求められるのは廃止ではなく充実〜「都立小山台高校定時制の存続を求める会」が発足 | |||||||
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求められるのは廃止ではなく充実〜「都立小山台高校定時制の存続を求める会」が発足湯本雅典*第一回存続を求める会 昨年11月東京都教育委員会は、都立高校改革推進計画(案:以下「推進計画」)として都立定時制高校4校(小山台、雪谷、立川、江北高校)の廃校方針案を発表した。都教委はその理由を「勤労青少年の生徒は減少の一途をたどり、多様な生徒が在籍するようになっており、それぞれの状況に応じた指導を行う必要が生じています。」「全日制・定時制併置校には、施設の共用による利用上の時間的制約があり、定時制課程・全日制課程双方にとって十分な指導時間が確保できない状況があります。」(「推進計画」案25ページ)としている。 都立小山台高校定時制(略称:「こやてい」)には、様々な苦難を抱えた生徒や外国籍生徒が在籍している。外国籍生徒は15か国に及び、生徒たちは教科だけでなく部活動や多文化共生と人権を大切にする取り組みを通して、一人の市民として共に生きていくために必要なことを学んでいる。そしてその教育活動は学校関係者だけでなく、地域や、専門家にも支えられここまで築きあげられてきたものだ。
1月28日、都教委定例会にこの問題が議題として出された。そこで紹介されたパブリックコメントは252件、うち都立高校廃校についての意見は177件もあった。(詳しくは根津公子さんの「都教委傍聴記」に詳しい) 1月23日、「こやてい」の同窓生やこれまで「こやてい」の多文化共生と市民科の教育にかかわってきた人たちにより「都立小山台高校定時制の存続を求める会」が発足した。会の発足を呼びかけた元小山台高校定時制教員は、「今求められるのは定時制の廃止ではなく、その充実です」と語った。都教委は2月の定例会(期日は未定)でもこの問題を議題にする予定だ。 ・夜間定時制高校4校の廃止(閉課程)に反対する東京弁護士会会長声明 Created by staff01. Last modified on 2016-02-04 00:49:06 Copyright: Default |