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民進党が希望の党に合流した日

江戸川区で「市民連合を考える」を開催

動画(17分50秒)
  9月28日、民進党が希望の党に合流し事実上解党した。その日、東京都江戸川区総合文化センターで「高田健さんと江戸川で市民連合を考える」集会が開催され、100人の会場に84人が集まった(主催:戦争させない!江戸川総がかり行動実行委員会)。

本来この集会は、総選挙に向けて昨日まで東京16区民進党予定候補だった衆議院議員初鹿明博さんと安倍政権と闘う決意を固める集会にするはずであった。しかし、集会当日に民進党が希望の党への合流を決めたことで主催者も悩みに悩み、映画「希望の党」(2005年、総務省制作)の上映、高田健さんの講演、参加者の自由討論の場に切り替えた。
映画「希望の党」(金子修介監督)は選挙権行使の意味を考える中身の映画で、架空の党「希望の党」に無批判に投票したことで未来が大変なことになるという内容。参加者には、かなり受けていた印象だった。
高田健さん(安保法制の廃止と立憲主義の回復をめざす市民連合)は現状の概括をおさえたうえで、両院で3分の2を持つ安倍政権がなぜ今解散総選挙に踏み切ったのかについてふれた。これは「改憲勢力の大再編をねらったものだ。今、その流れができつつあるのがピンチだ」と報告した。
高田健さん↓

そして、民進党の初鹿明博衆議院議員が登壇し、民進党両議員総会の報告と私見を述べた。
初鹿さんは、「みなさんのご異論はわかります。私も同じです」と何度も強調した。しかし、「今が(政権交代の)チャンスなんです」「私が無所属になっても、希望の党からは誰か出ます。それは、私より皆さんの期待にそわない人でしょう」という発言にも、会場からは不満の声が飛び交った。
初鹿明博議員↓

会場参加者の自由討論は、実に活発に行われた。その内容はさまざまであったが、ただ希望の党公認を積極的に支持する発言はなかった。また、「市民連合が受け皿になるしかない」という意見も出された。今市民は、政党の勝手な動きの中でほんろうされている。高田さんはそのことについて、「うつむいてはいけない」と語った。方法は見つからないかもしれない。しかし、うつむくわけにはいかないのだ。(湯本雅典 取材:9月28日)


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