韓国サンケン電気労組を支援する会8月5日・第44回木曜日行動報告 | |||||||
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サンケン電気労組を支援する会8月5日。第44木曜行動報告 サンケン電気よ!偽装解散・解雇撤回し工場の再稼働をせよ!サンケン電気本社工場前での抗議行動。 集会の冒頭全統一労働組合の佐々木議長からの挨拶がありました。つぎにインターネットを通じて韓国サンケン労働組合の仲間からのアピールが続きます。「7月29日に私達が座り込みをしているテントの前に人が訪問しました。どこから来たのかと私達が問い詰めるとサンケン電気が送った人間だと言いました。電気工事をするのだと言っていました。そして、工場を少し改築するんだと言っていました。そしてまた、翌日にも人がやってきました。工事をすると言うので、いつもは入れない工場の中に入って行きました。しかしその人は私が工場の中について入って来たので無断進入になるので、出て行けと言いました。私はその言葉を聞いた瞬間腹が立ってなりませんでした。私達は特に何か悪さをするわけではない。 今までここで働いていた社員なんだから工場の中に入ってどのようなことが行われるのか見るのは構わないではないかと言い返しました。そしてその人間はここは立ち入り禁止だと言ったので私達は言い返したのです。この工場で30年以上働いてきた人もいるんだ、この工場でずうっと働き続けてきたんだ。この工場に入るくらいいいじゃないか。と言ったわけです。その人は良く聞くとこの工場の建物を買った人間でした。その建物を買った人間は、あなたは何年ぐらいここで働いていたのかと私に聞きました。私は18年間ここで働き続けたんだと言いますと、ずいぶん長く働いたんですねと言いました。 それだったら工場のドアを開けてあげましょうと言いましたので、私達は一旦下りてきました。下りてきてもう一度入ろうとすると中から鍵を閉めてしまいました。それで私達は外で待っていたのですが、鍵を開ける様子はありませんでした。やり方がサンケン電気と全く同じやり方をするんだなという感じがしました。私達と面と向かって話しているときは鍵を開けて入ってもいいよと言うようなことを言っておきながらその後ろで舌の根も乾かぬうちに鍵を閉めて締め出してしまう、その様なやり方。本当にサンケン電気と同じやり方です。それで私達は工場の前でその人が出てくるのを待っていました。そして、その人が工場から出てきたので何故さっきは開けてくれると言ったのに中に入らせないのか、どうしてそういう事をするんだと問い詰めたところその人はとぼけたように、あれ、鍵が閉まっていましたかおかしいですねと言うようなことを言いました。 それで入ってもいいと言う事だったので私はまた、工場の中に入りました。特に手を入れたところもなかったですし、大きな変更箇所は見当たりませんでした。そして事務長もやって来て何か改築をするんだったら私達も入ってもいいですねと念を押しました。工場の中を改築するという事だったので私達も希望が持てるのかなと思いました。最初は入って来るなとか、外部の人間は立ち入り禁止だとかその様ないいかたをされたのでムッときましたが、工場の中が改築されるのであれば、私達も又、元通り働くことが出来るかもしれないというかすかな希望を持ちました。今韓国でも夏休みのシーズンに入っています。だから私達が外に行って街宣活動ができないと言う事を会社側もよく知っていると思います。でも、私達は変わらず自分たちの行動を行っています。 朝早くから出勤前の街宣行動、そして、釜山の日本領事館前での行動、そしてまた、取引先への行動、そして夕方には退社する人たちに向けての街頭宣伝、この様に一日一日毎日の行動をこなしています。あるときは私が早めに家に帰るときがありました。私がいつもより早く帰って来たのでうちの妻が言いました。「何故あんたはそんなに早く帰って来るの。