「労組専従者を不当解雇、進歩教育監ではない」

全教組などが激しく反発... 10か所のウチ9か所の進歩教育監、職権免職懲戒委完了

いわゆる進歩教育監の市道教育庁も、 教育部の全教組労組専任者職権免職という不当解雇の指示に従っており、 全教組の各支部をはじめとする教育市民団体の激しい反発をかっている。

▲全教組京畿支部長が一週間京畿教育監室で徹夜座り込みを続けている(上)。全教組全北支部も全北教育庁の中で徹夜座り込みをしている。［出処:チェ・デヒョン］

全南道教育庁は5月23日午前11時に人事委員会を開き、 今年、全教組の専従活動をする3人の教師への職権免職辞令を決める予定だった。 全南教育庁は5月19日の3次懲戒委員会で彼らに対して「職権免職意見」を議決している。

「教育庁が先頭に立って解雇するな」全南教育庁人事委霧散

しかしこの日の人事委は、全南教育庁の思い通りに行かず失敗した。 全教組全南支部を含む労働・教育市民団体の関係者が人事委会場の教育庁5階状況室前の廊下で 職権免職の強行に強く抗議したためだ。

彼らは「教育庁が先頭に立って同僚教員を解雇するな」、 「朴槿恵政権の傀儡になるな」と叫んだ。 彼らは会場の前で人事委の出入りを阻止した。 全南支部のある関係者は 「憲法上の権利がある労働組合の専従活動をしたという理由で不当に解雇することは認められない」と明らかにした。

5月23日、全教組によれば、今年教育部から全教組専従者の職権免職指示を受けた10の進歩教育監地域すべてが指示を履行している。 この日まで懲戒委で「職権免職意見」を議決したのは9か所に達する。 特に京畿教育庁は5月18日の人事委で職権免職を決め、 4人の専従者に辞令まで出した。

今年の全教組専従者35人のうち4人(公立1人、私立3人)だけが現在、懲戒委の決定がない状況だ。 1人の職権免職を決める光州教育庁は、27日に懲戒委を予定している。 市道教育委員長協議会の会長である張輝国(チャン・フィグク)光州教育監はこの日開かれた拡大幹部会議で 「(教育部が)職務遺棄で告発すると言うなど、法的に処罰されるのは残念だがやむを得ない状況」と事実上、 職権免職を受け入れる意見を明らかにした。

少なからぬ全教組支部が職権免職を強行した教育庁を対象に座り込みを行っている。 全教組慶南支部と全北支部、全南支部、ソウル支部、京畿支部の5つの支部は教育庁内外で 「不当解雇を撤回しろ」とし、懲戒委が議決した日から座り込みを続けている。

全北、ソウルなど6地域で徹夜座り込み... 全教組委員長も解雇確定

6日間座り込みを続けている全教組全北支部は5月20日、 民主主義と全教組守り全北道民行動と共に開いた記者会見で 「今回の決定は金承煥(キム・スンファン)教育監が極悪非道な政権の手下で、 もはや民主市民の進歩教育監ではないことを赤裸々に見せた。 教育監職を維持するために良心ある正しい教育をする教師を銃刀で殺した」と評し 「少なくとも教育の首長なら、所属教職員の解雇を防ぎ、 さらに正面から不正と闘わなければならない」とし △懲戒委に再議要求、 △労組専従承認、 △政権の命令拒否を要求した。

全教組のチェ・チャンシク京畿支部長は一週間、 李在禎(イ・ジェジョン)京畿教育監室で徹夜座り込みを続けている。 チェ支部長は「当初の大法院の判決まで保留するという約束を守り、 今後の手続きを中断しろ」とし 「不当解雇事態に対し公式に謝罪しなければならない」と強調した。 京畿支部はこの日午後5時30分、教育庁正門の前で教育庁糾弾大会を開く計画だ。

ピョン・ソンホ委員長をはじめとする全教組委員長団も政府ソウル庁舎正門の前で6日間座り込みを続けている。 私立学校所属のピョン委員長は5月20日に学校財団が開いた理事会で職権免職が最終確定した。 ソウル教育庁が5月17日の懲戒委で「職権免職意見」を議決して3日目だった。 これで職権免職という不当解雇が最終的に確定した全教組専従者は合計7人に増えた。

こうした中、全教組は5月28日、全国で約1万人の組合員を集めてソウル市汝矣島文化マダンで創立27周年全国教師大会を開き、 法外労組をはじめとする全教組弾圧を糾弾し、労働基本権を勝ち取ることを決議する計画だ。

教育部はすでに明らかにした通り、教育監の告発と監査などの行政処分を行う計画だ。 教育部教員福祉研修課の関係者は 「すべての教育庁の報告が集まったわけではないが、 20日までに職権免職などの後続措置を完了した教育庁はなかった」とし 「最終的な報告を見て、どこにどんな措置を取るのかを最終的に判断する予定」と明らかにした。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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