Menu
おしらせ
・レイバー映画祭（報告）
・レイバーネットTV（10/9）
・あるくラジオ（10/10）
・川柳班（10/31）
・ブッククラブ（10/12）
・シネクラブ（9/1）
・ねりまの会（10/12）
・フィールドワーク（足尾報告）
・三多摩レイバー映画祭
・夏期合宿（8/24）
・レイバーネット動画
●「太田昌国のコラム」第95回（2024/10/10）
●〔週刊 本の発見〕第364回（2024/10/10）
●「根津公子の都教委傍聴記」（2024/10/10）
●川柳「笑い茸」NO.157（2024/9/26）
●フランス発・グローバルニュース第13回(2024/9/20）
●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10）
●「美術館めぐり」第3回(2024/9/23）
★カンパのお願い
・レイバーネットTV（10/9）
・あるくラジオ（10/10）
・川柳班（10/31）
・ブッククラブ（10/12）
・シネクラブ（9/1）
・ねりまの会（10/12）
・フィールドワーク（足尾報告）
・三多摩レイバー映画祭
・夏期合宿（8/24）
・レイバーネット動画
●「太田昌国のコラム」第95回（2024/10/10）
●〔週刊 本の発見〕第364回（2024/10/10）
●「根津公子の都教委傍聴記」（2024/10/10）
●川柳「笑い茸」NO.157（2024/9/26）
●フランス発・グローバルニュース第13回(2024/9/20）
●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10）
●「美術館めぐり」第3回(2024/9/23）
★カンパのお願い
■メディア系サイト
原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル（IWJ）・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV
|
|
|
ログイン |
|
情報提供 |
1453776487424st...
|
|
Status: published View |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■−ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク− ■■■■ ■■ のりこえねっと通信 0111号 2016年1月26日発行 ■■ ■ ◆転送歓迎◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★配信専用アドレス[mailmag@norikoenet.org]よりお送りしております。 ★メールアドレスのご変更、配信停止、お問い合わせは、下記フォームより ご連絡下さい。 https://www.norikoenet.org/mail_form/contact2.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま 15日に成立した「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例」。この熱 気がさめやらない中、1月23日に川崎市労連会館にて、「ヘイトスピーチを 許さない オール川崎 市民集会」が開かれ、会場に入りきれない人がでる熱 気あふれる集会になりました。集会では、辛淑玉のりこえねっと共同代表が 発題し、「多文化共生とはイヤなヤツとも一緒に生きていくこと。ヘイトス ピーチは国家のお墨付きの差別。国家の尖兵。だからヘイトスピーチとの闘 いは国家との闘いだ。カウンターの存在は、自分の恐怖を薄めてくれ、川崎 桜本の地域デモにすごく勇気づけられた」と、この間の経緯とヘイトスピー チの闘いについて語りました。この他にも金哲敏弁護士からの発題、市議会 議員やさまざまな立場の人々から発言がありましたが、拍手がひときわ大き かったのは、在日コリアンの高齢者と中学生からの発言でした。ハルモニ （朝鮮語でおばあさん）は「これまで地域で仲良くやっていけるよう努力し てきたのに、なぜ外から来て差別するのか」と話し、中学生は「ヘイトス ピーチのあまりのひどさに驚いた。許せない」と涙ながらに語りました。 集会の模様は、近日中にのりこねっとTVのHPにアップロードしますので、ご 覧ください。また以下のツイートのまとめもご参照ください。 http://matome.naver.jp/odai/2145353182330277301 来週日曜日には再び川崎でヘイトデモが行われます。「会場の富士見公園を 抗議の声で埋め尽くそう」とカウンター行動が提起されています。詳しくは ヘイト警報をご覧いただき、ぜひとも多くの参加をお願いします。 