「両親が切られた席に子女インターン入社」

公共部門人員削減中断要求、労働者-学生共同記者会見

「中央図書館に行く友人の顔に経済危機を見る」

「経済危機に対抗する大学生共同行動」のスジン団長は4月17日、公企業先進化 方案に反対する労働者と学生が共同で開いた記者会見でこう話した。

スジン団長は「大学生らは卒業を先送りしたり、卒業をしても就職できず、図 書館で時間をすごして自らを恥じている。だが恥ずべき当事者はこの事態を作 り出した政府と企業」と指摘した。

▲経済危機に対抗する大学生共同行動のスジン団長

『経済危機に対抗する大学生共同行動』と公共運輸連盟は4月17日午前10時30 分、大統領府入口清雲洞町役場前で記者会見を行い「公共部門強制人員削減中 断と良質の雇用拡大」を要求した。李明博政権の公共機関先進化方案が続々と 推進される中で、労働者-学生が同時に立場を発表するのは今回が初めてだ。

イ・ヨンウォン公共労組委員長は「政府の公共機関先進化方案指針の下で公共 機関は理事会を開き定員削減と大卒初任給削減案を強行処理した。人員を削減 し大卒初任給を削減して、雇用創り出すということはそれ自体が矛盾」と話した。

スジン共同行動団長は「李明博政権は雇用創出を名分に公共機関にインターン 採用を訴えるが、インターン業務は雑事や車の使いなどやりがいを感じられな い仕事が大半だ。その上、インターン期間が過ぎれば正規職として採用される ケースもほとんどない。みな使い捨て雇用だ。既存職員を解雇してその場に卒 業生をインターンとして雇用するのが青年インターン制の本質」と話した。

また「政府は公企業先進化方案を発表し、労働者と学生が競争関係であるかの ように宣伝しているが、労働者と学生は競争関係ではない。労働者と連帯して 最後まで闘う」と話した

イ・ヨンウォン公共労組委員長も「大卒初任給削減は新規職員の賃金を削るこ とだけが問題なのではない。李明博政権は既存の職員の賃金も削れというだろ うし、公共労組は学生と連帯して先進化方案を撤回させるまで闘い抜く」と話 した。

公共運輸連盟と経済危機に対抗する大学生共同行動は、「両親を切った席にイ ンターンとして入社する子供たちを量産する李明博政権は、まともな雇用を保 障しろ」と述べ、構造調整阻止、公共部門良質の雇用創出と最低賃金引き上げ を目標に、「『MBに抵抗』する共同行動に突入する」と明らかにした。

公共運輸連盟は記者会見が終わって政府総合庁舎裏門に移動し、公企業労組の 幹部約300人の参加で李明博退陣構造調整中断を要求する幹部決意大会を開いた。

一方、大統領府は4月18日に開かれる公企業先進化進度点検ワークショップに李 明博大統領が参加して、約70個所の主な公共機関機関長の先進化推進実績の報告 を受けると明らかにした。

政府は昨年12月の第4次公企業先進化発表で、69の主な公企業を対象に1万9千人 の削減、先月は約60個所の中小公企業で3千人の削減を指示、計305の公企業で 3万4千人の人員削減を指示している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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