韓国:新しい教育課程も「主体思想」を学習要素に決定 | |||||||
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新しい教育課程も「主体思想」を学習要素に決定「主体思想教育」を心配する横断幕を掲げたセヌリ党に情報を提供します
ユン・グニョク記者 2015.10.14 12:44
▲13日ソウル市汝矣島国会議事堂周辺にセヌリ党がかけた横断幕. [出処:鄭ジヌ議員室] 「金日成主体思想を私達の子供たちが学んでいます 国民統合歴史教科書 セヌリ党」 10月13日、セヌリ党がこのような文句が書かれた大型横断幕を街頭に掲げ始めた。 これまでの検定教科書に出てきた高校韓国史の教科書の内容に対し、 いわゆる従北論を展開するためと見られる。 この日午前、黄教安(ファン・ギョアン)国務総理も対政府質問への回答として、 現行の歴史教科書が「(北朝鮮の)主体思想を無批判的に掲載している」と話した。 2015教育課程、「主体思想、千里馬運動」等を学習要素に決定だが現教育部が2017年から適用する韓国史の教科書には、「主体思想」を必ず勉強すべき「学習要素」と決めていた事実が初めて確認された。 教科書の執筆者らは、核心要素として教科書に書き、教師はこの内容を学生に教えろということだ。 セヌリ党の論理のとおりなら、 「金日成主体思想を子供たちがさらに多く学ぶようになった」わけだ。 10月13日、教育部が9月23日に告示した2015歴史教育課程を調べた結果、 学習要素として 「主体思想と世襲体制、千里馬運動、6・15南北共同宣言」等を教えるように釘をさした。 世界史の教育課程でも 「主体思想、北朝鮮の社会主義経済体制」等を学習要素として決定した。 これにより韓国史教科書は必ず教育課程に従わなければならないため、 該当学習要素にある文句を入れなければならない。 韓国史教科書が国定になっても、「主体思想」、「千里馬運動」等をさらに強調しなければならなくなりそうだ。 ▲教育部が9月23日に告示した2015改正教育課程内容のうち、歴史の「学習要素」項目[出処:教育希望ユン・グニョク記者] 全国歴史教師の会のチョ・ハンギョン代表は 「政府与党が従来の韓国史教科書を国定にするために理念論争を繰り広げているが、 これらの教科書は教育課程によって製作され、 セヌリ党執権時期の教育部が合格させたものだ」と話した。 それと共にチョ代表は「教育課程の内容をよく知らない政府与党が 『主体思想』うんぬんという横断幕まで掲げるのは行き過ぎた行動」と批判した。 この日の午前、新政治民主連合の李彦周(イ・オンジュ)院内報道担当者も、 黄総理の主体思想言及について 「これは金星出版社、天才教育、斗山東亜などを称するものだが、 これらの教科書は主体思想の否定的な面も含んでいる」と反論した。 実際に金星出版社が出した韓国史を調べた結果、 主体思想について次にのように追加説明している。 「しかし主体思想は『金日成主義』と明言され、 反対派を粛清する口実および北朝鮮住民を統制して動員する手段として利用された。」 ▲主体思想を批判的に扱った金星出版社の韓国史教科書の内容. [出処:歴史教師の会] 目を引くのはセヌリ党と金貞培(キム・ジョンベ)国史編纂委員長が支持活動をした教学社の「韓国史」は、 主体思想が主張する「社会・政治的生命体」について教科書1/5の分量で説明しつつ、 これを全く批判しなかった。 この教科書の342ページにコラムとして掲載された「さらに調べる」の内容だ。 韓国史執筆教授「セヌリ党の論理なら、教育部が従北」もちろんこの教科書も、他の出版社で出した教科書と同じように、 他の部分では主体思想について批判的な内容をたくさん入れた。 韓国史教科書を執筆したある教授は 「教育部が合格させた教科書をめぐり『親北朝鮮教科書』と罵倒するのは執権与党の自家撞着」とし 「彼らの論理が正しいのなら、教育部に従北勢力がいるということで、 まず教育部に責任を問え」と要求した。 それと共にこの教授は「主体思想を説明してこの思想を批判した韓国史教科書に対し、 思想攻勢をかける行為は常識を大きく逸脱するもの」と批判した。(記事提携=教育希望) 翻訳/文責:安田(ゆ)
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