本日の放送は、「辛淑玉が切る激動の世界〜目の上のたんこぶニュース」と 題して、辛淑玉のりこえねっと共同代表が、立教大学特任教授の西谷修さ ん、元朝日新聞記者の�眞�秀男さん、その他大学教員の能川元浩一さんとイ ラク支援ボランティアの高遠菜穂子さん、ソウル在住研究者の吉方べきさん とスカイプでつないで放送します。ぜひご覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈今号の目次〉 １．1月26日のりこえねっとTVのお知らせ 「辛淑玉が切る激動の世界〜目の上のたんこぶニュース」 �眞�秀男×西谷修×辛淑玉ほか ２．反レイシズム情報 ３．ヘイト街宣・デモ 警報 ４．新聞・雑誌記事・Webより ５．1月19日のりこえねっとTVダイジェスト 「勝ちにいこう」山内斉×辛淑玉 ６．編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ●１.1月26日のりこえねっとTVのお知らせ ◆放送日時：1月26日(火)20:00〜21:00（生放送） ◆タイトル：「辛淑玉が切る激動の世界〜目の上のたんこぶニュース」�眞� 秀男×西谷修×辛淑玉ほか ◆YouTube Live URL：https://youtu.be/VRQzVBuBBkQ ※この事業は「パルシステム東京市民活動助成基金」の助成を受けて実施さ れています。 ＜番組概要＞ 世界は激動しています。 今回の放送は、世界各地をSkypeでつないで、 スタジオの辛淑玉とゲストスピーカーで今何をどう動くべきか、考えていき ます。 当日のゲストとテーマは以下の通りです。 １．国会でSMAP？ ２．週刊文春、甘利大臣の首に大手。 ３．吉見裁判判決が問うたもの。 ４．日韓外相会談記者会見後の混乱を追う。(吉方べきさん、能川元一さん) ５．「テロとの戦い」嘘八百。中東の現場から。(西谷修さん、高遠菜穂子さん) ６．辺野古で振り落とされる国家の暴力。 ＜出演者＞ ◆�眞�秀男(たかや・ひでお) ６年半の鉄鋼メーカー勤務を経て１９８８年から朝日新聞記者。 経済部、特別報道部、ｂｅ編集部、論座編集部、ＡＥＲＡ編集部に在籍。 大分、前橋総局長を務めた。 昨年末退社。 ◆西谷修(にしたに・おさむ) 立教大学特任教授、東京外国語大学名誉教授。 専門は思想文化論。1950年生まれ。 バタイユ、ブランショ、レヴィナス等20世紀フランス思想の研究をベースに、 グローバル世界に生じるさまざまな問題（戦争、宗教、政治、経済、歴史、 生命等々）に-ついて論じる。 立憲デモクラシーの会呼びかけ人。 主著、『不死のワンダーランド』（青土社）、『夜の鼓動にふれる』（ちく ま文庫）、『-〈テロル〉との戦争』（以文社）、 『理性の探求』（岩波書店）、『アフター・フクシマ・クロニクル』（ぷね うま舎）。ド-・ラ・ボエシー『自発的隷従論』監修。 ◆能川元一(のがわ・もとかず) ※Skype出演 大学非常勤講師。専門は哲学。 Twitter：https://twitter.com/nogawam ◆吉方べき（よしかた・べき） ※Skype出演 ソウル在住16年の言語心理学者。韓国・漢陽サイバー大学講師。 Twitter：https://twitter.com/tabisaki/ Blog：http://tabisaki.tumblr.com ◆高遠菜穂子（たかとお・なほこ） ※Skype出演 イラク支援ボランティア。 イラク・ホープ・ダイアリー： http://iraqhope.exblog.jp/ Twitter：https://twitter.com/NahokoTakato イラク戦争の検証を求めるネットワーク：http://www.iraqwarinquiry.net/ イラクホープネットワーク(=イホネット）：http://www.iraq-hope.net /Welcome.html ◆辛淑玉（しん・すご） のりこえねっと共同代表。人材育成コンサルタント、東京生まれの在日コリ アン3世。 企業、自治体、教育機関からの依頼で、人材育成、人権・男女共同参画に関 る講演等を行----う。 東日本大震災以降は被災地支援にも尽力。 2013年ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク＜のりこ えねっと--＞を立ち上げ共同代表に就任。 2003年に第15回多田謡子反権力人権賞受賞。2013エイボン女性年度賞受賞。 著書に、「怒りの方法」「悪あがきのすすめ」（共に岩波新書）、 「差別と日本人」（角川テーマ21）など。 ◆視聴方法について／YouTubeをワンクリック！ のりこえねっとTVは、YouTubeで生放送を行っています。 アカウント等は不要で、本日の番組は生放送終了後も、以下にアクセスする とご視聴いただけます。 ◎YouTube Live URL: https://youtu.be/VRQzVBuBBkQ のりこえねっとチャンネル」への登録数も2000を超えました。ありがとうご ざいます。登録をしていただくと、新しい動画を見つけやすくなりますので ぜひご登録ください。各番組にある「チャンネル登録」をクリックするだけ でOKです。 ＜カンパのお願い＞ みなさまのあたたかいご支援に支えられて、のりこえねっとの活動は続ける ことができて----おります。 クレジットカードやコンビニで1000円からのご支援が可能です。よろしけれ ば、下記---ウェブサイトもご覧下さい。 ・のりこえねっとカンパページ https://norikoekampa.stores.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ●２．反レイシズム情報 ★集会・デモ・セミナー・上映会などのお知らせを掲載します。 HPのトップページにある『お問い合わせ』から 日時、会場、タイトル及び 内容、主催者、主催者の連絡先などを300文字以内で、お知らせ下さい。 http://www.norikoenet.org/contact 1)『祝６．１５南北共同宣言』１５周年記念講演 「ヘイトスピーチに見る日本の人権問題＝先進国における差別規制＝」 日時：1月27日(水)18:00 開場 18:30 開演 講師： 前田 朗（まえだ あきら） 会場：岡山国際交流センター2階 国際会議場 主催：日本と南北朝鮮との友好を進める会 岡山市北区津島西坂1-4-18(自 治労岡山県本部内) 連絡先：TEL:086-214-2822 2)wam第１３回特別展セミナー 「戦争と植民地支配の責任と性暴力―日本・インドネシア・オランダ」 インドネシアの「慰安婦」被害者を支えつづけて 日時：1月29日（金）18：30〜20：30 場所：wamオープンスペース 地図 http://wam-peace.org/about/access/ 地下鉄東西線 早稲田駅から 徒歩５分 テーマ：インドネシアの「慰安婦」被害者を支えつづけて ゲスト：木村公一さん（福岡国際キリスト教会牧師） 参加費：800円（会員割引あり） 3)島崎ろでぃー写真展「銃撃」 日時：2月1日（月）〜7日（日）12:00〜21:00 2/1、2/6トークセッションあり 場所：原宿 @Galaxy_Gingakei （渋谷駅徒歩8分、明治神宮前駅徒歩5分） http://www.thegalaxy.jp/access/ 最終日に吉野寿ソロ・ライブあり。 詳細はhttp://crac.jp/rody ４）緊急シンポジウム＜日本軍「慰安婦」問題 日韓政府間「合意」は解決 になるのか!?＞＆外務省前抗議行動 日時：2月5日（金）11:00〜外務省正門前集合 11:00〜11:30 外務省前抗議行動、抗議文提出（HPにて賛同募集中） 12:30〜15:00 緊急シンポジウム シンポジウム会場：衆議院第１議員会館大会議室 ※12時よりロビーにて入館証を配布します。 資料代：700円 緊急シンポジウム発言者：金昌禄 慶北大学法学専門大学院教授「政府間 「合意」の問題点は何か」 李娜榮 中央大学社会学科教授（韓国）「韓国で広がる『合意』反対運動の 現状」 阿部浩己 神奈川大学大学院法務研究科教授「国際的基準に照らして「合 意」を読み解く」 主催：日本軍「慰安婦」問題解決全国行動 TEL 070-1317-5677 e-mail：i_zenkokukoudou@yahoo.co.jp 5)要申し込み 在日韓人歴史資料館土曜セミナー 第91回 「戦後史の中の『和解』―置き去りにされた植民地支配の清算」 日時： 2016年2月6日（土） 14時〜16時 会場： 在日韓人歴史資料館セミナー室（3F） 講師 ： 内海愛子 （恵泉女学園大学名誉教授） 参加費： 1,000円 会員800円 学生500円（要事前申込） 申し込み：TEL : 03-3457-1088 FAX : 03-3454-4926 MAIL : info@j-koreans.org 主催：在日韓人歴史資料館 6)ヘイトスピーチ 差別・排外主義をスルーしないために 日時：2月12日（金）18：30〜 会場：南部労政会館第4会議室（JR「大崎駅」） 講師：安田浩一（ジャーナリスト） 主催：全国一般労働組合東京南部 問合せ先：tel03-3434-0669 ―――――――――――――――――――――――――――――― ●３.ヘイト街宣・デモ 警報 （閲覧注意） ☆カウンター行動（抗議行動）される際は、十分お気をつけ下さい。 経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。 1)日本浄化デモ『第二弾！』 【反日を許すな】 場所：『富士見公園ふれあい広場』（川崎駅東口徒歩25分、バスをお勧めし ます） 集合：1月31日（日）13：30〜14：00 集会：14：00〜14：30 出発：集会終了後、隊伍を組みデモ行進出発 主催：瑞穂尚武会 ※ヘイトスピーチを許さない抗議行動が集合場所、デモコースやヘイトス ピーカーの通過予測地点で予定されています。13時30分に、会場の「富士見 公園ふれあい広場」に抗議の声で埋め尽くそう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― ●４.新聞・雑誌記事・Webより ヘイト抑止条例 差別なき社会への一歩 京都新聞 1月18日 ヘイトスピーチ（憎悪表現）の抑止対策を盛り込んだ全国で初めての条例 が、大阪市議会で賛成多数で可決された。 国会でもヘイトスピーチ禁止を含む「人種差別撤廃法案」が野党議員から参 院に提出されているが、実質的な審議は進んでいない。そのなかで、在日コ リアンの多い大阪市が独自の対策に踏み出した。言葉の暴力を許さない毅然 （きぜん）とした地域社会のモデルを示したい。（中略） 差別禁止や差別撤廃教育への日本の取り組みは遅れており、国連の委員会か らも再三、勧告を受けている。差別の実態把握を進め、社会全体で対策に取 り組む強い意志を示したい。 http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20160118_3.html 関連記事 朝日新聞 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12164464.html?rm=150 琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-206331.html 西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/219659 アメーバニュース http://yukan-news.ameba.jp/20160119-73/ NHK NEWS WEB http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20160121/4615282.html 産経WEST http://www.sankei.com/west/news/160121/wst1601210062-n1.html カナロコ http://www.kanaloco.jp/article/147628 神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201601 /0008744174.shtml どうしんウェブ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial /2-0042024.html --------------------------------------------------------------- 韓国・全羅南道知事 大阪府知事と会談 聯合ニュース 1月20日 韓国南西部、全羅南道の李洛淵（イ・ナクヨン）知事は２０日、大阪府の松 井一郎知事と会談し、投資や観光など両地域の懸案について意見交換した。 会談で李知事は「最近大阪は経済の活力を取り戻しており、東京に奪われた 韓国人観光客数１位の座を取り戻すことを願う」と話した。また「大阪に （本社が）ある住友精化は私が道知事に就任した後、全羅南道に投資した初 めての外国企業」と紹介しながら日本企業との縁を強調した。 これに対し松井知事は、東京五輪の開かれる２０２０年までに大阪府は年間 １０００万人の観光客誘致を目標にしており、韓国人観光客が増える傾向に あると説明。その上で全羅南道からも多くの観光客が大阪を訪れるよう協力 を求めた。 松井知事は先ごろ大阪市議会が「ヘイトスピーチ」（憎悪表現）の抑止対策 を盛り込んだ条例を可決したことに言及。その上で、在日コリアンが最も多 く居住し、多くの韓国人観光客が訪れる大阪で韓国人に対して差別的な考え を持つのは正しくないと強調した。 李知事は会談に先立ち、昨年１２月に全羅南道に５０万株相当のヒノキの種 を贈った土屋品子衆院議員と朝食を共にし、贈り物に対する謝意を伝えた。 http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2016/01/20/0800000000AJP20160120004300882.HTML --------------------------------------------------------------- 『冷血な面々』のなかには、私も入っています―蓮池透さんインタビュー ダ・ヴィンチニュース 1月20日 『アジアの純真』という、2011年に公開された映画がある。 日朝首脳会談がおこなわれ、北朝鮮による日本人の拉致が明るみに出た2002 年、ある街で朝鮮学校の女子生徒が殺される。彼女はチマ・チョゴリを着て いたことで暴漢に絡まれて刺されるも、誰も助けようとしない。しかし双子 の妹は、現場でそれを見ていた少年を引きつれて、社会への復讐を決行す る。最初にターゲットになったのは、拉致被害者家族の男性。グロテスクな 姿で北朝鮮への怨嗟を訴える男性のモデルは、蓮池 薫さんの兄の蓮池 透さ ん、という内容だ。 その蓮池 透さんは2015年12月、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三 と冷血な面々』（講談社）という本を出版した。