韓国:全教組教師、利敵表現物の一部所持も「無罪」 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
全教組教師、利敵表現物の一部所持も「無罪」ソウル高裁、1審より減刑... 「上告して最終無罪を受ける」
2016-01-19 20時05分37秒|チェ・デヒョン記者
検察が全教組の中にいわゆる新時代教育運動の会を作り、統一教育活動をしたという理由で、 国家保安法違反容疑で裁判にかけたパク・ミジャ全教組前首席副委員長など、 4人の全教組教師が控訴審宣告で利敵表現物所持の部分も一部無罪が認められた。 ソウル高等法院第12刑事部(部長判事イ・ウォニョン)は、 パク・ミジャ全教組前首席副委員長など4人の全教組教師に対する国家保安法違反関連控訴審で、 検察が起訴した核心的な理由であった利敵団体構成と利敵同調の容疑に対し、 1審と同じぐ「無罪」と見た。 控訴審でも利敵団体構成・利敵同意で「無罪」を再確認国家保安法違反容疑関連控訴審を受けた全教組4人の教師の宣告に対し全教組教師公安弾圧対策委員会が19日に宣告直後糾弾記者会見をしている。(c)ナムヨンジュ[出処:教育希望] 昨年1月23日、ソウル中央地方法院第23刑事部は1審裁判でこれらの教師が構成し、活動した 「変革の新時代をひらく教育運動全国準備委員会(新時代教育運動)」に対し 「検察が提出した新時代教育運動の前身が利敵団体だったという証拠は、 作成者が不明で法廷での陳述の過程で証明されておらず、証拠能力は認められない」と判断した。 また裁判所は「新時代教育運動が北朝鮮の社会主義教育哲学や主体思想が提示する労働階級の革命、民族解放などを綱領と路線としていると断定するのは難しい」と判示した。 ソウル高裁も1審判決と同じ判断で「無罪」と見たのだ。 特にソウル高裁は1審が利敵表現物所持で「有罪」と宣告した部分の一部を「無罪」と判決した。 裁判所は判決文で、利敵表現物所持容疑の11件について 「文書の内容や作成動機などからみて、一部の文書で『民族幹部』や『連邦統一国家』等の単語が使われたとしても、 国家の存立、安全と自由民主主義秩序を威嚇するほどの積極的で攻撃的な表現と見るのは難しい」とその理由を明らかにした。 しかし裁判所は1審で有罪とされた残りの表現物に対しては 「北朝鮮の社会主義教育制度、主体思想、連邦制統一、北朝鮮指導者に対する盲目的追従などの内容を含んでいる」とし 「利敵表現物にあたる」と見た。 これを総合的に考慮し、裁判所は4人の教師に懲役1年、執行猶予2年を宣告した。 懲役1年6か月、資格停止1年6か月に執行猶予2年を宣告した1審より減刑された。 4人の全教組教師と全教組は、控訴審の判決を受け入れていない。 一部利敵表現物所持の部分まで無罪の確認を受けるために、 大法院に上訴する計画を明らかにした。 パク・ミジャ前首席副委員長は 「統一教育を研究し、活用するために持っていた資料に利敵表現物のレッテルを貼った」とし 「子供たちが自由に意見を表現し、所信を言えるように育てるためにも、無罪の確認を受ける」と話した。 「一部利敵表現物所持で懲役刑、きわめて異例」パク・ミジャ全教組前首席 副委員長が控訴審の所感を述べた。 (c)ナムヨンジュ[出処:教育希望] 裁判を傍聴した民主化実践家族運動協議会良心犯後援会のクォン・オホン名誉会長は 「検察が核心的な容疑とした利敵団体構成と利敵同意の部分はまた無罪が確認された。 しかし一部の利敵表現物を所持していたという理由で懲役刑になったのはきわめてめずらしい。 全教組を弾圧する手段と見られる」と解説した。 全教組仁川支部のチェ・ジョンミン支部長は 「大韓民国の民主主義が生きているのか訊ねたい。 政権を維持するために悪用される国家保安法の役割をまた確認した。 国家保安法をなくすことを放棄できない」とした。 全教組教師公安弾圧阻止共同対策委員会(共対委)はこの日の判決直後、 ソウル高裁正門前で開いた記者会見で 「教師が持っていた古代史に関する北朝鮮の子供用連載マンガ本などは、 政府の承認の下で2003年から活性化した南北教育者交流の過程で持ってきた資料でしかない。 理念書籍ではないので、検閲の過程で無理なく搬入された」とし 「北朝鮮の子供たちがどんな本を読んで育つのかを知ろうとする教育者としての関心も問題なのか?」と問い直した。 それと共に共対委は 「単純所持の事案に無罪宣告が続出している状況で、 軍事独裁時代以後は死文化している条項を無理に適用した今回の判決は、 明らかに時代錯誤的な退行」と批判した。 控訴審も懲役刑の判決を受けたが1審より減刑されたため、 これらの教師たちの復職に関心が集まっている。 裁判所は「彼らが(懲役刑が確定すれば)教師としての資格が失なわれる事情などを考慮した」と宣告の水位を明らかにした。 仁川市教育庁は1審判決後の昨年4月、これらの教師たちに対する職位解除措置をした。(記事提携=教育希望) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2016-01-20 23:02:19 / Last modified on 2016-01-20 23:02:20 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |