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投稿者 : ジョルディ・オリオラ・フォルチ(カタルーニャ州・バルセロナ)

カタルーニャの独立運動は、依然としてヨーロッパで最も強力な社会運動である

カタルーニャは9月11日をカタルーニャの日Diadaとして祝っているが、1714年のこの日、カタルーニャは戦争に敗れ、カスティーリャに併合され、すべての制度が廃止され、言語も禁止され、植民地として扱われ始めた。このような記念日を建国記念日に選んだ人々は、自由が奪われたことを記憶し、将来自由を取り戻したいことを明確にして、自由を取り戻そうとしてきた。しかし、カスティーリャの軍事的蛮行は、爆撃、投獄、処刑、大量処刑を繰り返し、これを阻んできた。

2017年、EUとの関係でスペインが以前のように暴力に訴えることができなくなったので、カタルーニャは、自己決定を問う住民投票によって紛争を民主的に解決する道が開かれると素朴に考えていた。しかし、マドリードは1万人の警察を送り込み、自分たちで住民投票を準備した有権者を弾圧し、その映像は世界中を駆け巡った。それ以来、スペインはカタルーニャ独立運動を壊滅させようと莫大な資源を費やしてきた。ヨーロッパで前例のない警察と司法による弾圧、虚偽宣伝、見込み捜査、法律をねじ曲げての横領・テロ・国家反逆罪の告発、また政治家・活動家・弁護士を違法にスパイしての告発や脅迫、さらに彼らの信用を失墜させるための絶え間ないメディアの喧伝、そして反社会的自警団による賄賂や不正行為さえ行った。

このようなやり方で、スペインは独立支持政党を怯えさせ、分裂させることに成功し、10年にわたるカタルーニャ独立支持政権の倒し、スペイン政党がカタルーニャ州を統治することを可能にした(絶対に履行されない経済協定と引き換えに、独立支持政党の1つの賛同を得て)。そして、この政権交代によって、社会的多数は独立派ではないと人々に信じさせたいのだ。しかし、この変化には別の理由があることを誰もが知っている。まず、スペインはこの10年間、カタルーニャを政治的暴力で従属させてきた。その暴力は独立派諸政党にも影響を及ぼし、諸政党は信用を大きく失い、自己批判と戦略の変更を迫られている。しかし、政党を除けば、独立派の社会的多数派は、このような波乱にもかかわらず、ほとんど動揺することなく、ヨーロッパで最も強力な社会運動として前進を続けている。

そして9月11日、群衆は再び街頭に繰り出し、今度は5つの都市(バルセロナ、ジローナ、タラゴナ、リェイダ、トルトサ)で同時に、スペインが植民地主義的な扱いで略奪した資源があれば、カタルーニャは貧しい地方ではなかったかもしれないという事実を糾弾した。

自己決定権を行使する方法を考案するのはカタルーニャ独立運動次第であり、民主主義国家を自負するスペインがそれを阻止するために暴力を行使することも、民主主義空間であることを自負するEUが再び巻き込まれないために見て見ぬふりをすることも承知の上である。いずれにせよ、民衆がそこにいるのであれば、独立推進プロジェクトは進むだろうし、スペインとEUはますます不機嫌になって、カタルーニャ人が自分たちの将来を民主的に決めるのを阻止しようとするであろう。

*写真:Assemblea Nacional Catalana


Created by staff01. Last modified on 2024-09-15 16:20:51 Copyright: Default

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