かつては映画の男性同様の 強硬派として知られ、北朝鮮へ厳しい態度で臨むことを強く望んでいた彼は 今、過去の自分を「非常に恥ずかしい」と感じている。そしてそれ以上に、 安倍政権に対して「早くなんとかしてくれ！」という思いを抱えていると 語った。（中略） 「嫌韓本なら売れても、純粋な韓国文学を翻訳しても売れないからでしょ う。韓国にもすぐれた文学作品があるのに、『韓国が嫌いだからそんなもの は読まない』という風潮があるからか、依頼がなくなってしまった。おかし な世の中ですよね」 「嫌韓」は結果として、拉致被害の当事者も苦しめている。そのことに嫌韓 を煽ってきた面々は、果たして気づいているのか。声を荒らげる前にぜひ、 立ち止まって考えてほしい。 http://ddnavi.com/news/281376/a/ --------------------------------------------------------------- （葦）ヘイトスピーチをしないために 高木智子 朝日DIGITAL 1月21日 「必ず身近にマイノリティーがいるという想像力をもって欲しい」。大阪府 立高校の教諭、肥下（ひげ）彰男さん（５６）の言葉が胸に響く。 ８年ほど前だった。ある男子生徒が「ゴキブリみたいに日本に住み着く連中 は早く自分の国に帰れ！」と校内アンケートに記していた。生徒はネットに あふれる情報からイメージを膨らませていた。「クラスメートで傷つく人が いるかもしれないよ」と伝えたら、「全く考えもしなかった」と驚いたという。 昨今、毒々しい言葉はネットから街に飛び出している。危機感をもった肥下 さんは、大阪市立大大学院の教授の阿久澤麻理子さん（５２）ら１０人で 「地球市民の人権教育」を刊行した。１５歳からのレッスンプランとうたう とおり、高校生からの教材集だ。サッカーでおきた人種差別の事例や在日の 名前、難民問題にも踏みこみ、国際比較できる内容だ。 大阪市では全国に先駆けてヘイトスピーチ（憎悪表現）の抑止を目指す条例 ができたばかりだ。こうした条例がないに越したことはないが、状況はそれ を許さない。若い世代の学びに期待をしたい。 http://digital.asahi.com/articles/ASJ1L5JH4J1LPLZU00K.html?rm=367 --------------------------------------------------------------- 「反トランプ」運動、米国で発足 大物俳優や著名人が続々賛同 AFP BB NEWS 1月21日 米国の劇作家らが20日、米大統領選挙の共和党指名獲得争いで首位に立つ富 豪のドナルド・トランプ（Donald Trump）氏を糾弾する運動「ストップ・ヘ イト・ダンプ・トランプ（#StopHateDumpTrump、ヘイトをやめてトランプを 除去しよう）」を立ち上げた。米大物俳優や作家、知識人らが続々と賛同の 意を表明している。 「トランプ大統領」の誕生を阻止すべく発足した同運動のオンライン署名に は、これまでに歌手・俳優のハリー・ベラフォンテ（Harry Belafonte）さ んや、女優のケリー・ワシントン（Kerry Washington）さん、ジェーン・ フォンダ（Jane Fonda）さん、映画監督のジョナサン・デミ（Jonathan Demme）氏、言語学者のノーム・チョムスキー（Noam Chomsky）氏らが名を 連ねた。 発起人は劇作家のイブ・エンスラー（Eve Ensler）氏、ドキュメンタリー映 画監督で反戦運動「コード・ピンク（Code Pink）」を立ち上げたジョ ディ・エバンス（Jodie Evans）氏、法学者のキンバリー・クレンショー （Kimberle Crenshaw）教授の3人。「憎悪や分断をあおる演説手法を多用し ているにもかかわらず、トランプ氏の選挙キャンペーンは勢いを増してい る。こうした中で、声を上げ行動する機会を米国の人々に提供したい」とエ ンスラー氏は説明した。（後略） http://www.afpbb.com/articles/-/3074020?pid=17210378 --------------------------------------------------------------- NOヘイトの川崎実現を 社会 有志、市民ネットを設立 タウンニュース 1月22日 在日コリアンをはじめとした外国人の差別をあおるヘイトスピーチ（憎悪と 差別の扇動）に、ＮＯの意思表明を――。区内の市民有志が「『ヘイトスピー チを許さない』川崎市民ネットワーク」（関田寛雄代表）を立ち上げ、賛同 団体の呼びかけを行っている。あす23日（土）には東田町で市民集会を開 催。署名活動などを展開し、市や市議会に対策を講じるよう働きかける。 （中略） 23日は午後１時から川崎市労連会館５階講堂で開催。「のりこえネット」共 同代表の辛淑玉（シンスゴ）さんと弁護士の金哲敏（キムチョルミン）さん が講演するほか、クラック川崎、在日コリアンの高齢者や青年などによるリ レートークが予定。