経産省前テントひろば日誌（9/2）／9.11に丸10年「脱原発テントひろば」大集会

丸１０年「脱原発テントひろば」大集会～フクシマは終ってない、今の福島を伝える～
2021年９月１１日（土）
1 5：0 0 ～ 1 8：0 0（小雨決行）
霞が関・経済産業省本館正門前

フクシマの原発事故では、いまだ「原子力緊急事態宣言」は解除されていない。その住民避難指示はピーク時に16万人を超え、いまも4万人以上が自宅に戻れないままだ。直接の被ばく死者はいなかったが、避難中のストレスによる災害関連死が4千人近くいる。事故を起こした東電にも、その関連会社の社員を含めて事故処理に関連して多数が高線量被爆した。
　一方で事故炉の廃炉処理は放射能汚染水が大量にタンク保管され、しかも原子炉周辺の放射線量が高く、その廃炉計画があいまいなまま、満杯のタンクから汚染水が「処理水」として海に流されようとしている。
　2011年９月１１日、私たちの脱原発を目指す経産省前テント設置から丸10年が経過する。フクシマはまだ終わってないにも拘らず、経産省は老朽原発まで稼働させ、エネルギー基本計画でも、地球温暖化対策を口実に原発温存を図っている。
いまフクシマの真実を再確認し、テントひろばとともに皆で脱原発を実現しよう。

9月10日（金）経産省申し入れ（午後、依頼中）
9月11日（土）経産省本館正門前大集会
　 1 5：0 0 　音楽演奏・歌
　 1 5：3 0 　メイン集会
　 1 7：3 0 　音楽演奏・歌
今の福島を伝える
・武藤類子さん
・黒田節子さん
フクシマは終ってない
・鎌田慧さん　　・河合弘之さん　　　　
・神田香織さん・落合恵子さん（依頼中）
・山﨑久隆さん　
・国会議員：菅直人議員、福島みずほ議員
音楽演奏・歌
守屋真実さんうらんさんジョニー H さん日音協のみなさん
主催：経産省前テントひろば

テント日誌9月2日（木）版

経産省前テントひろば

布川国賠訴訟の判決日 8月27日（金）

　事務所に到着すると既に荷つくりが完了してあって、ずいぶん早いなと思いながら階段を昇って行った。まだ11時半である。（金曜日は13時スタートなのにと思いながら）するとMaさんとWさんが椅子に座って話をされていた。「ずいぶん早いんですね」と言ったら、今日は冤罪の責任を問う布川国賠訴訟の判決日とのこと、東京高裁１０１号法廷で言い渡されるからと言う事で朝早くから、駆けつけているのだそうだ、Yaさんは朝早くから並んで抽選に当たり、今、傍聴に入っているそうだ。他の人は抽選に外れたようで、早めに事務所に来て用意をされていたと言う事だった。これは、かなり後で分かったことだが、判決は全面勝訴と言う事だった。

　座り込みを始める前から斉藤さんとYoさんと高級自転車の君が到着していた。今日は月曜日のSaさんが購入してくれた物と私が手に入れた物と合わせて8本のペグがあったので、旗竿やバナーをこれを使って建ててみた。やはり、キャンプ用品があると仕事がはかどり、体裁よく仕上がった。

　座り込みをしていたら、じっとしていても背中から汗が流れてくるのが分かる。一度秋雨前線が現れて涼しくなったので過ごしやすい日々が続くのかなと思っていたが、そう簡単には秋にはならず、また、真夏に逆戻りである。気温だけでなくかなりの蒸し暑さで、熱中症に用心しなくてはならない。持参した冷水はすぐなくなり、テントの氷水のお世話にもなった。それでも、太陽が文科省のビルの影になると幾分か、涼しさを感じてきた。

　ObさんとHoさんが2時頃やって来て、座り込みの椅子がだいぶ賑やかになって来た、その頃JKS47のメンバーが早めにやって来て挨拶をして、3時前にもどってくると言って場所を離れた。今日は毎月1回の例会の日だと言う事が分かった。JKS47の皆さん方も黒装束でこの暑さの中で念仏を唱え太鼓をたたきながらの祈祷会、本当にお疲れ様と言いたい。（S・S)

今は日蓮の生誕から約800年後 8月27日（金）後半

祈祷会の皆さんの東日本大震災犠牲者追善供養「鎮魂」月例祈祷会の読経を聞いていて、今は日蓮の生誕から約800年後であることを教えられた。一方、核のゴミ（死の灰）は二桁違いの十万年以上も放射能を持ち続ける。フィンランドのオンカロでも、末代にどのように死の灰を伝えるかが問題になっているが、自分たちの時代をはるか遠く飛び越えるまで死の灰を残す原子力発電の愚かさを再認識した。

5時からは経産省抗議集会。トリチウム等の放射性汚染水の海洋放出の方法が発表されたが、私から、外洋で投棄するならロンドン条約違反、「内水」域に「放出」するのであれば環境基本法に基づき環境影響評価をするべきだと主張。Taさんは、トリチウムが人体に有害であることを強調した。

また、第6次エネルギー基本計画は8月4日の素案確認依頼、本案の発表が無くパブリックコメントも開始されていない。選挙にらみ、政権内部の異論などが報道されているが、私から未だに募集中の「意見箱」への「素案」批判の意見提出を呼びかけた。なぜなら、素案では、「国民からの信頼」や「安全性の確保」の無さを気にしながら、過去の施策の総括もせず、相変わらずの惰性の原発推進政策（低い基準地震動による危険な稼動、核燃サイクル固執、再処理、老朽原発再稼働、実効性無き避難計画、…）を続けようとしているのだから。

「ああ、福島」「座り込め、ここへ」の歌に続いて、菅政権によるコロナ下のオリンピック・パラリンピック開催糾弾、再生エネルギー進展を抑えて原発推進し続ける愚かな経産省糾弾、…の声が続き、原発ゼロ・脱原発を訴えるコールで締めくくった。

片付け後は、事務所で＜丸10年「脱原発テントひろば」大集会～フクシマは終わってない、今の福島を伝える～大集会＞の準備打合せをした。

（参考）ケロップ（@keroppu8649）さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(金曜抗議行動)人は今日も明日もその人のままに見えても体の中の物質はどんどん入れ替わっていく。トリチウムが環境中に出されればそれもただの水素と識別せず取り込み使う。トリチウムのエネルギーは小さいと言うが細胞を作っている分子の中の共有結合に比べれば100倍も大きい。（Ｋ．Ｍ）

https://t.co/asgqJDVGGuhttps://twitter.com/keroppu8649/status/1431175513322627075?s=20

怒鳴りたくなる暑さ 8月28日（土）

「今年最後の猛暑日でありますように」と祈るより怒鳴りたくなる暑さ。にも拘らずサポーターのお二人、エコライダーが来てくれほぼ満席になった。

　Sさんは来ない日が少し増えてきたが来るときは以前は14時ごろだったのが正午にはやってくる。今日はまだ開店前に登場。

〇今、世界が重大な感心を寄せていること

それはアフガニスタン情勢、とりわけ出国を希望する人々の安否だろうと思う。そしてCOVID-19。まさか東京パラリンピックではないと思う。「明かりが見えてきた」そうだが、彼は何処にいるのだろう。火星かケンタウルス座α星かシリウスか。いずれにせよ地球以外の何処かに違いない。（O・O）

美智子さん93歳の誕生会 8月29日（日）

この日は青空川柳句会で、加えて美智子さんの93歳の誕生会もあり、大変な盛況でした。参加は15名を超え、しかも、最初だけ、最後だけの参加で合計15名ということではなく、大勢の方が長時間参加されていたのでそれは賑やかで楽しい日になりました。

美智子さんの誕生会は句会の前にケーキと冠の贈呈で祝われました(写真添付あり）が、句会の中でも、もう一度盛大に祝われて、皆さんが記念写真を撮影していました。

青空川柳句会 8月30日(日）

今日は曇り空で過ごしやすくて良かった。

毎日座り込んでいる斉藤さんの93回目の誕生日のお祝いも同時に行われたためたくさんの人が来てくれて青空川柳句会に新人をまじえて10人もの参加があった。

小倉アイスやヨーグルトアイスの差し入れもあってみんなで美味しく頂いた。

乱さんの出した席題は「笑」と「十」

入選者にはテント座り込み満十年というころで饅頭とお茶が配られた。

お茶は落語の「饅頭怖い」の落ちにひっかけてのおまけでした。

入選句

「笑」の部　秀句

放射能　笑って押しつけ　再稼働　（雅）

原発を　やめぬ計画　鬼笑う　（ふ64）

笑えるね　明かりが見えると　一人だけ　（乾草）

無能ぶり　鬼も笑えぬ　菅政権　（青空）

誕生日　みんな笑顔の　九十三歳　（柚っ子）

特選

混沌の　中の笑いに　力あり　(落葉）

「十」の部　秀句

十年目　異国の空で　月を見る　(原子力ガリレオ）

自由人　十人集まり　小倉アイス　（雅）

やせ雀　共に10年　反核の道　（青空）

十周年　テントに集う　廃炉まで　（柚っ子）

事故十年　決める政治は　いつ実現　（ふ64）

特選

座り込み　十年続け　まだ続く　(乾草）

次回川柳句会は9月26(日）12時から

きょうの気温は34℃、湿度50％ 8月30日（月）

　我々が経産省前に着く前に高級自転車のÝさんが来ていて我々を迎えてくれた。準備をしている間に何時ものメンバーが全員揃った。

　経産省前の人通りは今日も少なく暑い暑い！と言っているうちに過ぎていった。そういう中でレジェンド齋藤さんの腹痛が起きた。「何か変なものでも食べたんじゃないの」と言ったが反応なし。しかし川崎のMさんには話していた。

