「重要土地調査規制法案」を廃案へ!抗議スタンディングがスタート | |||||||
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「重要土地調査規制法案」を廃案にしようと、参議院内閣委員会審議への抗議スタンディングがスタートした。6月8日、10日10:00〜参議院議員会館前で審議終了まで続ける。12時からのリレートークには、立憲野党議員も駆けつけ、参加者が立ち上がり国会に向かい廃案の拳を上げた。衆議院では、自公、維新に国民民主党も加わり強行採決をした。参議院でも形勢は変わらず、国民投票法改正法案同様、厳しい状況に追い込まれている。菅政権は会期末を前に、75歳以上保険料2割負担、病床削減推進法案等々を次々に強行採決で可決させた。日本国憲法の理念である「平和主義」をも覆えす「土地調査規制法案」は絶対に廃案を求める。 ◆10時から始まったスタンディングは、のぼり旗、ボードを掲げ、審議が始まっている参議院に向けて拳を上げた。12時からは、抗議のトークリレー、法案廃案の思いを参加者と一緒に国会にブッつけた!(報告=宮川敏一) 【リレートーク】 ◆藤本泰成平和フォーラム共同代表「何でも中国を引き合いに危機が煽られ、与野党が賛同する。憲法が破れる危険性がある。政治家、官僚が議論もきない法案をつくり、無謀な運用で何でありが始まっている。市民の力を結集して廃案にさせましょう」。 ◆傍聴者の報告は、座り込み現場に国会中継がリアルタイムで流された。確認と報告者の意見を交え述べられた。質問は妥協のない国民の声をもっと強く伝えろの声が上がった。参加者は100名。内閣委員会の終了まで座り込みは続いた。18:30からは首相官邸前に場所を移し、総がかり行動による抗議を続いた。 【院内集会】13:00参議院議員会館 ◆スタンディングが続く中、並行して参議院議員会館内で、「重要土地規制調査法案」を廃案にしようとすると院内集会が開かれた。12時間の短時間で衆議院を通過させた法案を参議院で廃案させる強い思いで始まった。 【議員挨拶】 ◆福島瑞穂議員(社民党) 「問題なのは1km以内で。聴取を受けなけれならない。監視、摘発を意識した悪法案です。声を上げれば廃案になる。頑張りましょう」。◆高良鉄美議員(沖縄の風)「法案は、沖縄の例で見るならば、嘉手納基地周辺の市街地が全て入ってしまう。法案は憲法の構造上に侵害している。政府の力で法案が変えられていいのだろうか?廃案にしましょう」。 ◆赤嶺政賢議員(共産党)「対馬や苫小牧で意見書が上がっていると吹聴するが、調査すると長崎県も北海道からも出ていない。政府に都合の良いものだけを広げている。世論が広がれば必ず廃案にできる」。 ◆阿部知子議員(立憲民主党)「基地って迷惑な存在です。質問で強調したのは、原発へのテロ対案が乏しい。国の本音は住民調査が狙いです。間違った方向に行かないよう頑張ります」。 ◆近藤昭一議員(立憲民主党)「沖縄で米軍に抗議しただけで家宅捜査受ける。この法律ができる前から違法捜査がされる。国民を威圧する法律は廃案しかありません」。 ◆ 屋良朝博議員(立憲民主党) 「憲法違反の土地規制調査法案は廃案しかない。頑張りましょう!」。 【問題提起】 ◆海渡雄一弁護士 「何から何まで怪しい法案だ。1km四方と言っても曖昧でもっと広げる意識がある。対象が基地と原発になっているが、それも広がる。フリーハンドで国の思いが広がる危険性がある。命令に従わなければ罰金刑の処罰が。『基地周辺の外国資本土地買い占めを許さない』と政府は言う。しかし、法案にはそんな規制がない。政府は外国資本の取得を推奨している。二枚舌を使っている。こんな酷い法案はいらない」。 【全国からリモート】4人の市民から報告があった。 ◆沖縄県から女性 「米軍機から2度の落下物の危険を浴びる実態から報告」。 ◆京丹後市から男性「米軍レーダー基地の存在から、監視強化の実態」。 ◆神奈川爆音訴訟から男性「取り組み実態と法案の違法性を追求した」。 ◆ 北海道で基地調査する弁護士「北海道の自衛隊戦略と基地状況」の課題報告があった。
Created by staff01. Last modified on 2021-06-08 22:58:05 Copyright: Default |