「父母慨嘆」オンライン・コミックに保護者たちが「政府の破倫だ」

平等教育学父母会、新政治民主連合など「保護者冒涜破廉恥」

▲教育部のオンライン・コミック［出処:教育部］

中高校歴史国定教科書を強行した教育部のオンライン・コミックに対する暴風が続いている。 今度は保護者団体まで「親の世代も情けない!」という文句に対し、 黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官の謝罪を要求した。

11月3日、平等教育実現のための全国学父母会(平学)のパク・ジュンヨン会長は 「政府がいくら焦っているとしても、このように両親と学生の間、学生と学校の間の不信と破倫を助長する広報をしてはならない」とし 「このオンライン・コミックを見た保護者の気持ちはみじめだ」と話した。

平学は11月2日にも声明を出し 「教育部が歴史教科書国定化を広報するオンライン・コミックを通じ、 韓国の保護者と学生に恥をかかせている」とし 「現在の教科書を非難する両親と子供の間の対立をあおる破倫的な行為をするのは、 結局は学校教育への不信につながる」と憂慮した。

それと共に「学校教育が教育のほとんどに責任がある韓国社会の条件を考えれば、 教育部のこうした危険千万な行為は直ちに中断すべきだ」とし 「保護者と学生を侮辱した黄祐呂教育部長官は、保護者と学生に謝罪しろ」と要求した。

11月1日、新政治民主連合の兪銀恵(ユ・ウネ)報道担当者も 「こっそり取り出した予算で保護者と学生を侮辱する教育部広報オンライン・コミック」という題名の書面ブリーフィングで 「大多数の保護者と学生の要求をくじくために、保護者と学生の人格を冒涜する破廉恥な態度は許せない」と指摘した。

それと共に兪報道担当者は 「恥ずかしいのは『子供としての道理』をすると言って権力を私的に使う大統領であり、 嘆かわしいのは法と手続きも無視してゆがんだ欲望の番人を自任している教育部とセヌリ党」とし 「言論報道によれば、このオンライン・コミックは国定化秘密作業チームが製作したという。 こっそり取り出した国民の予算で保護者と学生を侮辱する厚顔無恥な宣伝扇動をする政府は、 歴史教育を私有化するという妄動を今すぐやめろ」と要求した。

教育部は10月31日の深夜12時頃、FaceBookなどのSNSに 「この国に生まれたのが嫌だ」、 「両親の世代も情けない」、 「出て行きたい。みんな悪くてみんな憎い」と泣き叫ぶ学生の姿を描いたオンライン・コミックを書き込んだ。 自分たちが合格させた8種類の韓国史教科書が、学生たちに大韓民国と保護者を蔑視させる気持ちを植え付けたということだ。 それで学生たちは韓国やこの世界から「出て行きたい」と言っているという主張だ。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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