さいたま市での取り組みなども紹介される。予約は不要。 http://www.townnews.co.jp/0206/2016/01/22/317289.html --------------------------------------------------------------- ＜金口木舌＞最後の言葉 琉球新報 1月22日 姉は１５歳、弟は８歳だった。両親を亡くしていた。ごった返す列車の中で 弟は履いていた靴をなくしてしまった。姉は弟を叱責（しっせき）する。 「靴をなくすなんて、何てばかなの」 ▼列車の向かう先はアウシュビッツ強制収容所。それが弟と交わした最後の 言葉になった。辛うじて生き延びた姉は戦後、強い後悔の念に駆られ、誓い を立てる。「最後の言葉になったら困るような発言は二度としない」と。あ るテレビ番組で知った ▼あらためて言うまでもなく、言葉は大切だ。沖縄には「くとぅば じんじ けー（言葉は銭使い）」という黄金（くがに）言葉（くとぅば）がある。言 葉はお金のように大切に使いなさいという教えだ。日本には言葉に魂が宿る 「言霊」という考え方もある ▼その対極にあるのが、ヘイトスピーチ（憎悪表現）だろう。少数者を標的 に罵詈（ばり）雑言を浴びせ、個人の尊厳を傷つける。差別と偏見をあおる 言葉は醜く、悲しい ▼大阪市で全国初の対策条例が成立した。街頭デモだけでなく、印刷物やイ ンターネット上の活動も対象で、言葉の暴力は許さないという決意がみなぎ る。一方で国会での規制法案は継続審議のままだ。国連が法的整備を再三勧 告しているが、動きは鈍い ▼ヘイトスピーチは放置するとヘイトクライム（憎悪犯罪）、ジェノサイド （民族大量虐殺）へとつながる。冒頭の姉弟の悲劇を二度と生んではいけない。 http://ryukyushimpo.jp/column/entry-208195.html --------------------------------------------------------------- ヘイトスピーチ 防止策検討、知事に提言 宣言型条例制定など ／香川 毎日新聞 1月23日 特定の民族などへの差別を扇動するヘイトスピーチなどへの対策を求めて、 人権団体や自治体、企業、有識者などで作る「部落解放・人権政策確立要求 県実行委員会」（事務局・部落解放同盟県連合会）は２２日、浜田恵造知事 に対して提言を行った。【深尾昭寛】 ヘイトスピーチに絡んでは、大都市でのデモだけでなく、四国でも徳島県教 組事務所乱入事件や遍路道の休憩所に差別張り紙が貼られる事件が発生。 ＮＰＯ法人「香川人権研究所」に委託した調査研究の報告を受け、実行委と してさらに検討を加え、提言をまとめた。 提言は、人権条例の見直し▽人権問題に関する相談体制の拡充▽人権教育・人 権啓発の充実▽外国籍住民との対話・交流事業の活性化▽ヘイトスピーチ防止 策の検討▽人権政策に関する専門組織の設置??の６点。「ヘイトスピーチ防 止策の検討」では、ヘイトスピーチが重大な人権侵害であることをうたう宣 言型の条例の制定などを求めている。また「専門組織の設置」については、 提言内容の政策立案のため、国内外の情報を収集し、意見や助言を述べる有 識者と当事者からなる「人権政策推進部会」（仮称）を県人権・同和政策協 議会に設けるよう提案している。 提言を受け取った浜田恵造知事は、「提言などを踏まえて、これからも各種 の人権同和政策を推進していきたい」と述べた。 http://mainichi.jp/articles/20160123/ddl/k37/040/406000c --------------------------------------------------------------- ヘイトスピーチ根絶を “オール川崎”で市民３００人集い しんぶん赤旗 1月24日 川崎市川崎区で２３日、「川崎でのヘイトスピーチを許さない！『オールか わさき』市民集会」が開かれました。主催は、「『ヘイトスピーチを許さな い』かわさき市民ネットワーク」（呼びかけ３団体・賛同９０団体、同日現 在）です。 ３００人の参加者は、福田紀彦市長に対して、ヘイトスピーチ（差別扇動行 為）根絶のための基本行動計画を策定し「ヘイト・スピーチを許さない、人 権の街・川崎宣言」を行うよう求める要請書と、市に、国連の人種差別撤廃 条約に基づき措置をとることなどを求める決議を採択。要請書の内容の実現 へ署名を始めることを提起しました。 「のりこえねっと」の辛淑玉（シン・スゴ）共同代表、金哲敏（キム・チョ ルミン）弁護士が発言。辛氏は「世代、民族、性別を超えてつながった 『オールかわさき』は希望の光。新しい力を発信しよう」と述べました。 トラヂの会が「どうしてさべつするの」と書いた横断幕を持って登壇。淡い 緑色のチマチョゴリを着た尹正子（ユン・チョンジャ）さん、金芳子（キ ム・パンジャ）さんが「差別のないまちを守る。