韓国:災害にあった家に帰れない移住労働者 | |||||||
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地震の被害にも不法滞留者は「戻ることもできない…」東南アジアで発生した地震。津波で家が流されるなどの大きな被害を見た 外国人労働者は、不法滞留者という身分のために故国に帰れず 周囲を悲しませている。 30日の午前、慶尚南道外国人労働者相談所を訪れたインドネシア人のA氏(27)。 A氏の家は今回の地震と津波の震源地と伝えられたインドネシアのスマトラ島にあり、 家が流されて両親と兄弟の生死の確認もできないなど、大きな被害を受けた。 彼は故国に帰る方法を相談するために外国人相談所を訪れたが、 彼は一度出国するとすぐには帰ってくることができない身分なので、 地団駄を踏むばかりだ。 2002年4月に産業研修生として初めて昌原に足を踏みいれた彼は、 昨年12月に通っていた会社をやめて他の会社に移ってから、 不法滞留者の状態になったためだ。 自主出国すれば、もちろんまた入国することはできるが、 通常の手続きで再入国するまでには最短でも数年の時間がかかり、 家族の生計に責任を負う彼としてはすぐに出国するなど考えることもできない立場だ。 家族に月100万ウォンほどの金を送金することが他国で働く最も大きな楽しみと 感じる彼は、不法滞留者という事実のために会社を移った後、 ずっと仕事をするだけで地震が発生したという事実も事件発生から 4日たった29日の夜、姉からの電話で知った。 香港に住む姉から、 故郷で大きな災害があって兄弟は無事だったが 両親は波に巻きこまれて流されたもののかろうじて木の枝に捕まって 命は助かり、近くの病院で治療を受けているという知らせに接したのだった。 幸い、両親の安全は確認できたが、つらい仕事で得たのに波に流されてしまった 家と故郷、病室に横になっている両親を考えると、仕事も手につかない。 慶尚南道外国人労働者相談所の関係者は 「彼は家族の大きな被害を見ても戻れない身分なのでつらい」と語り、 「産業研修生制度と雇用許可制のような制度はあっても、 これは針のあなと同じで一度出て行けば帰ってくるのは難しい」と話した。 (昌原=連合ニュース)キムテジョン記者taejong75@yna.co.kr 翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2004-12-31 03:13:35 / Last modified on 2005-09-05 05:17:53 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |