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山口宏弥委員長、怒りのスピーチ〜JAL争議の全面解決求め本社前で大集会

フル動画(68分)

 12月22日は冬至で、東京も今季一番の寒さとなった。しかしそれを吹き飛ばすように「JAL争議の早期全面解決をめざす本社大包囲行動」が開催された。大勢の参加者は、防寒具に身を固めながらも心は熱かった。山口宏弥委員長(JAL被解雇者労働組合/写真)は「寒いと13年前の解雇された12月31日に思い出す。きょうはJALが国交省から業務改善勧告を受けたが、国交省がこの集会に合わせて出したのではないか」と集会前に記者に語った。

 100人の大合唱「あの空へ帰ろう」の歌声から始まった1時間の集会。次々に支援・当該のスピーチが続いたが、最後に、山口委員長は本社ビルに向けて怒りをはきだした。「この会社と半世紀も付き合ってきたが、ひどすぎる。ホテルリゾート開発、大量ジャンボ機購入、ドル先物買い2200億円などのずさんな放漫経営がJAL破綻をもたらした。そして経営は責任をとらずわれわれを解雇した。許せない」。そしてそれだけではなく経営陣は「反社の株主に風俗接待をやっていたこと、裏金づくりのために大量の株主優待券を金券ショップで換金していたこと」をバクロした。

 「会社をよくするためにもこの争議解決が必要。赤坂社長は決断せよ。私たちは、納得できる解決をめざして力いっぱい頑張る」と結んだ。JAL争議は2024年で14年目に入る。(M)

ーー以下は宮川敏一さんのレポートーーーーーーーーーーーーーーー

◆12/22、JAL争議の早期全面解決をめざす本社大包囲行動が18:30より、天王洲アイルにあるJAL本社前で開かれ、これまでの中で最大の人々が集まりました。

◆開会を前にうたごえの大合唱、和太鼓とトランペット演奏で場を盛り上げてくれました。
◆1830になると車上から客乗の山田純江さんが司会のマイクで進行してくれました。
◆ 主催者を代表して宮垣さんが挨拶をしました。
◆山崎書記長
「日本を代表する大企業のJALが13年前にとんでもない解雇事件がありました。JALは13年前に165名もの大量解雇をしました。私も当事者パイロット58才の年齢で解雇されました。それも、明日が正月と言う12月31日の大晦日にです。会社の状態が悪くなった。その理由で社員を削減したいと。その削減計画が裁判所から認められました。しかし、裁判所が認めた削減計画を735名も超過しました。超過削減が済まされているのに、165名を削減したのです。これもおかしいが、その1年後に大幅な収益を上げました。JALは何回も解雇者の職場復帰できるチャンスがありました。それでもJALはパイロットで630名、客室乗務員は6700名以上を採用しています。私は年齢で解雇されました。ベテランが職場復帰すれば再教育がスムーズできます。大きなメリットです。JALの不当な解雇、しかも人権侵害です。私たちは早期解決を目指しています。皆さんの理解とご支援をよろしくお願いします」と決意と挨拶をしました。
◆福田昭夫立憲衆院議員
24人の国会議員で解決を進めるために超党派で代表をしています。しっかり解決する気持ちでいます。何と13年前解雇して、4回のILO 勧告受けても勧告改善しない。けしからんと思います。頑張りましょう。

◆高野清掃中央支部
解決するために連帯挨拶をします。JALの解雇撤回は全て労働者に共有します。また勝ち取れば多くの労働者に希望を持たせます。解雇撤回、早期解決頑張りましょう。
◆柚木康子さん
納得する解決をしましょう!
◆各地から連帯
◆地方組合員3人から挨拶
◆近村乗員争議団長
◆山口宏弥委員長
◆鈴木圭子客乗争議団長
 シュプレヒール


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