いつも最後まで闘うと言っているのに、えらく早く帰って来るじゃない。」そういう風に私は言われました。日本の人たちは月曜日も木曜日も暑い中頑張っているじゃない。それなのに、あんたはえらく早く帰って来るじゃない。」と言われたけど私は言い返す言葉がありませんでした。それで私も言いました。自分で好きで早く帰って来たんじゃなくて、今組合の方で疲れるからたまに交代で早めに帰るようにしているんだ。と私は妻に言い返しました。そして私はFBを妻に見せました。月曜日に埼玉の人たちが埼玉市民行動を行っている様子の写真だとか、それから水曜日に大阪の方でサンケン大阪支店の前で行動を行っている様子、そしてまた、木曜日に皆さんたちが行動を行っている様子などをFBに載っている状況を妻に見せました。私の妻はまた言いました。どうやら日本はコロナがそれ程拡散していないのかしらね。 韓国より日本の方が感染者が少ないのかもしれないわね」と言ったので、私は、いや、そんなことはない。韓国より日本の方が今感染者が拡大しているんだよ。と私は答えました。妻はまた言いました。「日本ではそんなにコロナが感染している折なのにそして、すごく暑いと言うのに日本の人たちは頑張っているのにあんたは何で早く帰って来るんだ。あんたは早くみんなと合流して闘いに参加しなさい。」と私に言いました。それで私に早く出ていけと言うので、何でそんなことを言うのだと言いました。そうすると妻が言うには「あんたが来るとご飯も準備しなくちゃいけないし、掃除もできないし。いるとうっとうしいから出て行ってちゃんと闘いをした方がいいと言われたので私は止む無く闘いに合流すべく家を出ました。私は妻が言っていることがよく理解できました。勿論私達が大変だと言う事もありますけれど、日本の人たちは私たち以上に自分のこととして考えて行動を行ってくださっている。そしてまた、私達はそれに答えて頑張ってはいるけれど、その日本の人たちの頑張りに比べて解雇撤回の闘いなのにまだまだ足りないと言うふうに思っています。私達韓国でも頑張っていますけれど、日本でも暑い中そして、コロナ感染の折にも負けずにサンケン電気本社の前で頑張ってくださっている日本の仲間の皆さんに心からお礼を申し上げます。私達は尾澤さんが釈放される日までそしてまた、現場に戻るその日まで、私達の闘いを続けていきます。本当に皆さん、ありがとうございました。最後に私が好きなスローガンを叫んで終わりたいと思います。最後まで闘って工場に戻ろう。」 「まだ、朝早いですがとても日差しは強くそして、暑さがどんどん増してくるようです。皆さんもご健康に気を付けてください。サンケン電気にご出勤中のサンケン電気の社員の皆さん、私は今、韓国から話をしています。韓国でサンケン電気が100%出資して作った子会社、韓国サンケンで働いている韓国の労働者です。2020年の7月9日サンケン電気の取締役会ではホームページに掲載して2021年1月20日付けで韓国サンケンを法人清算する、廃業をすると言うようなことを通知しました。でも、このような決定、取締役会の決定をホームページで通知はしましたけれど当事者である私達韓国サンケンの労働者、そして労働組合には一言の断りも、また、合意も全くありませんでした。5年前に私達が解雇撤回を勝ち取った時、会社側と合意書を締結しました。 その合意書には重大な雇用問題が発生する際には労働組合と話し合い、合意のもとに進めると言う事が明記されています。従って、サンケン電気の2020年7月9日付けの取締役会の通知は、この合意書から真っ向から相反するものです。私達との労働協約41条にある整理解雇などの要件になっている6か月前の通知であれば解雇は成立するのではないかと言う事を言うに違いありません。しかし労働協約には一方で、この様な問題の時には事前に労働組合と十分に話し合う事、そしてまた、そして合意がなされなければならないことが労働協約にも唱ってあります。私達はずっとサンケン電気のLED灯具事業部にいたと理解しています。そして2019年の11月に発表されたサンケン電気の文書によると、LED灯具事業は全て撤退すると書かれていました。 当時私達は会社側に直ちに団体交渉を要求し、私達はサンケン電気のどの事業部に所属しているのか、そういうことをもう一度確認をしました。その当時韓国サンケンの社長は韓国サンケンと言うのは、サンケン電気直属の生産工場だと言うふうに答えました。LED灯具事業からの撤退と韓国サンケンの問題は関係がないと、2019年の11月当時、韓国人の社長は私達に言いましたが、結局LED灯具事業部もなくなり、それで韓国法人清算と言うのも行われることになってしまいました。サンケン電気はこの韓国サンケンの法人解散の理由として、過度な累積赤字をその理由として挙げています。私達は生産現場の労働者です。私達は会社から言われた製品の製造に当たっていた生産職の労働者です。私達は製品は作りましたが赤字と言う製品は作ったことがありません。赤字になった原因そして、その責任は何処にあるのでしょうか。 韓国サンケンの社長が無能力な人間だとすれば、その様な社長を指名したのも日本のサンケン電気本社です。そして、作れば作るほど赤字になるような注文を回したサンケン電気本社の責任はここにもあります。子会社の赤字が雪だるま式に膨れ上がっていったときにサンケン電気本社はどの様な対策を取ったでしょうか。正常な会社で、きちんとした経営のやり方であれば、その様な無能な社長は交代させられるでしょう。作れば作るほど赤字になるような生産ではなくきちんとした生産計画の下できちんとしたアイテムが私達に回って来たと思います。サンケン電気の本社は赤字を回避するためにあらゆる努力を傾けたその様に言うかもしれない。私達は問いたいです。サンケン電気本社は韓国サンケンの赤字を回避するために傾けた、あらゆる努力というのは何だったのでしょうか。具体的に上げてくれるように求めます。 私達はその様なことはサンケン電気の経営陣の責任だと思います。サンケン電気の周りにお住いの皆さん、今、私達の日本の仲間が警察によって逮捕されています。それはサンケン電気がでっち上げと嘘で警察を呼んで、平和的な申し入れ行動を行っていた日本の市民の人を警察に逮捕させたからです。サンケン電気の本社の前で実際に警備員の人と口争いをしたのはあったかもしれない。しかし、暴行と言うような行為は絶対になかったと私達は思います。本当に暴行があるのであればその証拠を突き付けなければなりませんし、暴行があったと言って、家宅捜索するような卑怯な真似だけはやめてほしいと思います。私はよく知っています。逮捕されたその人は自分たちの闘いの正当性を示すためにもあらゆる不法な行為はやってはいけないと、いつも私達に言っていました。そしてまたお連れ合いが手術をすると言うようなときに面会を申し出ましたが、このような接見も拒否されたと聞いています。 私達はとても胸が痛かったです。私達が韓国にいて何もできない、何も言えない状況の下で手術の日が決まっていて、そして、お連れ合いが逮捕されてしまった。そして逮捕されたお連れ合いに手術の前に一目でも会いたいと言うその希望もかなわないその様なお連れ合いの気持ちはどれほどだったか、それを考えると胸が痛くてたまりません」。 日本側からは埼玉市民の会からの連帯の挨拶でしめたいと思います。
志木駅南口にやってきました 韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会の仲間から始まりました。韓国からのアピールをオンラインでアピールです。「私はサンケン電気により不当にも解雇された韓国の労働者キム・ウニョンと言います。私たちはこの地元企業のサンケン電気、サンケン電気から解雇されて、私達の工場の前でテントを張って座り込みをしています。この座り込みは360日を越えました。あと10日するとこの座り込み闘争も400日を迎えることになります。私達は2016年から2017年にかけてやはりこの志木駅前にやって来て、韓国から皆さんに訴えをさせていただきました。