ハルモニ（おばあさん）、 頑張りましょう」と訴え、母親が在日韓国人３世の男子中学生は「ともに生 きよう」と呼びかけました。 川崎市議会の、日本共産党、公明党、民主みらいの各会派、県議会の神奈川 ネットの各議員が紹介されました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-01-24/2016012414_01_1.html 関連記事 神奈川新聞 http://www.kanaloco.jp/article/147961 東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201601 /CK2016012402000116.html 木村えい子と仲間たちのブログ http://kimuraeiko.blog.fc2.com/blog-entry-120.html ――――――――――――――――――――――――――――――――― ●５．1月19日のりこえねっとTVダイジェスト 「勝ちにいこう」山内斉×辛淑玉 この番組は以下にアクセスするとご視聴いただけます。 ◎YouTube Live URL: https://goo.gl/OWcGpB 今回は、ドイツからやってきたゲストをお招きしての放送です。ドイツ・ベ ルリンに暮らす山内斉さんは、2年前、「お前が我慢ならない」と言う人物 に罵倒され、殴られて救急車で搬送される怪我をおいました。そんな山内さ んがドイツでレイシストとどう向きあい、どんな思いで過ごしているのか、 そしてどんなメッセージを投げかけたのかを語っていただきます。 「私を殴った親愛なるあなたへ 仕事をオファーする」 まず辛淑玉さんが山内さんを紹介します。2013年9月4日深夜、山内さんはベ ルリンのバス停でドイツ人男性にからまれ、距離を置こうとしたら突然殴ら れた。男は逃げてしまったが、その後に山内さんのとった行動は私には想像 もつかないことだったと語ります。そして山内さんはバス停近くに次のよう な広告を貼った。「私を襲った男を捜している、全ての外国人が嫌いだと叫 んだ人、私を殴った親愛なるあなたへ、憎しみを止めてくれるならあなたに 仕事をオファーする、それは子どもたちの学びの教材の翻訳だ、熱い心が あって何をしていいのかわからないのなら私と一緒に働こう」。山内さんは 何を言いたかったのか、その結果はどうなったのか、また社会にどんな影響 を与えたのだろうか。そして、のりこえねっとの求める方向に近いと思っ た、と。 山内さんは、ドイツでプログラマーとして15年以上住んでいるが、これまで こうした被害や嫌なことをされた記憶はないし、むしろベルリンはかなり安 全だと思っていたと語ります。ネオナチなどの話は聞いてはいたが、急な出 来事で何が起きたのかわからなかった。時間がたって冷静になると、何が起 きたのだろう、彼は何をしたかったのだろうということが一番の疑問として 残った。 山内さんが続けます。私はボランティアとして、世界が問題を抱えているの でみなで生き延びよう、そのために教育で躓いてしまう人々をサポートする 活動を日独英語でやっている。彼はドイツを心配するようなことも言ってい た。ドイツが心配だけれどもどうしていいのかわからなくて殴ったというの ならば、一緒にやらないかという趣旨だった。男が現れることを考えると怖 くもあり、事件後は外では酒が飲めなくなった。 山内さん「なぜ殴ったのか知りたかった」 辛淑玉さんが、ドイツを何とかしたいという熱い思いがあるならばと広告を 使ってメッセージを送った理由を問います。山内さんは、学生の頃に何かし たくても経験も知識もなくてどうしていいいかわからずに不満で鬱々とした 経験があり、積み重なった思いを行動で表現しても独りよがりになったり失 敗したりしたことが頭をよぎったと語ります。そう考えると、彼は何もしな い無責任な人ではなく何かしようとしている人にも思え、周囲からはいろい ろ言われたがなぜ殴ったのか知りたかったからだ。ドイツの新聞からも取材 を受けた。例えば職がないから暴力に走ったとか、いい子にしていたら金を あげるというのは差別ではないかなど、周囲からは賛否さまざまな意見が出 た。決してそういうのではないのだが…。ドイツではレイシズムは犯罪なの で名乗り出てきたら捕まえようとするワナと思われたのではないかとか。そ う思われてもしょうがない。 また山内さんは、2回目の広告は質問に答える内容だったと語ります。教育 の部分が私の最大のテーマであり、才能ある人々が単に教育システムなどの 都合で能力を発揮できないというのは本当にもったいないことだし、人材こ そが資源だと思っている。取材を受けるたびに、レイシズム問題はサブプロ ジェクトで、最大のものは子どもたちが世界を知り世界をどうしていくかを 考えられる教育にあることについても伝えてほしいと言ってきた。だから広 告にもそれが入っている。男は名乗り出てこないが、ドイツとベルリンなど からさまざまなサポートを受けることができたし、教育の翻訳プロジェクト は必ず成功するだろう。 