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明洞聖堂籠城団代表のシャマル・タパ、標的連行

人権一日消息 2004年2月17日 (第2513号)

籠城団・人権団体、出入国管理所前で糾弾集会

政府の取締班が明洞聖堂移住労働者籠城団代表の シャマル・タパ(ネパール)氏を標的連行し、 移住労働運動を抹殺しようとする底意をあらわした。 平等労組移住支部によれば、去る15日の昼、ソウル恵化洞の ロータリー近くで道を渡ろうとしたシャマル氏が、 突然に駆け寄ってきた出入国管理所取り締り班員5人に連行された。 シャマル氏は直ちに麗水外国人保護所に移送され、強制出国の危機に瀕している。

シャマル氏の連行は、韓国政府が明洞聖堂籠城団を本格的に瓦解させるための 標的取り締まりという分析が支配的だ。籠城団は先月20日に政府が発表した 「自主出国後再入国」案をひとまず受け入れて解散した一部の籠城団と異なり、 去る10日に移住労働者815名の「自主出国拒否署名」を発表して 出国拒否運動を始めた。籠城団の教育宣伝チーム、カンヒョンジュ氏は 「政府の連行警告にもかかわらず、籠城団が出入国事務所前で集会を開き続け、 自主出国拒否署名を集めることにしたため、法務部が危機を感じたようだ」とし、 「移住労働運動に対する明白な弾圧」と規定した。その上、 政府が2月末まで出国を猶予し、事実上、取り締まりを中断している状況なのに、 シャマル氏を尾行し続けて連行したもので、批判の声はさらに高まるものと見られる。

人権団体移住労働者籠城支援対策委のチェジェフン(国際民主連帯)活動家も 「政府は、籠城団代表さえ捕まえれば、籠城団の組織力が急激に弱くなると 誤った判断をしたのだろう」とし、「籠城に参加しない移住労働者等も、 政府案を信じないと誰もが話す状況で、無条件に出国させようという 軽薄でせこいやりかたをやめない限り、籠城は続く」と指摘した。

16日、明洞聖堂籠城団は木洞のソウル出入国管理事務所前で糾弾集会を開き、 標的取り締まりに強く抗議した。今後、法務部前の糾弾集会とともに、 籠城100日を超える22日にはマロニエ公園で大規模集会を開く予定だ。[カンソンジュン]

2004年02月17日 00:00:00 人権一日消息 (humanrights@sarangbang.or.kr)

"原文":http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=29901


Created byStaff. Created on 2004-02-18 22:17:49 / Last modified on 2005-09-05 05:17:32 Copyright: Default

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