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地方自治体に圧力をかける行安部、全公務員労組を捕まえる

こちらは懲戒、あちらは褒賞...ニンジンとムチ

チョン・ジェウン記者/ 2010年04月29日16時43分

全国公務員労組所属労働者への行政安全部の各種の警告、懲戒措置が報復性の 措置ではないかと提起され、論議がおきている。また、地方自治体に懲戒を強 行しろと圧力を加えている実情だ。

行安部は時局大会に参加した労組幹部(全公務員労組地域本部本部長13人、中央 5人)に3月29日、排除懲戒(罷免、解任)したが、地方自治体は警告懲戒で処分、 または独自に終結処理した。

こうした状況で、行安部は3月28日、地方自治体が労組の『不法慣行』を黙認し たとして機関に警告し、労組幹部などに重懲戒などの厳重措置すると明らかに した。

地方自治体は1か月後の4月29日までに懲戒処分を決めなければならないが、行 安部の立場と違って警告懲戒で処分または独自に終結処理して、行安部が反発、 前日にこのような内容の報道資料を出して労組幹部への懲戒強行圧力を加えた。

しかしこのような措置とは反対に『健全な労使関係定立と不法慣行解消』に努 めたソウル九老区、京畿道、光明市、江原、原州市には褒賞する計画だと明ら かにした。ニンジンとムチで全公務員労組を飼い慣らすという意図が伺える計 画だ。

この地域は特に全公務員労組への弾圧が激しい地域と知られ、全公務員労組と 所属解雇者は各地方自治体と闘ってきた。

また、行安部の全公務員労組労組幹部懲戒根拠が不明確だったり『虚偽』とい う主張も提起されている。懲戒者たちは時局会議に参加した労働者に対し、大 会参加の事実さえ本人に確認せず無作為に懲戒をしていると主張した。

行安部がシン・ドンウ全公務員労組忠南地域本部本部長を重懲戒処分しろと指 示した根拠も双方の主張が違う。

行安部は『資料提出を拒否して虚偽出張で勤務地域を抜け出し、副市長室に点 検官を監禁するなど点検活動を妨害した』と主張した。

しかしシン・ドンウ本部長は「行安部職員が全公務員労組公州支部に要請した 確認書は事実不当だった。そのため労働者は『不当な確認書要求』として抗議 したが、これを行安部は『監禁』と表現している。また、退勤後、6時40分に公 州市庁に到着したのに、これもまた行安部は勤務時間でもないのに勤務地域を 抜け出したと主張している」と訴えた。

また行安部はシン・ドンウ本部長を排除懲戒リストに上げ、全公務員労組労組 幹部に集中攻撃をしている。

全公務員労組の関係者は、「行安部の措置は過度を越え、不法だ。労組設立申 告を3回も返戻し、合法的に保障された労組活動を妨害している。これが不法で なくて何か」と批判した。

行安部は全公務員労組所属労働者105人を『不法行為者』と規定した。(記事提 携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-03 13:14:12 / Last modified on 2010-05-03 13:14:14 Copyright: Default

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