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野宿座り込みの公務員解雇者がまた連行、対立広がる

鍾路警察署長を集団告訴... 解雇者家族「10年以上の解雇で家庭が破綻」

チョン・ジェウン記者 2013.05.22 13:14

警察が政府ソウル庁舎の裏門で野宿座り込みをしている全国公務員労組所属の解雇者パク某氏を5月22日午前に連行したことに、労組が「不法連行」と反発し、鍾路警察署の前で座り込みを続けている。安行部との面談を要求する公務員解雇者49人が5月21日に集団で連行されたのに続き、連行が続いており対立が広がっている。

警察はパク某氏をはじめ解雇者4人が野宿座り込みの後、午前8時40分頃に政府 ソウル庁舎裏門前の横断歩道を渡って朝食を取りに行こうとしたところ、移動 を制止した。朴氏は移動を制止する理由を言えと言って「不法制止だ」と警察 に抗議した。小競り合いになったため警察は朴氏を連行し、ばらばらに食事に 行っていた解雇者が集まって「不法連行」と抗議した。

鍾路警察署側は、パク某氏が警察を「暴行」の現行犯で逮捕したと発表した。 だが当時、現場にいた解雇者は、「全く警察への暴行はなかった。小競り合い になって互いに衝突したが、警察は横断歩道も渡らせないなど過度に対応した」 と批判した。

公務員解雇者40数人は、午前9時頃から鍾路警察署の前で座り込みを続け、 「連行者釈放」を要求している。彼らは座り込み中に告訴状を作成し「公務員 の職権乱用」、「道路交通法妨害」等で鍾路警察署長を告訴する予定だと 明らかにした。また、国家人権委員会への陳情も計画していて、警察の 「不法行為」は今後の予想ができない。

解雇者のシン某氏は「当時われわれは身分と移動目的を明らかにして、警察に 制止理由を説明しろといったが、不法を続けた」とし「過度な警察対応を指示 した鍾路警察署長、警備課長と該当警察官を告訴する」と明らかにした。

10年以上、解雇者生活が続き、公務員解雇者の家族も「政府は公務員労組を認 めろ」と街頭に出てきた。市民社会団体公務員労組家族対策委は5月22日午前、 安行部がある政府ソウル庁舎正門の前で記者会見を行って「解雇者元職復職」 と「労組設立申告証交付」を要求した。

公務員労組組合員の家族である88歳のキム・ジョンギュ氏は「婿が何の問題で 解雇されたのか知らないが、長い間復職できない」とし「もう復職をさせなけ ればならないから、力になろうと思って出てきた」と話した。

解雇者の家族、イム・クムスク氏も「10数年間、透明で公正な公職社会を建設 するために先頭に立ってきたことしかない解雇者の何が悪いのかわからない」 とし「MB政府の時に蔑視され過小評価された公務員労組と解雇者だ。朴槿恵(パ ク・クネ)大統領が『和合』を話すが、解雇者が復職して、家庭がきちんとして こそ国民和合だ。10年以上の解雇で家庭が破綻した」と訴えた。

労組のキム・ジュンナム委員長は「解雇者の復職と労組の合法化は国会で議論 が続き、国会議員は賛成しているのに、安行部だけが解雇者は復職させられな いという立場だ」とし「公務員の地位向上と勤務条件改善に努めるという言葉 が真心なら、朴槿恵大統領が直接事態解決に動け」と話した。

公務員労組は「すでに国会議員154人が公務員解雇者の原職復帰に同意する法案 に署名した」とし「朴槿恵大統領は国際基準の通りに関連法を改正し、公務員 労組を認めろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-05-23 00:33:50 / Last modified on 2013-05-23 00:33:51 Copyright: Default

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