキャンドル文化祭を行なわれていると言う。

キャンドル文化祭が長期化し、医療奉仕団のような市民の自発的な活動も続い ている。この日、一部の市民は市民写真監視団を構成し、警察による暴力と人 権侵害の状況を監視している。この市民写真監視団は、インターネットSLRクラ ブなどで活動するアマチュア写真作家で構成されている。彼らは今日一日、 青いプレスの腕章を着用して人権監視活動をしている。

一方、8時頃にソウル大統領府近隣清雲洞町役場で約100人の学生が李明博退陣 奇襲デモを行い、このうち約80人が連行されたと言う。

また広場で.. 史上最大のキャンドル集会を予告
[31日19:00]ソウル市庁広場に4万人殺到

狂牛病国民対策会議が「10万キャンドル集会」を宣言した5月31日午後7時現在、 ソウル市庁の芝生広場には4万人の市民が集まっている。

これに先立ち昼2時からソウルの大学路マロニエ公園で、全国各地から集まった 大学生2千人が登録料引き上げ反対集会とBSE米国産牛肉輸入阻止のための大学 生共同行動集会を連続して開き、キャンドル集会に行くデモ行進に合流した。

本来午後4時から狂牛病国民対策会議主催の集会が大学路で開かれる予定だった が、大学生の集会が長びき、午後5時20分頃からすぐデモ行進を始めた。労働組 合と市民社会団体から参加した市民が大学路に駆けつけ、片方向の車線をすべ て占拠してデモ行進を始めた。狂牛病国民対策会議の引率車両が梨花交差点で しばらく立ち止まったが、後方の隊列はまだマロニエ公園から出られないない など、大規模な人波になった。

大学路前の道路で10分ほど略式集会をした2万人の市民は、プラカードを持って 「告示撤回交渉無効」、「民主市民は参加しよう」、「李明博は退け」等のシュ プレヒコールをあげて、キャンドル集会場所のソウル市庁広場へ向かった。

デモ行進隊伍が大学路で鍾路、乙支路を経て、市庁広場に向かう間、通りの市 民が合流したり、路上の車両運転手も手を振って彼らを励ました。昼4時頃から ソウル市庁広場に集まった市民はすでに2万人近くになり、デモ行進で到着した 市民を合わせれば、4万の市民が市庁広場に集まっている。本格的なキャンドル 集会を始めると参加人員はさらに増える展望だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-04 23:51:17 / Last modified on 2008-06-04 23:51:18 Copyright: Default

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