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大物裏金議員を落とせ!〜衆院選東京24区、有田芳生候補が第一声

動画(6分)

 10月15日衆院選が告示された。この日早朝、記者は「大物裏金議員」萩生田光一候補と対決する有田芳生候補の第一声を聞きに八王子北口に出かけた。駅周辺は、制服私服の警察官が多数配置され、ピリピリした雰囲気だった。立憲民主党の街宣車の前には、おびただしい数の報道陣が陣取っていた。手荷物検査を受けないと柵の中のギャラリースペースには入れなかった。

 演説会は予定どおり午前9時に始まった。まず挨拶したのは市民代表の菱山南帆子さん。菱山さんは「何でも物価は上がるが賃金はそのまま。まっとうな社会を八王子から取り戻そう」と訴えた。続いて有田芳生候補がマイクを握る。「いま私たちは歴史の大きな転換点に立っている。今回の選挙は、まっとうに暮らし働く人が報われない社会を大きく変えるときだ。この選挙区では、2728万もらった裏金議員がいるがこれは5年間の数字。実際は20年前からやっていたので総額はもっと大きい。またこの議員はカルト宗教である統一教会とべったりだ。こんな状況を終わらせなくてはいけない。石にかじりついても勝利したい」とアピールした。名指しこそしなかったが、萩生田候補への強烈な批判だった。

 二人のあとに登壇したのが野田立憲代表だ。野田氏は今回の選挙の争点は「裏金問題」だと熱弁をふるっていたが、長々と演説していた。主役のはずの有田候補は5分ほどなのに、野田代表は15〜20分。演説会の位置づけが、「有田出馬」より「党首第一声」にあったようだ。また野田氏の演説が終わるところで、聴衆から「消費税廃止を!国民の目線になれ!」のヤジが飛んだ。

 記者は演説会の終わったあと、ヤジを飛ばした男性に話を聞いてみた。かれは「有田さんは支持するが、いまの立憲は消費税問題で考えが甘い。本気でたたかっていない。上辺だけの耳障りのいいことを言っていてもなにも変わらない。本気でたたわなくては政権交代はできない!」と厳しい口調で話してくれた。(M)


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