2016年から2017年当時、サンケン電気が整理解雇を生産部署の労働者だけに行ってきたので、これに対抗して私達は闘いを進めました。 私達は韓国から日本にやって来てそして闘いを日本の仲間の皆さんと一緒に進めました。その当時多くの市民の皆さん、労働組合の皆さんが私達の闘いを支持し連帯してくれました。多くの連帯の力によって私達は解雇撤回させて元の職場にもどることが出来ました。2017年に私達が工場にもどることが決まった時、私達労働組合と会社側で合意書を作成しました。その労使で交わした合意書の中に、大きく重要な2つのことが示されています。1つは韓国サンケンの工場を生産できるような体制に元通りに稼働させると言う事、そしてまた、もう1つは雇用の大きな重大な問題が発生する際には労働組合と事前に話し合い、合意のもとに全てを進めると言う事。この内容が合意書に含まれていました。サンケン電気はこのように私達と結んだ合意書を無視して今回の仕打ちに出てきました。これは韓国の労働者を踏みつけにするだけではなく連帯して闘ってくださった、日本の仲間の皆さんの連帯をも踏みつけにするものです。サンケン電気はこの地元ではよいイメージを持った企業として知られているようですけど韓国ではサンケン電気は噓つきの会社、そして約束を守らない会社として有名になってきています。自分たちは表向き良いイメージの会社を作り上げようとしているのかもしれませんが、言っていることとやっていることが全く違います。韓国では、拳を振り回すと友達が逃げていく、そして、微笑みをたたえれば敵はいなくなる。その様な言葉があると言います。これと同じようにサンケン電気は私達にいつも襲い掛かり、そして、私達に拳を振り上げてきているのに私達がこれに黙って言われているだけでいいのでしょうか。雨が降って傘がない人よりも財布を無くした人の方が哀れだと言います。まるで、これは韓国サンケンの労働者の話の様です。私達は解雇され、そして、工場がなくなり行き場がなくなってしまいました。まるで財布を無くして途方に暮れた人の様です。でも、もっと酷いのは人間が周りの人を失った人、そして更に惨めなのは信頼を失った人このような人と言うのはとても惨めな状況にあります。財布を失って途方に暮れている私達韓国サンケンの労働者よりも惨めで貧しいのは人も失いそして、信頼も失ったグローバル企業と言っているサンケン電気の姿です。人間としての暖かさを失った人は、そしてまた、他人に対する思いやりをなくしてしまった人がどうして他の人から信頼を得ることが出来るでしょうか。この様な企業この様な会社がどうして人に愛される製品を作り、そして周りの人から信頼される企業となりえるでしょうか。 サンケン電気は私達に知らせないでこっそりと韓国の財閥電機メーカーであるLG電気と手を組んで、自分たちが韓国で合弁会社を作り、そして私達を追い出して新たな生産拠点を韓国に作っています。人を人とも思わず、踏みつけるような人には、そしてその様な会社には、必ずその報復と言うものが訪れるものです。私達は工場を追い出され、そして、私達は解雇されていく当てもなくなってしまいましたが、私達にはとても大切な思いやりと、そして、愛情を得ることが出来ました。人が人として思われない、その様な時には暗澹たる状況になると言われます。この様な暗澹たる状況の下で、私達は日本の仲間の皆さんたちが見せてくれた美しい愛情というものに接することが出来ました。 日本の皆さんが見せてくれた私達への思いやりは、本当に想像を超えるものでした。この400日近い闘いの中で私たち自身苦しいことも沢山ありましたが、その度に大きな力を皆さんからもらって私は再び立ち上がることが出来ました。サンケン電気の偽装廃業にも決してたじろがないその様な勇気それこそが、私達が掲げる組合旗の存在です。それは風が吹けば吹くほど弾圧が強まれば強まるほどそして、苦しみが続けば続くほど更に大きく旗めく組合の旗です。