韓国:全教組とフェミニズムがまた(?)出会う世界 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
全教組とフェミニズムがまた(?)出会う世界「」歌う2番選挙本部、「象徴的次元の立候補ではなく、目標は当選」
パク・タソル記者 2018.11.28 18:16
12月5日から3日間行われる全教組委員長選挙が目前になった。 11月16日、仁川を皮切りに三人の候補チームは全国を回りながら合同遊説をしている。 そして26日には激戦地と呼ばれるソウルでも合同遊説があった。 全教組ソウル支部で3人の委員長候補がマイクを持った。 法外労組、成果給と教員評価、スクールMeToo、全教組組合員数減少など、 全教組の懸案をめぐって三人の候補の真剣な公約が続いた。 候補別演説-質問と応答が続く時間、新しい光景が演出された。 記号2番のキム・ソンエ候補の演説直前、 ソウル支部初等中部城北支会のパク・ソニョン氏が支持発言をするとマイクを持った。 「私は初めて参加した全国真教実(正しい教育実践)大会で、 全教組を『純粋な娘』、『あくどい邪鬼おばあちゃん』などと比喩した 円光大総長の発言にきっぱりと立ち上がって問題を提起したキム・ソンエ先生の姿を覚えている。 全州クィアー文化フェスティバルの組織を支援して全教組ブースを作り、 性少数者と連帯した。 それでソウル支部の教師たちもソウルクィアー文化フェスティバルに参加できるように勇気とインスピレーションをくれたヤン・ミンジュ先生の姿を覚えている」と 二候補を支持する理由を明らかにした。 パク氏は続いて「組織がフェミニズムの観点を持てなければ 性平等、障害者権、幼児教育、職業教育、期間制教師の労働権などは再び誰かに任せるようなもの」とし 「教師を単に同じ欲求を持つ一つの集団と見ないようにするには、 その中の差と階層を調べなければならず、 その始まりはまさにフェミニスト委員長を選択すること」と強調した。 キム・ソンエ委員長候補は「フェミニスト委員長、 首席副委員長が当選したとすれば、どんな反応があるのか想像してみろ」とし 「無数の女性が歓呼して、差別と嫌悪に正面から闘う市民団体、人権活動家が激しく歓迎するだろう。 あわてた青瓦台と教育部は、このよどみない動きがどこからきたのか調査するだろうが、 われわれの活動を防ぐことはできない」と声を高めた。 キム・ソンエ委員長候補の演説が終わると、少女時代の「また出会う世界」が流れた。 2016年夏、学校の独断的な未来ライフ大学拙速的な設立に反対して本館占拠闘争に立ち上がった梨花女子大学校の学生が警官と対峙した状況で歌ったその歌であった。 続いて2番候補選挙本部に所属する女性が両脇に並んで歌を始めた。 これを見た某教師は「これまでの全教組委員長選挙期間には見られなかった新しい姿」とし、 カメラで写真を撮り続けた。 「特別な奇跡を待つな/ 目の前では私たちの険しい道は/ 分からない未来と壁/ 交換せず、諦めず/ 変わらない愛で守って/ 傷ついた私の気持ちまで/ 視線の中で言葉はいらない/ 止まってしまったこの時間.」 これらの女性たちは2番候補チームを支持する理由について話し始めた。 「他の選挙本部ではフェミ選挙本部を象徴的で文化的次元の立候補だと言うが、 私たちの目標は当選だ」、 「花になることを拒否して花火になり、世の中を変えたい」、 「完璧な民主主義を学生と共に夢見たくて出てきました。 変化をもたらすのは2番に投票することです」、 「子供を連れてもずっと活動できる全教組になればうれしい。 2番だけが子供と一緒に活動できます」。 大勢に従え…その内容は?MeToo運動は、学校と全教組まで影響を及ぼしていた。 学校は現在、MeToo運動が最も活発なところの一つで、 降り注ぐスクールMeTooに全数調査とホットライン設置まで要求されている。 全教組委員長に立候補した三人の候補チームはすべて「フェミニズム」問題を反映した公約を提示した。 記号1番(チン・ヨンヒョ-キム・ジョンヘ)は、 △性教育標準案廃棄、性平等教育法立法化、 △性暴力ない安全な学校作り運動、 △代案的性平等教育教科書開発とフェミニズム教育義務化争奪、 △女性部委員長新設、支部別性平等団体協約締結支援を公約した。 記号2番(キム・ソンエ-ヤン・ミンジュ)は、 全教組と学校現場ともにフェミニズム教育を導入する計画だ。 △執行部50%女性割当制実施、 △市道支部性平等研修年2回義務化、 △性平等規約および規定整備、 △活動家育児を支援して経歴断絶防止、 △性平等ある民主市民教育施行要求、 △スクールMeToo、WithYou公論化などの公約が大挙含まれている。 これまでの闘争ではなく学校と日常に戻ろうという公約を打ち出して、 候補の中で一番保守的と評価される3番候補までフェミニズムに対する公約があった。 記号3番(クォン・ジョンオ-キム・ヒョンジン)は、 △スクールMeToo運動支援、 △全教組内の性認知感受性強化のための多様な研修企画運営、 △経歴断絶女性組合員のための対策用意などを公約した。 前の二候補と比べて包括的な公約で、 クォン・ジョンオ候補に具体的な案を尋ねたが、 「(当選後に)今後議論していく」という答弁を聞くことができた。 全教組内の年齢主義、男性主義に対して各候補が感じる偏差ただし委員長候補たちが感じる全教組内の男性中心的文化に対する問題点は少しずつ違っていた。 この日、彼らへの共通の質問は 「全教組内の年齢主義と男性中心主義がどの程度の水準だと評価するか」だった。 記号1番は 「年齢主義文化はそれほど深刻ではないと見る。 だが男性中心主義の問題は韓国社会の共通的水準とあまり違わないと診断する」とし 「意識変化のためには持続的な性平等教育で問題を解決するべきではないだろうかと思う」と話した。 これに記号2番は 「組織で教育をすることも重要だが、 女性組合員に発言権を与えることこそ、 年齢主義と男性主義に亀裂を入れることだ」とし 「女性2030副委員長制を必ず実現する」と話した。 記号3番は「今の全教組の組織文化や運営方式は小さい子供がいる男性組合員も活動しにくい条件」とし 「合法的に団体交渉をして労組活動を日課時間の中に持ってくることが必要だ」と話した。 女性が感じる差別と排除についての質問だったが、 全般的な活動家の劣悪な「ワークライフバランス」を批判し、多少的はずれな回答が出てきた。 学校内他の差別問題は?学校内差別は非正規職労働者を除いて語れない。 実際、学校現場には公共部門の非正規職労働者のうち最も多い約40万人の労働者が働いている。 彼らは低賃金、雇用不安定などに苦しみながら、 各種の暴力と事故にさらされている。 政府は公共部門の雇用正規職化を公約に掲げたが、 非正規職労働者たちは実際正規職転換審査で落とされる惨事を体験している。 記号1番は期間制教師の手当て、服務などの差別解消と雇用安定を推進すると明らかにした。 記号2番は学校内非正規職、教育庁直接雇用制を出した。 記号3番は公報物での言及はなかったが、昨年の全教組中執決定に従うと明らかにした。 昨年8月、全教組中執は期間制教員、英会話専門講師、初等スポーツ講師などの学校非正規職問題に関する立場を整理した。 彼らは英会話専門講師や初等スポーツ講師に対して 「誤った教育政策の一環なので制度を廃止して正規教員として配置しなければならない」が 「雇用と処遇に関しては政府と当事者が協議して決める」と明らかにした。 期間制教員に関しては 「現在勤務中の期間制教員の一括的かつ即刻正規職転換の主張には同意しない」とし 「常時的かつ持続的に働く期間制教員に対しては、 政府が責任を持って雇用安定方案を作る」とした。 一方、全教組委員長候補合同演説会は11月30日の忠北支部を最後に終わる。 選挙運動は投票前日の12月4日まで行われる。 投票は12月5日の午前8時から7日の午後6時までの3日間、 投票区の選挙管理委員会が指定した場所で行われる。 投票完了後、支会の選挙管理委員会が指定した場所で開票が行われ、 全教組中央選挙管理委員会は8日に当選者を公告する。 もし得票率50%を越した候補がいなければ、 選管委はすぐに12月8日決選投票を公告して、 12月11日から13日まで決選投票を実施する。 この場合、最終当選・公告は12月14日に発表される。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-12-02 23:46:16 / Last modified on 2018-12-02 23:46:20 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |