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ロンドンの地下鉄ストライキ、1ラウンド勝利...緊縮措置一定中断

48時間の2派ストの前に緊縮推進中断、交渉開始…「常識の勝利」

チョン・ウニ記者 2014.02.13 15:59

ロンドン地下鉄(チューブ)労働者たちの二日間のストライキで、ロンドン市のボリス・ジョンソン市長が1ラウンドでひざまずいた。

2月11日、ファイナンシャルタイムズ(FT)などによれば、ロンドン交通局(TfL)と英国最大の鉄道労組である鉄道交通労組(RMT)と運輸事務監督技術労組(TSSA)は、11日夜(現地時間)の2派ストライキ開始の直前にロンドン市のキップ売場窓口閉鎖など、すべての緊縮措置を一定中断して交渉を行うことにした。 労働組合と交通当局は12日から4月4日まで交渉を行う計画で、この期間に地下鉄の職員に対する名誉退職は勧告されるが、緊縮措置はすべて中断される。

[出処:http://www.itfglobal.org/]

ロンドン市は英国保守党政府の緊縮方針により、2015年までに7800万ポンドを削減する計画の1段階の措置として地下鉄有人キップ売場約240箇所の閉鎖を進めてきた。 段階的にステーション マネジャー(station supervisor)、管制室補助員(control room assistant)などの安全確保に重要な職種が完全に廃止され、関連労働者は再就職して再配置されたり希望退職を選択しなければならない。 これ以外にも車両の維持補修、技術、運営分野で熟練雇用が徐々に自動化される計画だった。

RMTとTSSAはこうした緊縮措置に対して1000個の雇用を奪うばかりか、地下鉄の安全と労働条件を悪化するという理由で強く反発し、2月4日から48時間ストライキを行い、緊縮措置の全面撤廃を要求した。

ロンドン市のボリス・ジョンソン市長は労働組合の対話の要求を拒絶し、代替服務者を投入して地下鉄運行を強行しようとしたが、この計画は失敗した。 しかし労働者たちは高いストライキ参加率を見せてロンドン市内の地下鉄運行の70%以上を中断させた。

こうした状況で、ロンドン交通局は労働組合がまた11日夜に2派ストライキを計画したため、ストライキ開始直前に労働組合に譲歩して、双方で合意がなされた。

「ストライキの威嚇、これが結果を出した」

ジョンソン市長は、ストライキの前には切符売り場の閉鎖方針は交渉ができない措置だとし、労働組合との対話を拒否した。 しかしストライキのため、彼は他の方法を見つけることができなかった。

TSSAは論評して「この結果は、仲間がいなければ不可能だった」とし 「われわれは緊縮に動揺せず、喜んで抵抗しようとした」と明らかにした。 この労働組合はツイッターを通じ 「われわれは数カ月間ロビーをして、ビラを配り、ツイッターで知らせたが、ボリスは気にしなかった」とし 「ストライキの威嚇、これが結果を出した」と伝えた。

鉄道海運運輸労組(RMT)のボブ・クロウ事務総長は 「これは私たちすべてが一緒に要求したもので、皆さんが見せた支持と連帯のおかげだ」とし 「結局、常識が勝利した」と明らかにした。 彼はまた、「しかしわれわれは、この削減措置に反対して、きっぱりと残り、経営陣との討論でも抵抗し続ける」と付け加えた。

英国RMTは、カールソン・リングウッド中央執行委員が昨年12月に国際運輸労連(ITF)の1次代表団として韓国鉄道労組ストライキを支持し、韓国を訪問した一方、1月にはロンドンの韓国大使館の前で断髪デモを行ったことで韓国でもよく知られている。

韓国全国公共運輸社会サービス労働組合・連盟と鉄道地下鉄協議会の加盟組織も2月5日、ロンドン地下鉄労働者のストライキに支持で応えた。 彼らは共同声明を出して「キップ売場の閉鎖、歴史雇用削減と地下鉄の構造調整を阻止するための仲間たちの闘争を全的に支持する」とし 「公共運輸労組・連盟とわれわれ地下鉄、鉄道組合員たちは、仲間たちの闘争に連帯して最後まで連帯する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-17 10:39:55 / Last modified on 2014-02-17 10:39:55 Copyright: Default

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