私達は恐怖そして、不安というそのものを降ろして私達は敢然と労働組合の旗を掲げました。労働組合の旗の下にこの恐怖や不安と闘って私達の希望をこの労働組合に託し、私達はもう一度前進を始めました。その挫折を知らない労働組合の旗、そして、皆に勇気を与える労働組合の旗私達はこの旗の下に結集して立ち上がり、そしてまた、前進しています。私達はこの旗をもってまた再び日本へやって行き、そして、この労働組合の旗を高く掲げて闘いを進めていきます。私達がまた日本に行った日、そして、勝利終結集会で皆さんと出会える日、そんなことを夢見て私達も頑張ります。皆さんと共に勝利の労働組合の旗をもう一度高く掲げたいと思います。皆さん共に頑張りましょう。ありがとうございました。トウジェン!」 「皆さんお早うございます。私はペクウンジュと言います。私はサンケン電気による韓国サンケンの廃業とそして、解雇に対抗して闘いを続けています。私達の闘い1月20日にサンケン電気が私達の会社を正式に廃業してもう1年以上の闘いが続いています。少し前に会社に人が出入りする様子が伺えました。そしてまた先日は韓国サンケンの清算人である元の社長が姿を現しました。私はそして夢を見ました。会社の工場のドアが開き、そしてわたしたち、支会長のオ・ヘジンさんが社長の首を絞めている夢を見ました。そして、私はそれを止めに入っていると警察がやって来てそしてまた、誰かが私を襲ってきて、私は誰かに刺されてしまった。そんな夢で目が覚めてしまいました。そして、工場の2階からほかの組合員が飛び降りました。その、飛び降りた人が私の怪我をした足の上に落ちてきてしまいました。私は夢の中で絶対に治療は受けないんだ。 ここから離れないんだと、言うようなことを夢の中で言っていました。そして、救急車に連れていかれました。そしてまた、韓国サンケンのトイレの中で私の知らない誰か女の人が出てくるそんな姿を見ました。そして、この女は誰なんだろうと私はその時思いました。正直言って夢なのであっちに飛んだり、こっちへ飛んだりする状況があるんですけど、あまりにも生々しく覚えているので私は自分でも身震いがするほどでした。そして私は夢から覚めて思いました。きっと、会社の清算人である前韓国サンケンの社長が私達を追い出したくてじたばたしているんだろうな、そして、また、社長の首を絞めて殺したいほどそんな憎しみを持っているんだろうな、そして、私達はまた、絶対ここから動かないぞとその様なことを自分自身に言い聞かせているんだろうな、このようなことを夢から覚めて思いました。 サンケン電気の思い通りにはならないのです。これまでサンケン電気は韓国で作られた多くの利益を日本本国に持っていき、韓国の工場には投資をせずに、私達の労働組合を弾圧し続けてきました。私は再び工場に戻って私達が元通り仕事をしたいともう一度強く思いました。日本では私達よりもっと辛い状況の下でも私達に連帯して闘ってくださっている方々がいらっしゃいます。そして、また日本の暑さ、そしてまたコロナの状況でも私達に連帯して闘いを進めてくださっている方々がいらっしゃいます。日本で私達に連帯して闘ってくださっている皆さんに、どうやって恩返しをすればいいか分かりません。皆さんの本当にこの様な恩にどの様に報えばいいかわかりません。獄中にいる尾澤さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。私達は何の罪もない尾澤さんを逮捕させたサンケン電気、このサンケン電気と日本の警察当局を許すわけにはいきません。私達は日本のサンケン電気に対して約束を守れ、合意書を守れ、その様に主張して闘いを続けてきています。日本のサンケン電気がこの様な問題を改めるには多くの人がこの事実を知らなければならないと思います。私達は全てを元通りにしたい。元の職場で働きたいと強い希望を持っています。日本の仲間の皆さん、また、韓国で闘っている私達を支援してくださっている仲間の皆さん、私達も頑張ります。