　今日食べていた昼食は昨日の朝に作ったもので食べきれなかったので今日も持って来て食べている、と。そのあとから腹痛が始まったので、原因は昨日作った料理でしょう。トイレから帰ってきたので「腹の調子はどう？」と聞いたら、良くなったらしく「そんなことより腰が痛くて痛くて！」というので安心していた。ところが片付けようとしていた時にまた調子悪くなったのか、いつもだったらアレコレ動いているのに、皆が知らぬ間に荷物を持って消えてしまっていた。皆さんも気を付けてください！暑いこの時期、冷蔵庫に入れていても悪くなります。朝、食べる前に熱を加えましょう！そうすれば大丈夫！と、昔アルバイトしていた弁当屋で教わりました。自力で帰って行ったので大丈夫だとは思いますが、心配です。

　きょうの気温は34℃、湿度50％。湿度は快適のはずですが地面からの太陽光の照り返しが原因でしょう、すごく暑く感じました。

　4リットル用意した氷水も、私が半分くらい飲んだので3時半ごろ無くなってしまった。幸い氷が残っていたので水が飲みたい人には氷を食べて貰って何とか乗り切った。

　この暑さを見かねて高級自転車のÝさんが「ガリガリ君」を買ってきて皆に振る舞ってくれた。歯が悪い私には嚙み切れるか心配だったが意外なほど柔らかく、皆で美味しくいただいた。

　2時頃、通り掛かった女性がカンパしてくださった、「ニュースを読んでください」と言ってテントニュースをお渡しした。

　きょうの参加者は吉良よし子サポーターのお二人も来られたのでちょうど10名。この暑い中ご苦労さまでした。以上。保

20年延長を企む九州電力 8月31日（火）

一日中、どんよりとした曇り空でも温度は高く蒸し暑い。経産省前に到着すると、もうレジェンド斉藤さんが来ていました、昨日のテント日誌によると、お腹の具合が心配だとありましたが、セッティングが終了すると直ぐに、持参の弁当を食べていましたから心配ないと思います。

通常の時間前でしたが、上空に真っ黒い雲が現れ風も出て来たので早めに撤収した。事務所に戻ると間もなく、鹿児島の川内原発原則40年運転を超えて、さらに20年延長を企む九州電力に対して、その運転阻止を現地川内蓬莱塾を拠点に現地の人と共に戦っている江田さんが見えられまして、経産省前に行ったのですが撤収作業が

若干早かったために経産省前テントでは合流できませんでしたが、事務所に戻って片付けをしている時に合流出来ました。

江田さんは、９・１１丸10年「脱原発テントひろば」大集会までは、こちらにいるようですので、交流会の席を設ける予定です。　　（Ｙ・Ｒ）

デタラメ「ニュース女子」番組の訴訟で辛淑玉さんが勝訴 ９月１日(水)

涼しい。予定時間通りにセッティング終わる。当番２人。通りがかりの女性がおじぎをしていってくれる。暫くすると、Oさんがチラシを渡しに来てくれる。「冤罪の責任を問う　布川裁判」で、国賠訴訟で8/27の東京高裁判決は国賠を認めたという内容。これを裁判所前で撒いたそうだ。

今日は10時から、沖縄の米軍基地反対運動は金をもらってやっているとデタラメの番組をつくった「ニュース女子」に対して辛淑玉さんが訴えた裁判があり、勝訴。

雨が降り出す。シトシトとやむような感じではない。寒くなってくる。倉田さんが登場。演説。遅番の勝爺とMaさんが来る。そしてAさん。勝爺は関東大震災朝鮮人虐殺抗議追悼集会（墨田区横網町公園)に参加してから来られた。美智子さんは３時過ぎに来られた。雨降りなので片付けが大変。

今日は第一水曜日なので夕方から日本原電と東電への抗議集会が行なわれる。みんな頑張る。

9月3日（金）　「安倍―菅政治を許さない」ポスター日

13時：国会正門前でもあります

9月３日（金）　経産省前抗議行動（毎週）

（9月10日（金）は9月11日集会のため休みます）

17時～18時経産省前　主催：テントひろば

丸１０年「脱原発テントひろば」大集会 　9月11日（土）～フクシマは終わってない、今の福島を伝える～

福島からの報告を武藤類子さんと黒田節子さんのお話をメインで行います。ゲストの発言も多数あります。鎌田慧さん、落合恵子さん、神田香織さん他です。