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受賞した3団体が講演〜第30回反権力人権賞発表会に60人

    久下格

 多田謡子反権力人権基金は、12月15日、連合会館(東京・御茶ノ水)で第30回多 田謡子反権力人権賞受賞発表会を開きました。発表会には受賞した3団体の関係者など、 今年も60人の皆さまが参加してくださいました。大変ありがとうございます。
 発表会では受賞された次の3団体から講演を受け、多田謡子の著作「私の敵が見えてき た」と副賞の20万円が贈呈されました。(写真左=賞を渡す運営委員の辻恵弁護士)

● パレスチナBDS民族評議会
(パレスチナにおける超党派市民運動)
● 優生手術に対する謝罪を求める会
(優生保護法による強制不妊手術に対する謝罪要求)
● 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
(弾圧に抗し生コン労働者の生活と権利を守る闘い)

・BDS運動のために全世界を巡っているヌーラ・エラカートさんは、パレスチナ人の 土地を一方的に奪い、非武装の人々を銃撃して殺戮を続けるイスラエル国家の実態、草の 根からのイスラエルボイコット運動の展望を詳しく話しました。

・優生手術に対する謝罪を求める会は4人の方が参加くださり、演壇から3人が、フロ アから1人が、優生手術によって、何のいわれもなく子どもを産む権利を奪った国が、「 当時は合法だった」という態度を改めようとしないことへの、それぞれの思いを述べまし た。

・大企業に挟まれた弱い立場の中小生コン産業で、人間らしい労働条件のために産業別 組合運動を進めてきた関生支部は、40人逮捕。11人が拘留中という大弾圧を受けてい ます。「闘いが前進するとき弾圧がある。さらに闘いを前進させて勝利する」と、確信を こめた報告をしました。(関生支部には檄布と会場カンパ14,341円も贈られました。)

※多田基金の詳細は下記サイトでご覧になれます。
http://tadayoko.net


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