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公務員解雇者、野宿座り込み中に現行犯逮捕

「解雇者復職」、「労組合法化」を要求…政府ソウル庁舎前で対立高まる

チョン・ジェウン記者 2013.05.21 10:01

全国公務員労組がソウル市光化門の政府ソウル庁舎の前で野宿座り込みをしていた5月21日午前8時50分頃、京畿道安養市所属の解雇者イ某氏が突然に連行され、陽川警察署に移送された。

9年間、解職者の身分のイ某氏は、安全行政府が労組の面談要請を拒否したため 政府ソウル庁舎の裏門の塀にのぼって抗議した。鍾路警察署はイ某氏を「建造物 侵入未遂」で現行犯逮捕したと明らかにした。

チョン・ジョンフン弁護士はこれについて「現行犯で逮捕するには厳格な理由 が悲痛よだが、ミランダ告知もしないなど、逮捕の理由がない」と抗議した。 続いて彼は「建造物侵入ではない。建造物に侵入しようとしていたのならすぐ 通り抜けるはずだが、なぜ立って抗議したのか」と警察の「過度な連行」だと 批判した。

労組は5月1日から政府ソウル庁舎裏門で「解雇者復職」、「公務員労組合法化」 を要求して野宿座り込みに突入した。当時、警察が座込場の設置を妨害したた め、解雇者はテント一つなく座り込みに突入した。

安行部が労組との対話を拒否したため労組は面談を要求し、昨日(5月20日)から 政府ソウル庁舎の前で3日間の集中野宿座り込みに突入した。全国の解雇者は 座込場に集まり、24時間座り込みをしていて、午前7時から抗議集会を開いていた。

公務員労組のキム・ジュンナム委員長は「労組は、5月1日から安行部に面談を 要求していた」とし「だが安行部が無返答を続けている」と話した。続いて彼 は「与党も野党も公務員解職者復職のための特別法通過を訴えているが安行部 が反対している」とし「安行部は現在、公務員労組との関係を混乱に追いやっ ている主犯であり、面談要求さえ拒否して労組と対話をしようとしない」と 批判した。

現在、労組は庁舎裏門の前で抗議デモを行い、対策を議論している。

なお公務員解職者復職特別法は18代国会に続いて19代国会に上程され、その後、 法案審査小委員会で議論が続いているだけだ。この特別法は与野国会議員29人 が共同で発議し、与野党の議員154人が賛成署名をした。

労組によれば、2004年の公務員労組法制定の過程で一日欠勤を理由に、113人が 公職から排除され、大量に解雇者が発生した。また、4大河川事業などの李明博 政権の政策に反対の立場を表現したことで、現職の労組幹部20数人が追加で 解雇された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-05-21 22:15:28 / Last modified on 2013-05-21 22:15:28 Copyright: Default

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