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問題だらけの陸自ミサイル基地 石垣島から上京団が対政府交渉
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問題だらけの陸自ミサイル基地

石垣島から上京団が対政府交渉

動画(6分7秒) 

11月24日石垣島から市民と市議会議員が上京し、政府(防衛省、内閣官房)と建設中の陸上自衛隊ミサイル基地建設の問題点の釈明と説明が叶わないならば工事の中止を求める交渉が参議院議員会館(東京都千代田区)で行われた(主催:石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会、うりずんの会・沖縄県選出国会議員)。

交渉内容は、基地から流れる排水、弾薬庫の安全性、有事のリスク特にシェルターの問題、米軍との共同訓練の問題など。石垣島の陸上自衛隊ミサイル基地は来年3月に完成予定だが、問題点が続出している。

↓基地から私有地に流れ出る水

例えば基地内から流れ出る水の問題。出た水は、敷地の一番低い位置から農道を越えて私有地に流れ出ている。水量は、大雨の際は相当量になる。この中に化学物質など人体に悪影響を及ぼす物質が含まれる危険性はないのか、市民は心配している。防衛省は、適正に対処しているとこたえるのみである。市民からのそこから私有地に水が放出されることは決定なのかの問いに、防衛省は「変更ない」と答えるのみであった。また石垣島現地からのリモートでの市民の質問で「弾薬庫が爆撃されるようなことになったらどうするのか」の質問に、防衛省職員は「仮定の質問に答えられない」とこたえた。

↓基地建設現場(今年9月9日)

上京団は最後に、「私たちは基地の完成予定図を見たことがない。」「水の問題では、住民説明会を開いてほしい」と訴えた。石垣島にとどまらない問題だが、市民が置き去りにされ軍事力強化がしっかり進んでいる感は拭い去れない。また、南西諸島のミサイル基地建設の問題、本土のマスコミはほとんどとりあげない。この日も同様だ。この事態には、怒りを通り越して最早あきれてしまう。(湯本雅典・11月24日)


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