韓国:「主体思想」だと難癖をつける教育部、外信記者をだました | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「主体思想」だと難癖をつける教育部、外信記者をだました「〈韓国史〉偏向例示」 3かのうち2つは過去の教科書の内容
ユン・グニョク記者 2015.11.13 13:21
▲教育部が外信記者に送付した資料。[出処:教育希望ユン・グニョク記者] 教育部が外信記者に渡した高校〈韓国史〉検定教科書の「主体思想・朝鮮戦争資料」3項目のうち、 2項目が以前の教育課程によって出版された古い教科書の内容を抜粋していたことが確認された。 中高校〈歴史〉教科書国定化を強行した韓国政府が 「韓国国民に続き、外信記者にまでトリックを使ったのではないか」という指摘が外信記者の間からも出ている。 外信記者「今見ると教育部が送ったのはいんちきな資料」11月12日、国会教育文化体育観光委の都鍾煥(ト・ジョンファン)議員(新政治民主連合教科書国定化阻止特別委員長)と教育部によれば、 教育部は10月21日に外信記者に対し「外信記者ブリーフィング時の発言の根拠資料」という題名の資料を一括送付した。 この資料は10月16日に教育部が開いた「国定教科書開発関連」の外信記者ブリーフィングで発言したキム・ドンウォン教育部学校政策室長の主張の根拠に関するものだ。 当時、キム室長は「一部の(韓国史)教科書では6・25戦争の責任が韓国にあるかのように記述し、 主体思想の宣伝文句をそのまま引用している」と話し、「根拠は何か」という外信記者の質問に困惑させられたことがある。 外信記者に送った資料で教育部は、キム室長の発言を裏付ける3項目の根拠をあげた。 △歴史学者キム・ソンチルの「6.25戦争日記」(ミレエヌ)、 △金日成全集を引用した主体思想の説明(天才教育)、 △「主体思想について」という金正日(キム・ジョンイル)の原典から引用された主体思想の説明(志学社)だった。 だが教育部が例にあげた3項目のうち「キム・ソンチルの日記」と 「主体思想に関する原典の引用」の部分は、 2013年に検定に合格し、昨年と今年、 高校生が学んでいる〈韓国史〉教科書には掲載されていない内容であることが確認された。 この二項目は2010年以前の教育課程により 検定に合格した過去の教科書に掲載されていたものだ。 教育部が該当資料で 「2011年の普及本、現高3使用」と書き込んでいるが、 韓国の教育状況に明るくない外信記者は 「過去の教科書の内容であることが分かる跡形もなく、だまされた」と話した。 その上、「現高3が使う」という表現も問題があるという指摘だ。 都議員室と全国歴史教師の会は、〈韓国史〉の場合、 過去の教科書を現在の高3が使っている例は全国の高校の5%もないと見ている。 〈韓国史〉教科は修学能力の必修科目ではないため、 ほとんどの高校はすでに高1、高2で該当教科の授業を終えているためだ。 ある外信記者は 「教育部が現行の教育課程により出版された〈韓国史〉教科書に載っていない内容を私たちに出したのは、外信に嘘をついたもの」とし 「韓国政府がこのようなトリックを使うのを後になって聞いて、とても残念だ」と話した。 別の外信記者も「教育部が提示した資料がすべて現行の教育課程により出版された教科書だと誤解していた」と話した。 都議員は「過去の教科書の内容を問題視した資料をまるで現在の教科書の内容であるかのように外信に送った教育部の行動は、 国民に続いて外信記者まで騙そうとしているもの」とし 「政府がこれ以上、国際的な恥をかきたくなければ、 嘘と反則で行われている国定化の強行を止めるべきだ」と指摘した。 これに対して教育部の歴史教育推進団の関係者は 「現在、〈韓国史〉を学んでいない高3も、高1・高2の時は問題がある2011年版の〈韓国史〉教科書で勉強したのは間違っていない」とし 「外信記者に配った資料で『2011年普及本』と書いているので、偽りの内容を提供したわけではない」と釈明した。 都鍾煥「国際的な恥をかきたくなければ...」、教育部「偽りの資料ではない」▲統一部傘下機関の教育資料[出処:教育希望ユン・グニョク記者] 一方、統一部が運営する統一教育院のサイトに掲載された 「2015高校生用統一教室」のサイバー授業でも、 「主体思想について」という金正日の原典が登場している。 このサイトは金日成、金正日、金正恩の写真を見せた後、この原典を提示している。 もちろんこのサイバー教育では 「歴史上、独裁体制がそうだったように、北朝鮮社会を閉鎖的社会、言論統制社会、住民人権を踏みにじる社会にした」と付け加えている。 従来の8種類の〈韓国史〉教科書もすべて主体思想に言及した後、 上と似た趣旨の批判内容が含まれている。 実際に教育部が原典を引用したと外信記者に送った資料に掲載されている2014年版の天才教育教科書も 「これ(主体思想)は金日成の権力独占と偶像化に利用された」と原典のすぐ直後に明示している。(記事提携=教育希望) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-11-14 02:06:32 / Last modified on 2015-11-14 02:06:33 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |