教授1千人が汝矣島で集会「反民主大学政策がコ・ヒョンチョル教授を殺した」

大学民主化および公共性確保闘争を宣言...セヌリ党前までデモ行進

大学教授たちがソウル都心で集会を開き、 大学の民主化と公共性確保の闘争を宣言した。 彼らは集会で8月17日に命を絶った釜山大学校のコ・ヒョンチョル教授を追慕し、 政府に対し大学構造改革と大学講師法の全面廃棄を要求した。

7つの教授団体で構成された 「故コ・ヒョンチョル教授追慕と大学自律性回復のための全国教授非常対策委員会」は 9月18日午後2時、汝矣島産業銀行の前で「全国教授大会」を開催した。 この席には約1千人の大学教授が参加し、大学の公共性と民主主義を確保するための闘争を宣言した。

8月17日に大学民主主義争奪を要求して命を絶った釜山大学校のコ・ヒョンチョル教授への追慕も続いた。 コ・ヒョンチョル教授は死亡前に遺書で 「今の状況は本当の民主主義を守るために犠牲を厭わない過去の民主化闘争方式が衝撃療法でさらに効果的かも知れない。 その犠牲が必要なら耐えられる」とし 「犠牲が必要ならそれに耐えられる人がしなければならない。 それでこそ鈍った民主主義に対する意識が覚醒され、 本当の大学の民主化、さらに社会の民主化が堅固になる」と総長直接選挙制を守り、大学民主主義の争奪を要求した。

教授らは、現政権と教育部の反民主的、反教育的大学政策がコ・ヒョンチョル教授を死に追いやったと声を高めた。 民主化のための全国教授協議会のソン・ジュミョン常任共同議長は 「15年以上続く新自由主義大学政策は、未来の学問政策を根本的に否定している。 批判的知性である大学が教育官僚や財閥、堕落した縁戚私学の支配の中でむちゃくちゃに壊された。 もう大学には民主主義も、学問共同体もない」と声を高めた。

続いて「コ・ヒョンチョル教授は、大学が社会民主化と未来指向的共同体を守る最後の砦だといった。 今や生きている私たちが立ち上がる時」とし 「コ・ヒョンチョル教授の意を生かし、民主的大学共同体、批判的知性共同体を強硬にしよう」と訴えた。 全国拠点国立大学教授会連合会のクォン・ジンゴン常任会長も 「大学自治と公共性争奪に向かって、進みつづけるために今日の糾弾集会を開くことにした」とし 「教育部は暴力的な国立大先進化方案と不十分な大学構造改革を撤廃し、国立大総長選出の民主主義と自律性を保証しろ」と要求した。

ソウル大のキム・ミョンファン教授は大学民主主義争奪のための教授-学生-職員3主体の連帯を訴えた。 キム・ミョンファン教授は「コ・ヒョンチョル教授の死を見て、ソウル大教授として恥を感じた。 非民主的な大学運営がソウル大で強行されているのに、これに正面から闘えないソウル大教授のおかげで韓国の大学は大きな危機を迎えている。 ソウル大の教授は恥を感じて当然だ」と声を高めた。

続いて「コ・ヒョンチョル教授は遺書で民主主義の毀損に対する認識が大学全般に鈍っていることを叱責した。 この場を契機として、教授、職員、学生など、大学のさまざまな構成員が連帯の精神で非民主的勢力をはね除け、誤った制度改革に立ち上がろう」と強調した。 釜山大総学生会の学生も集会に参加して、教育部にたいする闘争に立ち上がると明らかにした。 釜山大総学生会のファン・ソクチェ会長は 「学生もコ・ヒョンチョル教授に対する負債感と責任感を持って、学生たちができることをする」とし 「10月2日、全国の国立大学生と共に全国国公立大大会を必ず成功させる」と明らかにした。

集会に集まった教授らは決議文で 「大学の公共性と民主主義を壊す現政権と教育部のいかなる策動にもきっぱりと正面から闘っていくと宣言する」とし、(仮称) 「学問の自由、大学の公共性と民主主義のための全国大学教授会連合会」を発足させ、 闘争を展開する方針だと明らかにした。

また政府と教育部には、 △国立大学先進化方案撤廃、 △国立大学総長選出に対する大学の自律性、民主主義保障、 △大学評価制度および構造改革法撤廃、 △不十分な大学構造改革評価事業責任者処罰、 △私立学校法改正および私立大学公共性強化、 △大学講師法撤廃を要求した。 一方、教授たちは集会の後、汝矣島セヌリ党舎前までデモ行進を行い、 青瓦台近くの清雲孝子洞住民センターの前で記者会見を行って青瓦台に要求を伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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