そして元の職場で働けるよう私達も最後まで闘います。今日も私達の闘いに合流してくださって心から感謝します。私達も頑張ります。皆さん共に頑張りましょう。トウジェン!」 ピースサイクルの仲間からのアピールが続きます。サンケンザピーナツに連帯闘争歌を歌ってもらいます。ジョニーHさんに歌ってもらいます。 「皆さんお早うございます。私はヤンソンモです。今日も変わらずに連帯行動に集まってくださった日本の皆さん、元気ですか?猛暑が続いています。韓国では爆炎(ばくえん)と言います。爆発する炎と書いて暑さを爆炎と表現しています。爆炎の日が続いています。皆さん共に力強くこの暑さに負けず元気強く前進しましょう。サンケン電気は今年の1月に私が働いていた韓国サンケンの法人の解散を断行しました。その前から反対の闘いを続けていたので、もう1年以上の闘いが続いています。しかし1年以上にわたるこの期間サンケン電気は何ら私達に話し合いをしてきていません。韓国の問題は韓国で解決しろと言っているのかもしれませんけれど、私達に対して誠実な回答をよこしていない。その様な状況が続いています。韓国サンケンの法人の解散と言うのはサンケン電気の取締役会で決定した問題です。それなのにもかかわらず韓国の問題は韓国で解決しろというのは逃げ口上に過ぎません。私達はサンケン電気に対して誠実に話し合いを行うよう要求し続けています。サンケン電気のやり方に私達はとても腹が立ちます。私達の生活の問題家族の問題を自分たちで勝手に決めておいてその後は知らないと言うのは余りにも酷いと思います。私達は無理な要求をしている訳ではありません。サンケン電気に誠実に話し合いを行えと要求をしています。その様な説明責任を果たしていないサンケン電気のやり方に私達は怒っています。30年以上働いてきた人もいるわけです。何故私達がサンケン電気に対話を要求しているのかそれは余りにも明白です。私達がこの様に話し合いを要求するのがそれ程無理な要求なのでしょうか。 サンケン電気は私達の要求に直ちに答えなければなりません。本当に廃業以外に方法がないのなら、それならそれで労使共に頭を突き合わせてその様な状況を共有し、労働組合が納得する、その様な十分な説明が行われなければならないと思います。この様な最小限の話し合い、最小限の対話をも全く受け入れていないのがサンケン電気です。志木駅ご周辺をご通行中の市民の皆さん。その様なことを行っているサンケン電気、恥知らずでな企業であるサンケン電気が地元にあると言う事は皆さんにとっても大きなマイナスとなると思います。そして企業が働く人たちを自分たちの都合で一方的に追い出したり、解雇したり、その様なことが二度と起こらないように、そして働く人を大切にする企業を作るように、皆さんからもご支援をお願いしたいと思います。サンケン電気は今回の株主総会で新しい社長が就任しました。新社長の体制で、前社長がやり残した仕事を引き継ぐことになるわけですけれど新しい社長はいつの時点かで決断を下さなければならないと思います。志木駅をご通行中の市民の皆さんからの声、そして多くの人たちの声があると、その判断に大きな力が出ると思います。ですから皆さんからもサンケン電気に声を上げてくださるよう切にお願いいたします。私達も頑張ります。私たちも最後まで頑張ります。共に頑張っていきましょう。トウジェン!」 志木駅前の行動の締めくくりとして明大生協労組の仲間からの挨拶をお願いします。 池袋・東京事務所前行動 池袋に移動しました。昼休み抗議集会を始めます。猛暑の中ですが32名の仲間が結集しました、市民の会共同代表の渡邊さんからのアピールから始まりました。中部地区労働者交流会の仲間からのアピ―ル、ジョニーHさんの歌、サンケン太郎さんの歌、争議団ユナイテッド分会の仲間からのアピール埼玉市民の会の仲間のアピール。 続いてオンラインで韓国の仲間からの訴えが続きます。オヘジンさんです。 「このような暑い中にも関わらずこの藤久ビル前のサンケン電気に抗議するための仲間の皆さんこんにちは、今コロナ感染も拡大していますし、こんなに熱い天気なんですけれど、皆さんお元気でしょうか。 私達は日本の皆さんの状況についても逐一聞いています。邦子さんの手術が無事済んだこと、そして、手術後元気に過ごしていることも聞いています。私達韓国で闘争文化祭をやったように日本でもまた、マダンと言う形で皆さんたちが8月の21日に集会を行うと言う話も聞きました。この様な時に皆さん方の闘いが私達に大きな励まし、そして勇気を与えています。それでも、なおかつ、私達の闘いは非常に苦しく困難な闘いであることは間違いありません。その様な苦しいときであっても日本の皆さんが支えてくださっている、日本の皆さんが勇気を与えてくれているその様な思いがあるからこそ私達は立ち上げって、再び前進することが出来ています。サンケン電気は今でも私達の団結を瓦解させようと虎視眈々と狙っているに違いありません。 そしてまた、汚い手を使っていろんなことを仕掛けてくるに違いないと私達は考えています。私達労働者にとって持っている物は何もありません。資本の攻撃に対して何も持っていない。私達にとって使える武器と言うのは団結あるのみです。これまで韓国サンケンの闘いは苦しい闘いが続いてきました。
しかし、今でもなお、労働組合の旗を守り切ることが出来たのは取りも直さず、民主労総ナショナルセンターの下に結集し、私達の上部団体である全国金属労働組合に結集し、その中で私達はその旗を守り抜いてきたからこそ、そしてその団結があったからこそ、苦しい闘いをここまで乗り越えて来られたのだと思います。私達の闘いはまた、もう一度問われています。私たちがここで民主労総の旗を守り切れるのか、金属労組の旗を守って行けるのか、その真価が問われています。そして、今コロナの状況になって、もはや、サンケン電気は私達が民主労総、金属労組の中に入って闘うことを抹殺しようと、今度こそ韓国サンケンの労働組合の息の根を止めようと襲い掛かってきています。 しかし、私達は負けません。私達はこれまでもそうであったように、私達は労働組合の旗の下に固く結集して私達の労働組合を守っていきます。そして私はサンケン電気の担当者に言いたいです。貴方方にこの韓国サンケンの責任があると言う事は、誰よりも貴方方が知っているでしょう。そして貴方方は我々の知らないルートを通じてまた、様々な話を聞いていると思います。 でも貴方方がいくら汚い手を使っても、ずるい手を使っても私達の闘いを止めることはできません。むしろ私達は、このような弾圧や、様々な労働組合への瓦解作戦があればあるほど、自分たちの旗を守る闘いに邁進します。私達は金属労組の組合の組合員です。金属労組と言うのは名前の通り金属の労働者、鉄と言えば叩かれれば叩かれるほど強くなると言われます。そして鋼となり、鋼鉄となっていく。その様に私達、金属の労働者は鍛えられ、強くなっていくのです。 だからこそ私達には勝利しかありえません。いくら、どんな手を使ったとしても、私達が団結し、そして揺るがないからこそ、私達は勝つしかないのです。サンケン電気がいくら私達に対して様々な民族的差別をもって私達を弾圧しても、私達はへこたれません。サンケン電気がグローバル企業として、いくら大層な経営理念を掲げ、そして、企業の倫理と言うものを振りかざしたとしても、その中身が全くないと言う事が今や明白になってきています。サンケン電気が行っていること自体が地元住民への利益の失墜、そしてグローバル企業としての信頼を損ねているそうした、やっていることこそが自分たちのイメージをどんどん壊しているということをしっかりと認識しなければなりません。私達はサンケン電気の取締役会、そして、経営陣に要求します。まず、日本の私達の大切な仲間、嘘とでっち上げの通告によって警察に引き渡した、私達の大切な仲間を直ちに釈放することを強く求めます。そして今回の状況を私達韓国サンケンの問題を解決するために、サンケン電気本社が私達韓国サンケン労働組合と直接団体交渉に応じることを要求します。 これまで問題が解決しなかったのは、本社が直接乗り出して私達と話し合いをしなかったからこそ、このように問題がこじれていくのです。更に日本の仲間を逮捕させると言うようなこの様な愚行によってますます問題がこじれていくに違いありません。私たちはこのような問題が解決するまで闘いを止めるわけにはいきません。サンケン電気は一刻も早く我々の要求に従うことをもう一度求めます。最後に皆さんにもう一度お礼を申し上げます。私達は、へこたれずに頑張って闘いを続けます。皆さん勝ったその日にまた、お会いしましょう。ありがとうございました。」 キムウニョンさんです。「池袋ご通行中の市民の皆さん、そして連帯活動のためにお集まりの皆さん、こんにちは。今、オンラインの画面越しに見える池袋の道路、そして空はとても暑く見えます。皆さん方とても暑い中、立っているのだと思います。この様な状況の中でも私達と連帯するために駆けつけてくださる皆さんたちがいるから、私達は必ず勝利できると信じています。サンケン電気は1973年に、韓国に上陸し様々な恩恵を受けて会社が成長し、今や韓国の労働者を踏みつけにしてまたここで大きな問題を抱えています。サンケン電気はこれまで様々なことをして私達、労働組合を弾圧してきましたが、今回もサンケン電気は、私達韓国サンケンの労働組合を完全になくそうとしています。人間を大切にしない企業、人の命を大切にしない企業、人を踏みつけにする企業が、どうして資本主義の中で生き残れると言うのでしょうか。 皆さんこの様な人倫にももとる、そして労働者を大切にしない、道徳や倫理も守らない。その様な企業が発展させると言う事があっていいものでしょうか。この資本主義の世の中であっても人間が作り出すその製品が人間の生活を潤すものかもしれない、しかし、企業そのものが人間を踏みつけにし、働いている者を弾圧するその様な企業であれば、その様な会社そのものが存在する意味がどこにあるのでしょうか。30年近く働いてきた労働者が自分の職場を追われて、テントの中で寝泊まりし、そしてまた、私たち自身が踏みつけにされて、その様な中で生きようともがく、その様なことはこれ以上あってはならないのではないでしょうか。 16人しかいない韓国サンケン労働組合に対して全力で襲い掛かる企業、そして、裏でこそこそと韓国の財閥LGと手を結んで韓国で別会社を作り、会社を丸ごと清算していく企業、この様なことがあっていいはずがありません。韓国人だからと言う理由で、労働者だからと言う理由で、私達はこれ以上踏みつけにされては生きていくことはできません。今日本でもコロナの感染が拡大していると聞いています。 そして、世界の祭典オリンピック云々と言うのであれば、まずもって日本政府はこのようなサンケン電気の問題などを解決するために乗り出さなければならないのではないでしょうか。東京オリンピックが本当にオリンピック精神に基づいて開催されていると言う事であれば日本政府はまずもって、この問題を解決し不当に拘束されている尾澤さんを直ちに釈放されなければなりません。 日本政府は平和のために日韓、日米韓軍事同盟を作るような野望は捨て、歴史の問題に真摯に向き合い平和にアジアの人たちと生きていく道を模索しなければなりません。サンケン電気が本当に人々から愛される企業になるためにはまず、約束を守ることから始めなければなりません。私達はそのサンケン電気が約束を守るときまで、揺るがずに自分たちの道を歩んでいきます。正直に言って立っているだけでも辛い。本当に汗が流れ出てくる時期に私達のために駆けつけてくださった日本の皆さん、皆さんがいるからこそ私達は闘いを続けることが出来ています。どのような爆炎も、暑さも私達を怯ませることはできません。皆さん私達、日韓の労働者、新たな国際連帯の記録を作っていきましょう。
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