5年間の粘りづよいたたかい〜3.11反原発!国会前大集会開かれる | |||||||
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5年間の粘りづよいたたかい〜3.11反原発!国会前大集会開かれる<3.11>至る所で安倍政権に対する抗議集会が催された。反原連主催の国会前の集会では、音楽グループ「ジンタらムータ」のナチスに抗ったブレヒトの「レボリューション」という歌の替え歌からはじまった。 そのあと主催者のミサオ・レッドウルフさんがあいさつし、3.11時の地震の体験談のあと、「安倍政権を何とか倒さなければならないが、そのあと悪しき第三勢力が台頭しないとも限らないので、こちら側も十分な体勢をととのえ、声を上げていかなければならない」と訴えた。 つづいて、いわき放射能市民測定室たらちねの事務局長の鈴木薫、古賀茂明、佐藤学(写真)、落合恵子さんらの活動家や著名人がスピーチした。また、各野党の政治家も元首相の菅直人さんはじめ、それぞれがスピーチし、演台に並んで結束を誓い合った。 スピーカーの多くは、いま日本でさまざまな抗議行動が起きているが、それを可能にしているのは、この5年間の反原連の粘りつよいたたかいがあるからだ、と称え、参加者と確認しあっていた。 学者の会の佐藤学さんが森友学園事件を挙げながら、「国や社会を私物化」していると怒りの声を上げていた。「わたしたちは私物化された社会に生きている」と。 香山リカさん(写真)は精神科医の立場から、「いまの日本の本質は、起こっている現実を認めないことで、医学用語で“否認(Denial)”と言います。これを認めさせるのは大変だけど、みなさんに日本の精神科医になってほしい」と訴えた。 コールでは、フクシマの白い防護服を着た二人の男性が核廃棄物のドラム缶をたたいて気勢を上げたのが、印象に残った。参加者は、主催者発表で8000人。たたかいは終わらない。【木下昌明】 Created by staff01. Last modified on 2017-03-12 14:13:06 Copyright: Default |