山内さん「日本のレイシズムは人材を無駄にしている」 辛淑玉さんは、結果的に広告を通じて宝を得たとし、そんな山内さんには日 本のレイシズムの嵐がどう映るかと問います。山内さんは、人材が無駄に なっているのではないかと答えます。さまざまな問題の解決に際して差別が あればその才能の部分を不要だとしてしまうのではないだろうか。私の会社 はグローバルで「勝ちにいこう」と思っているので、プログラムさえできれ ば誰でも働ける。経営の話だが、差別によってせっかくの才能を使わないと なると、世界で競争するときに不利ではないか。 辛淑玉さんも、本職で企業内研修をしているが経営者は差別をしているほど ヒマではないと述べ、まっとうな経営にとっては民族・性別・年齢などで差 別するのではなく、その人の才能をいかに開発するのかが求められていると 語ります。だが現在はそうではなく、それは相対的に力を低下させるだけ だ。セクハラ研修でも被害者のことを考える企業は少なくて単にリスク管理 としてやる。心の中から人を大切にしろというのではないが、そうした形で もいいとは思っている。本当に必要と思ったら差別をしているヒマはないだ ろう。教育の場でその人の能力を発見できたらどんなに素晴らしいことか。 いまの仕組みの中に合わせてしまうのはおかしい。 そしてボランティアとして関わっているカーンアカデミー(https://goo.gl /22eExG)について山内さんが説明します。無料で教材を提供しているが、特 徴は、子供は全て違うので自分のペースで学ぶ。授業でみなが全く同じこと を同時に覚えねばならないのは無理がある。次に、理解してから次に進むこ とで、とくに数学は積み重ねが必要な領域だ。 辛さん「ネットだけが世界ではない。世界の良心はもっと大きい」 最後に山内さんは、ヘイトをしている人々と被害を受けた人々に対して、誰 かを違うものとして関わりない存在というよりも、それを知ることで自分の 世界が広がると思うし、その方が面白いだろうと語ります。勉強もそうで、 最初はわからなくともわかったときの面白さがあり、自分がとどまっていた ところから広がった気になる。そういうところが、知ることで自分の世界を 広げる面白さだろうし、学ぶことの一番面白いところだと思う。日本も世界 的にはマイノリティであるのに、その中で好き嫌いというのは私にはよくわ からない。また私はこの一回で終わったという意味で楽だったと思う。ヘイ トを許さないと明文化しているドイツ社会でラッキーだったこともあり、ヘ イト被害者の気持ちは私の想像力を超えているという気もするが、いろいろ な対抗はあると思う。カーンアカデミーは学んでスキルをつけるなど、ネッ トを通じてより広い場への可能性を開く道などもあるだろう。 辛淑玉さんも、ネットだけが世界ではない、世界は広く、世界の良心はもっ と大きく、胸の痛みがわかる人々が世界中にたくさんいる。出会いそこなわ ないでほしい。出会えば必ず前に行けるし勝ちにいけると力を込めます。そ してドイツでレイシストとどう向きあってきたのか、どんな思いでいたの か、どんなメッセージを投げかけたのか、これは私も学びたい。 （まとめ文責・のりこえねっと事務局） ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ●６．編集後記 ここのところ寒い日が続きます。特に大雪・寒波に見舞われた地域の皆様に はお見舞い申し上げます。私も寒いところにいると体調を崩しがちなのです が、今度の川崎のヘイトデモは本当に許せない。何とかカウンターに参加し たいと思っています。 （か） ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★メールアドレスのご変更、配信停止、お問い合わせ等は下記フォームより ご連絡下さい。 https://www.norikoenet.org/mail_form/contact2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■のりこえねっと通信 0111号 2016年1月26日発行 mailmag@norikoenet.org(配信専用) 発行：のりこえねっと事務局 運営団体：のりこえねっと 〒169-0072 東京都新宿区大久保2-7-1大久保フジビル 311 ペンの事務所気付 Tel.03-5155-0385/Fax.03-5155-0383 公式サイトURL http://www.norikoenet.org/ Twitter https://twitter.com/norikoenet Facebook https://www.facebook.com/norikoenet/?fref=nf (C) のりこえねっと All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Created by staff01. Last modified on 2016-01-26 11:48:07 Copyright: Default